さぁ、帰るっぺよ。
今治からしまなみ海道経由で尾道まで戻る。
行きはとびしま海道を通ってきたけれど、帰りはベタにしまなみ海道を通る。
画像出典:Wikimedia commons 作者:Lincun この画像のライセンス:CC BY-SA 3.0
左の青線が安芸灘とびしま海道、右の緑線が瀬戸内しまなみ海道。実際にはこの緑線は西瀬戸自動車道を示しており、自転車や原付は各島内では一般道を迂回して走ることになる。
世界的にも有名になったサイクリングロード。ここを走ると絶景だ。車で行くと高速道路なのであっという間に過ぎてしまうし通行料が高いけど、自転車なら無料、125cc以下原付なら安価。時間も体力も使うけど、原付ならなんとかなる!でも、危ないから練習してから走ってね。素人の事故は結構多いので。
こうやって見ると、前日尾道から呉まで走って安芸灘とびしま海道通って、大三島からしまなみ海道で今治まで行くってかなり無茶なプランだったな。確かにしんどかった。反省。
前回は原付で2008年に行ってるので9年ぶり。この時は今ほど有名じゃなかったなぁとしみじみする。
さて、早起きして行くよ!
まずは、橋を渡る前に今治側の自転車で渡る人向けの基地となっているサンライズ糸山へ。
ここで、トイレや服装などをチェック。準備ができたら出発。
橋によって違うけど、ここは原付専用の道路と自転車歩行者向けの道路に分かれている。
見ての通り、結構しっかりした高架橋による道路が整備されている(写真の高架橋は車道ではない)。
さぁ、渡るぞ!
橋の上はこんな感じ。
来島海峡上の橋は、歩行者・自転車と原付が完全に分離されていて、北側が歩行者・自転車道、南側が原付道になっている。原付道とはいえ、まんま歩道と変わらない設計なので、橋の柱などによって道がくねっている部分があるので注意が必要。制限速度は30km/h。まぁ、守っている人がいない感はあるけどね。
さて、途中の馬島が見えてきた。
さて、馬島に到着。
ここは、車だと地元民や緊急車両、配達車両など特別な許可を得た車しか降りることができないが、歩行者自転車原付は自由に降りることができる。エレベーターで!
今治~馬島間の通行料は100円。このエレベーターのドアの横にあるゴミ箱みたいなの(失礼!)が、料金箱なのでそこに100円を投げ入れる。なお、馬島で降りない場合は別に料金所があるのでそこに入れる(後述)。
ちなみに、原付道とエレベーター挟んで反対側はバス停になっている。
エレベーターで降りてきた。原付をエレベーターに載せることってここぐらいでしかないんじゃないか?
出っ張っているところがエレベーター。
とりあえず馬島から来島第三大橋を撮影。
まぁ、あれだ。島自体には観光スポットは何も無い。マジでない。
さて、原付旅を続けよう。
再度エレベーターに乗って橋上へ。
馬島エレベーターのすぐそばに料金所がある。
馬島から走る場合はここで100円、今治からそのまま走る場合はここで200円払う。
もちろん賽銭箱方式なので、おつりは出ないから注意。
さてさて、再度の橋の上。
かなり高いところを渡っているので、高所恐怖症の人は無理かもしれない。高さは78mとか。
朝日を浴びて走って行く。
気温が上がってきて一安心。朝は死ぬほど寒かった。
というわけで、大島に上陸。
さて、大島の中は原付道も自転車道もないので、一般道路を走る。
まずは、亀老山展望台へ。
来島海峡に架かる橋が、全て見渡せる。
いやー、すばらしいな。ホントに素晴らしい。
本来ならば最短ルートの道があるのだけど、内陸を走って面白くないので、外側を遠回り。島の西側を走る。
途中ではとことこ走る路線バスを追い抜いた。
ビックリするぐらい穏やかな瀬戸内海沿いを走ると、心も穏やかになる。
さて、また橋を渡る。
こちらは大島大橋。この先の伯方橋と合わせて「伯方・大島大橋」と称することが多い。
原付道を上がっていくと料金所。
料金は伯方島まで50円。
賽銭箱に50円投げ入れる。
ちなみに50円なかったときに、次の料金所で2橋分の100円払っちゃダメなのかな。まぁ、ダメなんだと思うんだけど、取り締まる人がそもそもいない。
ここからは原付や自転車、歩行者が混在して渡ることになる。
特に自転車と原付は同じレーンを走るので注意が必要だ(歩行者はめったにいない)。
この橋は将来の拡幅用地なのか、海までちょっと距離があるところしか走れない。
ちょっと残念。
うっかり通り過ぎてしまいそうな無人島が途中にある。
大島大橋の渡り終わったところに直角で分岐する道がある。
写真は大島方向に向かって撮影しているので、右に分岐しているけど、大島方向から来たら左に分岐する。
見近島と呼ばれるこの島は、しまなみ海道で渡れる橋のうち唯一の無人島だ。
分岐の道からわかるとおり、原付・自転車・歩行者でないとこの島には上陸できない。
ここには無料のキャンプ場があって、テントを持ってくれば宿泊することができる。
さて、元の橋に戻る。
えーっとこの橋はあまりにも短かったので写真が残ってない。
はっかったっのっしおっ!で有名な伯方島。
伯方の塩の伯方塩業の伯方本社と伯方工場がこの島にあるけど、見学施設はこの次の大三島にある。
夜遅くまでやっているガソリンスタンドがあるのはこの島!朝6時~夜22時まで営業している。
警察署もこの島にあり、しまなみ海道で言えば大島~伯方島~大三島が管轄となっているので、この地域では中心的な役割を果たしている。大島よりも大三島よりも面積は小さいんだけどね。おそらく伯方島の南側にある上島町の島々も管轄しているので、そちらへの交通の便も考えられているのだろうと思う。
……ってつらつら書いてきたけど写真がない。
さて、6本目の橋を渡る。まぁ、一般的な感覚で言えば3本目だけど。
この橋がしまなみ海道で一番最初に開通した橋である。1979年開通。
こちらの橋だけが唯一のアーチ橋となっている。通行料は50円。
ちょっと正直景色に飽きてきた。
大三島に上陸。
アーチのカーブが美しいね。
この地域に来たら、何をしなきゃいけないかだって?
そりゃ伯方の塩の工場見学っしょ!
というわけで下道を走ることしばし、伯方塩業の大三島工場に到着。
入口には「はっかったっのっしおっ!」っと奏でられる鐘が置いてある。
以前来たときはかなり大きな音を出していたが、ハンマーに細工されてそれほど大きな音が出なくなっていた。
工場内部は写真撮影厳禁。まぁ、海外から持ってきた塩を瀬戸内海の海水に溶かして、海水を蒸発させて塩を作るという工程になっている。ちなみに行くとお土産で塩をくれる。
伯方の塩をかけたソフトクリームも食べられるぞい!
工場の見学施設からちょっと離れたところ(歩くには遠い)に伝統的な製塩施設が作られていて、見学することができる。
流下式枝条架併用塩田とされるこの施設は、まず塩田で海水を流して天日による濃縮を行い、そのあとこの施設の上から流して風によって水分を飛ばして、濃い海水を作ることを目的としている。最終的にこれを煮詰めて塩ができる。
製塩史上最も食用に適していた塩と言われており、昭和30年代~昭和40年代前半頃に製造されていた方法を忠実に再現している。
詳しくは伯方の塩ホームページを見てみよう!
さて、道中も終わりにさしかかってきたけど、ここで伊予国一之宮である大山祇神社へ参拝に行く。伯方の塩の工場から近い場所にある。
全国にある三島神社はここと静岡の三嶋大社が総本社であり、伊予国の一之宮である。
伊予の場合、一之宮は離島にあるのだ。 おそらく、瀬戸内海の海運が古くから発達し、風待ちなどで待避した港がこの付近島々にあったことによるであろう(根拠なし)。昔はどの島もどこよりも栄えていたのだ。 山の神でありながら渡しの神でもあり、海上交通安全の守護神とされる。
ご神木である楠の巨木が有名。樹齢推定2,600年。
ただ、相当弱っているらしく、近くには入ることができない。
安全に道中過ごせたことを感謝し、この後の道中の安全を祈願した。
さてさて、盛りだくさんでお伝えしてきたしまなみ海道。
これだけ写真もりもりでもまだ愛媛県。次回は後半戦広島県に突入するよ!
今治からしまなみ海道経由で尾道まで戻る。
しまなみ海道は原付で行くべし
行きはとびしま海道を通ってきたけれど、帰りはベタにしまなみ海道を通る。
画像出典:Wikimedia commons 作者:Lincun この画像のライセンス:CC BY-SA 3.0
左の青線が安芸灘とびしま海道、右の緑線が瀬戸内しまなみ海道。実際にはこの緑線は西瀬戸自動車道を示しており、自転車や原付は各島内では一般道を迂回して走ることになる。
世界的にも有名になったサイクリングロード。ここを走ると絶景だ。車で行くと高速道路なのであっという間に過ぎてしまうし通行料が高いけど、自転車なら無料、125cc以下原付なら安価。時間も体力も使うけど、原付ならなんとかなる!でも、危ないから練習してから走ってね。素人の事故は結構多いので。
こうやって見ると、前日尾道から呉まで走って安芸灘とびしま海道通って、大三島からしまなみ海道で今治まで行くってかなり無茶なプランだったな。確かにしんどかった。反省。
前回は原付で2008年に行ってるので9年ぶり。この時は今ほど有名じゃなかったなぁとしみじみする。
1本目:来島海峡第三大橋(今治~馬島)
さて、早起きして行くよ!
まずは、橋を渡る前に今治側の自転車で渡る人向けの基地となっているサンライズ糸山へ。
ここで、トイレや服装などをチェック。準備ができたら出発。
橋によって違うけど、ここは原付専用の道路と自転車歩行者向けの道路に分かれている。
見ての通り、結構しっかりした高架橋による道路が整備されている(写真の高架橋は車道ではない)。
さぁ、渡るぞ!
橋の上はこんな感じ。
来島海峡上の橋は、歩行者・自転車と原付が完全に分離されていて、北側が歩行者・自転車道、南側が原付道になっている。原付道とはいえ、まんま歩道と変わらない設計なので、橋の柱などによって道がくねっている部分があるので注意が必要。制限速度は30km/h。まぁ、守っている人がいない感はあるけどね。
さて、途中の馬島が見えてきた。
1島目:馬島
さて、馬島に到着。
ここは、車だと地元民や緊急車両、配達車両など特別な許可を得た車しか降りることができないが、歩行者自転車原付は自由に降りることができる。エレベーターで!
今治~馬島間の通行料は100円。このエレベーターのドアの横にあるゴミ箱みたいなの(失礼!)が、料金箱なのでそこに100円を投げ入れる。なお、馬島で降りない場合は別に料金所があるのでそこに入れる(後述)。
ちなみに、原付道とエレベーター挟んで反対側はバス停になっている。
エレベーターで降りてきた。原付をエレベーターに載せることってここぐらいでしかないんじゃないか?
出っ張っているところがエレベーター。
とりあえず馬島から来島第三大橋を撮影。
まぁ、あれだ。島自体には観光スポットは何も無い。マジでない。
2・3本目:来島第二・第一大橋(馬島~大島)
さて、原付旅を続けよう。
再度エレベーターに乗って橋上へ。
馬島エレベーターのすぐそばに料金所がある。
馬島から走る場合はここで100円、今治からそのまま走る場合はここで200円払う。
もちろん賽銭箱方式なので、おつりは出ないから注意。
さてさて、再度の橋の上。
かなり高いところを渡っているので、高所恐怖症の人は無理かもしれない。高さは78mとか。
朝日を浴びて走って行く。
気温が上がってきて一安心。朝は死ぬほど寒かった。
というわけで、大島に上陸。
2島目:大島
さて、大島の中は原付道も自転車道もないので、一般道路を走る。
まずは、亀老山展望台へ。
来島海峡に架かる橋が、全て見渡せる。
いやー、すばらしいな。ホントに素晴らしい。
本来ならば最短ルートの道があるのだけど、内陸を走って面白くないので、外側を遠回り。島の西側を走る。
途中ではとことこ走る路線バスを追い抜いた。
ビックリするぐらい穏やかな瀬戸内海沿いを走ると、心も穏やかになる。
4本目大島大橋(大島~見近島)
さて、また橋を渡る。
こちらは大島大橋。この先の伯方橋と合わせて「伯方・大島大橋」と称することが多い。
原付道を上がっていくと料金所。
料金は伯方島まで50円。
賽銭箱に50円投げ入れる。
ちなみに50円なかったときに、次の料金所で2橋分の100円払っちゃダメなのかな。まぁ、ダメなんだと思うんだけど、取り締まる人がそもそもいない。
ここからは原付や自転車、歩行者が混在して渡ることになる。
特に自転車と原付は同じレーンを走るので注意が必要だ(歩行者はめったにいない)。
この橋は将来の拡幅用地なのか、海までちょっと距離があるところしか走れない。
ちょっと残念。
3島目:見近島
うっかり通り過ぎてしまいそうな無人島が途中にある。
大島大橋の渡り終わったところに直角で分岐する道がある。
写真は大島方向に向かって撮影しているので、右に分岐しているけど、大島方向から来たら左に分岐する。
見近島と呼ばれるこの島は、しまなみ海道で渡れる橋のうち唯一の無人島だ。
分岐の道からわかるとおり、原付・自転車・歩行者でないとこの島には上陸できない。
ここには無料のキャンプ場があって、テントを持ってくれば宿泊することができる。
5本目:伯方橋(見近島~伯方島)
さて、元の橋に戻る。
えーっとこの橋はあまりにも短かったので写真が残ってない。
4島目:伯方島
はっかったっのっしおっ!で有名な伯方島。
伯方の塩の伯方塩業の伯方本社と伯方工場がこの島にあるけど、見学施設はこの次の大三島にある。
夜遅くまでやっているガソリンスタンドがあるのはこの島!朝6時~夜22時まで営業している。
警察署もこの島にあり、しまなみ海道で言えば大島~伯方島~大三島が管轄となっているので、この地域では中心的な役割を果たしている。大島よりも大三島よりも面積は小さいんだけどね。おそらく伯方島の南側にある上島町の島々も管轄しているので、そちらへの交通の便も考えられているのだろうと思う。
……ってつらつら書いてきたけど写真がない。
6本目:大三島橋(伯方島~大三島)
さて、6本目の橋を渡る。まぁ、一般的な感覚で言えば3本目だけど。
この橋がしまなみ海道で一番最初に開通した橋である。1979年開通。
こちらの橋だけが唯一のアーチ橋となっている。通行料は50円。
ちょっと正直景色に飽きてきた。
大三島に上陸。
アーチのカーブが美しいね。
5島目-1:大三島・伯方の塩工場見学
この地域に来たら、何をしなきゃいけないかだって?
そりゃ伯方の塩の工場見学っしょ!
というわけで下道を走ることしばし、伯方塩業の大三島工場に到着。
入口には「はっかったっのっしおっ!」っと奏でられる鐘が置いてある。
以前来たときはかなり大きな音を出していたが、ハンマーに細工されてそれほど大きな音が出なくなっていた。
工場内部は写真撮影厳禁。まぁ、海外から持ってきた塩を瀬戸内海の海水に溶かして、海水を蒸発させて塩を作るという工程になっている。ちなみに行くとお土産で塩をくれる。
伯方の塩をかけたソフトクリームも食べられるぞい!
工場の見学施設からちょっと離れたところ(歩くには遠い)に伝統的な製塩施設が作られていて、見学することができる。
流下式枝条架併用塩田とされるこの施設は、まず塩田で海水を流して天日による濃縮を行い、そのあとこの施設の上から流して風によって水分を飛ばして、濃い海水を作ることを目的としている。最終的にこれを煮詰めて塩ができる。
製塩史上最も食用に適していた塩と言われており、昭和30年代~昭和40年代前半頃に製造されていた方法を忠実に再現している。
詳しくは伯方の塩ホームページを見てみよう!
5島目-2:大三島・伊予国一之宮大山祇神社に参拝
さて、道中も終わりにさしかかってきたけど、ここで伊予国一之宮である大山祇神社へ参拝に行く。伯方の塩の工場から近い場所にある。
全国にある三島神社はここと静岡の三嶋大社が総本社であり、伊予国の一之宮である。
伊予の場合、一之宮は離島にあるのだ。 おそらく、瀬戸内海の海運が古くから発達し、風待ちなどで待避した港がこの付近島々にあったことによるであろう(根拠なし)。昔はどの島もどこよりも栄えていたのだ。 山の神でありながら渡しの神でもあり、海上交通安全の守護神とされる。
ご神木である楠の巨木が有名。樹齢推定2,600年。
ただ、相当弱っているらしく、近くには入ることができない。
安全に道中過ごせたことを感謝し、この後の道中の安全を祈願した。
次回はいよいよ広島県突入
さてさて、盛りだくさんでお伝えしてきたしまなみ海道。
これだけ写真もりもりでもまだ愛媛県。次回は後半戦広島県に突入するよ!