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タグ:広島

 まだまだ中国山地を駆け抜ける。


芸備線の始発列車

 今日は早起き。なんせ、この後の予定を考えると、始発列車に乗らなきゃならない。
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 芸備線新見駅発備後落合行きの始発は新見5時18分発、備後落合に到着するのは6時34分。
 この列車に乗るには新見に宿泊しなければならない。
 こんな時間に乗る乗客はいるのかって?
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 いないよ。だって、これ備後落合から新見に行く列車を運転するための送り込み回送を、「まぁ、乗せてやるか」ってだけで客扱いしているだけだから。ちなみに、この始発列車は後日土砂に乗り上げて横転して廃車になるぐらいの事故が起きたけど、この時も乗員1名乗客0名だった。
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 そんな快速列車で出発!


極寒の備後落合駅

 というわけで6時34分に備後落合駅に着く。
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 まだ夜明け前の小さな駅にディーゼルエンジンが鳴り響く。
 芸備線の三次行きの始発列車がこちらの到着を待っていた。
 接続を受けて……と言っても乗ってきた乗客は私だけだし、周囲にあまり人家もないので誰も乗せずに三次行きの始発列車は出発していった。私が乗ってきた列車もその前に折返し新見行きとして出発していった。
 そして、恐ろしいほどの静寂がこの駅に訪れた。
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 列車は三方向合わせてこれしかない。
 外気温は-1℃。駅舎内に暖房は入っていないので4℃。寒い。寒すぎる。
 この駅でおおよそ2時間45分待たなきゃならない。
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 20分ほどすると空が白み始めた、
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 この備後落合駅の平均乗降客数は17名。
 このように転車台があった駅であり、3方向から線路が合流し、分割併合機関車交換など運転上の重要な駅であったため、働く職員は最盛期100人を超えていた。今では職員は一人もいない。
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 寒さに耐えることしばし。8時16分。芸備線の三次からの列車が到着。
 あまりの寒さに、乗らないけれど車内で待機させてもらう。
 木次線の列車が到着するまで待てるのはありがたい。
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 9時6分、木次線の列車も到着。
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 備後落合駅には3方向から列車がやってきて、また元の道を戻っていく。
 気づいた人もいるかもしれないけれど、使用している車両は全てキハ120だが、帯の色は3方向とも違う色の車両がやってくる。ここはJR西日本の広島支社、岡山支社、米子支社の境界となる駅なので、それぞれから違う帯の色の車両がやってくるのだ。


木次線でGO!

 さて、やっと待ち時間が終わり木次線の車両へ。
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 すげー、見事なほどのオールロングシート。
 備後落合出発時点で乗客は2名。この列車に乗る方法は3つしかない。

①木次駅から備後落合行き始発列車に乗る。
②三次駅から備後落合行き始発列車に乗る。
③新見駅から備後落合行き始発列車に乗る。

 木次・三次・新見のいずれかに宿泊しなきゃならないので、難易度高いな。自分で言うのもなんだけど。
 9時20分に出発。
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 道中、日陰の部分ではうっすら雪があった。
 途中の三井野原とか、ほとんど雪がなかった。スキー場があるくらいの場所なのに、この時期でこの雪のなさはヤバいと思う。


出雲坂根でスイッチバック

 木次線には急勾配を避ける設備としてスイッチバックがある。
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 左は、これから方向転換して進む予定の線路。
 分岐器の部分にはスノーシェルターがある。それくらいの雪深さのハズなのに、この時期に雪はない。
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 行き止まり~。
 これから、方向転換してさらに下っていく。
 終端側には中継信号があるんだね。いまでこそ1両のディーゼルカーだしワンマンなので、きちんと向きを変えて走っているけれど、機関車列車だと車掌が安全確認しながらバック運転をしていたんじゃないかと思う。
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 下っていくと再び方向転換して進む予定の線路と合流。
 こうやって見るとけっこうな勾配だよね。
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 というわけで、やっと駅に到着。


その後、出雲市へ

 木次で乗り換え宍道まで、木次線の旅。
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 宍道駅で乗り換えた山陰本線の電車がなかなかの改造車。
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 出雲市駅に到着すると、こいつがいたよ。
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 なんだっけ?「ぐったりやくも」だっけ?
 普通の乗っていても吐くと噂の列車。
 ついにこの列車が国鉄時代からのトレインマークを使う最後の列車になると思わなかったなぁ。
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 愛媛編と広島編に分けてみたものの、広島編はあまり分量がないね。
 後半、時間に遅れるかもって焦ってた。


しまなみ海道後半戦

 さて、さてさて、愛媛県から島々をアイランドホッピングして、ついに広島県へ渡る。
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    画像出典:Wikimedia commons 作者:Lincun この画像のライセンス:CC BY-SA 3.0

 前回、大三島を巡るところまでやってきた。丁度上の地図の中央まで。
 ここからはさらに島を渡ってついに広島県上陸!
 長かったぜー!書くのも長い!


7本目:多々羅大橋(大三島~生口島)

 ついに県境を越える。
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 逆Y字型の斜張橋になっている。姿が美しいね。普通の吊り橋とは違った美しさがあるね。
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 この橋は原付と自転車歩行者とは分離式になっている。
 正直自転車の人たちがいると、ちょっと恐いので安心して渡れる。
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 さぁ、県境を越えて広島県が近づいてきた。
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 ついに広島県だよー。通行料は100円。ちょっと距離が長いので高くなってる。
 ちなみに、広島と愛媛の県境を船以外でまたげるのは、とびしま海道を構成する中ノ島~岡村島間の岡村大橋と、しまなみ海道を構成する生口島~大三島間の多々羅大橋、そしてもう一つなんと瓢箪島の陸上にある。瓢箪島は小さな小さな島なのに県が分断されている。昔、昔の激しい縄張り争いの結果そうなった。民話にも登場するくらいの話なので相当激しかったと思われる。島には明治時代に打たれた境界石もあるとのこと。
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 多々羅大橋からもこの瓢箪島が見える(この角度では瓢箪に見えないけど)。
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 さぁ、広島県生口島に上陸。もう尾道市だ。


6島目:生口島

 生口島の中心地は瀬戸田という。
 瀬戸田と言えば瀬戸田レモンが有名で、国内生産量の3割をしめる。
 瀬戸田レモンの産地はこの生口島と隣の高根島である。
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 瀬戸田から高根島に渡る、高根大橋もレモン色!
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 先ほどと同じ写真だけど、この斜面に生えてるのは全部レモン!
 むかーし、ここに来たときは瀬戸田に泊まったなぁ。風呂は温泉ではないけど、レモンが浮かぶレモン風呂だった。
 瀬戸田は江戸時代などは栄えた場所で、本気で観光するにはちょっと時間が足りないので、先へ進む。


8本目:生口橋(生口島~因島)

 さあ、渡るよ。
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 通行料は50円。
 1991年開通で、しまなみ海道開通よりも古い。
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 今度はA型の斜張橋。
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 さぁさぁ、海を渡るよ。
 正直、走ってたときも景色に飽きてきたし、書いてても飽きてきた。ごめん。
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 うぉっ!なんか因島の方が都会感がある。
 ホント、なんでだろ。なんとも言えない都会感。都会じゃないけど。
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 橋の全景。
 こうやって何本もの橋があって、島の生活を支えているんだなぁとしみじみ。


7島目:因島

 さて、因島。
 今までの島々も造船所とかあったりしたけど、どちらかと言えばのんびり田舎感が溢れていた。
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 因島に来ると大きな造船所がかなり多い。大きなクレーン船もいた。
 元々の因島市の市制施行が1953年、この島が本土とつながったのは1983年なので、昔から造船業で発達していたと言える。そういう意味では1999年につながった愛媛県の島々に比べたら都会というか、何というか。
 というわけで、ここも特に観光せずスルー。だって、時間がない!


9本目:因島大橋(因島~向島)

 さー、渡るよー(飽きた)。通行料50円。1983年開通。
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 因島大橋は今までと全く構造が違う。
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 吊り橋なんだけど、上が車道で、下が原付自転車歩道になっている。一応、でこぼこで歩行者とそれ以外に分けられているけど、なんだか圧迫感があって、ちょっと恐い。尾道から自転車でやってくるファミリー層は体力的にこの辺が限界なのか、自転車交通量は格段に多くなった。
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 金網があるので、景色もあんまり良くない。
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 橋としての美しさはいいんだけどなぁ。
 ちょっと渡っててがっかりする。やはり愛媛側のインパクトはデカい。


8島目:向島

 向島上陸!
 この島は尾道駅から見て向かいに見える島。もうここまでやってきた!
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 向島は隣の岩子島と向島大橋でつながっている。
 ちょっと変わったアーチ橋だね……と思ったらアーチ橋の車道とトラス橋の歩道が並んで架かっている。
 ちなみに、日本で最初に農道が海を渡ったところらしい。
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 ここで結構遅めのお昼ご飯。
 なので、ラーメン食べる。
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 尾道ラーメンとは違う、細麺で甘めの味。背脂浮いてるけど、甘めの醤油。
 まあ、普通においしかったよ。


10本目:尾道大橋(向島~尾道)

 さて、最後の10本目。
 最後の橋は償還が終わったため通行料無料の尾道大橋。1968年開通。
 この橋は自転車で渡るのはほぼ不可能、原付(50cc)で渡るのは危険、原付(125cc)で渡るのは要注意である。歩道と車道しかないため、自転車や原付は車道を走る必要があるためだ。そして、車の通行量がむちゃくちゃ多い。よって、基本的にはこの区間はたくさんある渡船に乗って海を渡るのが推奨されている。
 とはいえ、普段から125ccのバイクを乗り回している人なら平気だろう。
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 手前が新尾道大橋(高速道路)、奥が尾道大橋(一般道)。
 走ってみたが、やはり50ccの法定速度で走ると車に轢かれそうになると思われるし、自転車なんて論外って感じだった。なので、みんなおとなしく渡船に乗ろうね。
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 渡船乗り場はたくさんあるのでね。写真は尾道駅前の渡船乗り場。
 ちなみに走っているとき思ったけど、歩行者がどうやって歩くのか謎だった。なんかケーブルがあったりして、とても人が歩けるような状況じゃなかった。


尾道駅に到着!

 やったついに着いたよ!
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 いやぁ、長かったね。
 ホントに長かった。市内で給油してバイクを返却。
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 焦ってたせいか、時間をちょっと余らしてしまったので、またラーメン食べちゃった。
 あぁ、なんかがっつり感が尾道ラーメンだなぁって思った。
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 盗んだバイクでは走り出さない。


白市駅から尾道へ

 白市駅から尾道駅まで電車。
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 広島空港最寄り駅とはいえ、田舎の駅感が炸裂。
 まぁ、山陽道が通行止めにならない限り、普通に広島駅までバスに乗るよね。っていうか広島空港が広島から遠すぎ。
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 おおー、新車や!
 國鐵廣島などと揶揄されたのも今は昔。今じゃ新車が走ってるもんなー。
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 とはいえ、糸崎で乗り換えたら末期色だった。
 まぁ、これだよね、JR西日本って。なんか安心した。


尾道で原チャリ借りる

 さて、尾道。
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 久しぶりだなぁ、尾道。
 以前来たときとは駅舎がすっかり変わっている。
 前にいつ来たか忘れたけど。
 広島空港で電話しておいたレンタルバイク屋さんと落ち合う。
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 コイツが今日と明日の相棒。
 原チャリというか原付2種125ccのバイク。
 一応、小型二輪AT免許持ってるからね。さすがに50ccじゃ色々とキツいと思う。
 というわけで、よろしくね。


しまなみ海道?いいえ違います!

 さて、尾道で原チャリといえばしまなみ海道だよね!
 でも、今日は行かない(いや、正確には行くんだけど)。
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 さぁ、今日はまず西へ向かうよ!三原を越えて、目指すは呉(のちょっと手前)。距離は70km!
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 道中長いぜ!途中で大芝島への橋を見つけたので渡ってみた。
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 それにしても島はいいのぅ。
 そして、寒い。ワークマンのイージスを着てるけど寒い。この時期にバイクで走るっていうのが、ちょっと頭おかしいんだけどさ。
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 安芸川尻駅の近くでねぎ炸裂お好み焼きを食べて、さらに先へ進むぜ!
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 呉には謎の店があるという。

 その店はジンギスカンが名物だが、肉は羊ではない。
 その店はジンギスカンが名物だが、ラーメンがうまい。

 おかしい。何かがおかしい。

 というわけで行ってみた。
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 呉市内のジンギスカンの店、関白。
 店内入ると昭和テイスト炸裂。
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 メニュー。値段は書いてないけど、テーブルの上にあるメニューはもっと詳しくて、値段も書いてある。
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 まずはヱビスから。生中が700円ぐらいで、高く感じるかもしれないが、量が多い。たぶんこの生中はよその生大ぐらい。それくらいでかい。しなみに生大は1リットルある模様。
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 全力で加熱!火柱が立つこともあるが、気にしないこと。
 ジンギスカン用の鉄鍋を全力加熱。
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 豚足と耳のミックス。野菜の上に、豚足と耳がぶちまけられております。
 羊のジンギスカンを想像すると、違和感しか感じない。ただ、そういう料理だと思うと、なかなかうまいよ、これ。
 特製タレかポン酢で食べる。もうコラーゲンたっぷり。

 他の肉だと、野菜の種類が変わったりするみたいなので、結構こだわっている模様。
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 ラーメンはレモンをかけて食べる。テールスープを使っているみたいで独特な味。
 甘みのあるスープで、こんなラーメン食べたことない。レモンを入れると味がきゅっと引き締まる。
 これはこれでうまい。

 呉に行ったら一度食べてみるといいよ!なんか、色々と衝撃を受ける。
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