日本統治時代に台湾四大温泉とよばれたうちの一つ、関子嶺温泉。
 世界でも有数の泥湯温泉に行ってみる。


関子嶺温泉は台南市

 日本統治時代、台湾四大温泉というのが言われており、草山温泉(陽明山温泉)・北投温泉・関子嶺温泉・四重渓温泉がそれにあたる。それぞれ特徴的な温泉だが中でも関子嶺温泉は、日本の霧島温泉、イタリアのヴルカーノ島とならんで世界三大泥温泉と言われてるらしい(誰が言ってるのかは知らん)。
 というわけで、関子嶺温泉は台南市にあるので行ってみた。
 同じ台南市とはいえ、台南市は巨大なのでかなり遠かったよ。


まずは台鐵で出発

 さて、ホテル目の前の台南駅から台鐵で出発。
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 このなぜか懐かしい感じがする駅も、いつなくなるんだろう。
 現在地下化工事中のはず。
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 莒光号562車次台北経由花蓮行。すげー長い距離走るなぁ。
 九州に例えると川内から博多経由大分ぐらいまで走るイメージ。
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 台湾ではまだまだ現役の客車列車。さすがに莒光号は手動ドアはなくなったんだっけ?
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 車内はそれほど混んでおらず快適。
 莒光号は日本で言えば急行列車にあたる……が日本に急行列車がほとんどないのでもうイメージわかないかな。
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 30分ほど乗って、新營駅に到着。
 ここも味があるいい駅だ。


白河行きのバスに乗り換え

 次は駅前の新營客運バスターミナルから白河行きのバスに乗る。
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 駅前広場に面しているのですぐわかると思う。
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 台湾のちょっと田舎のバスターミナルって南国のゆったりした空気が流れてる。ドアもなく冷房もない待合室だけど、なぜかちょっと涼しい。イスに野良猫が寝てたりして、あのバスターミナルの時間の流れ方が好き。
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 マイクロバスに使うバスの行き先表示と同じものがバスターミナルの発車案内として設置されている。
 別のモニターにはあと何分で着くとかでてるし、スマホでも調べられるよ。
 ここから乗るのは黄幹線の白河行き。バスはおおよそ1時間に2-3本ぐらい出てる。
 新營~白河~関子嶺の乗継時刻表は↓のページの下の方を見てね。
 
 来たのは普通のサイズのバスだった。
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 白河までバスで20分。それほど遠くない。
 運賃はICカードを使えば19元。クソ安い。これは台南市が一定の距離までバス運賃無料政策をやってるため。なので、現金で乗ると補助金が出なくて運賃は45元になる。


関子嶺行きのバスに乗り換え

 白河もバスターミナルがあるが、ちょっと新しい。
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 でも、バスの行き先表示を転用した発車案内はここにもあった。
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 今度乗るバスは黄12か黄13系統。
 一応、嘉義から来る7214系統バスに乗っても関子嶺には行けるけど、バス停の場所が違うので乗継が不便。あと、7214系統は台南市バス運賃無料対象外なので、ちょっと高い。まぁ、どちらも合わせて1時間に1本程度走ってるので、時間と相談で。


いよいよ関子嶺へ

 白河からはバスでやはり20分程度。
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 新榮客運(バス)のルールが窓に貼ってあった。
 書いてあることは当然のことばかりなんだけど、注目は左下。
 「降りる時は運転手に謝謝と言おう」
 そうだよ。その気持ちと表すことが大切だよ。そしてみんな降りるときに「謝謝」と言っていた。私も言った。
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 山間の温泉地にやってきた!
 思えば遠くまできたもんだ。
 温泉街には終点の一つか二つ前の寶泉橋か好漢坡で降りるのがいいかな。
 私は終点まで行って散歩がてら下り坂をとことこ歩いたけど。
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関子嶺のバス停。なんか時刻表が張り紙ばかりで信用していいのかどうか不安になるような感じだった。
 まぁ、たぶん合ってると思うんだけどね。