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カテゴリ:2020旅行の記録 > 2020_09回目_富山

 行ったこと無い空港シリーズ。


初めての富山空港で最後に鮨を食う

 「べるもんた」車内に出店しているとやま鮨が空港にもあるので、早めに空港について食べた。
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 とても良い鮨だったのは覚えている。が、詳細は日本酒にかき消された。
 ほろ酔いで展望台に行った。
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 丁度乗る機材が着陸したところだった。
 これ、B737-700じゃん!たぶんB737-700は乗ったことないはず。やったー。
 ちなみに最初で最後のB737-700になった。この機体は2021年7月にドナドナされていったよ。


出発

 さて、手荷物検査をしてゲートへ。
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 おおー、パタパタ現役!
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 よく見るタイプの表示もあった。
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 座席はANA標準のペラペラなやつね。
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 なんか古い感は否めない。とはいえ15年物のはずだけど。15年でこんなに古い感がでちゃうのか。
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 歌舞伎のアレを見る。うん、まぁ、いいんじゃないでしょうか。
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 ANA名物夜間照明全開離陸。
 それじゃばいばーい。


機内サービス

 まずは平子タイム。
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 うむ平子だった。
 客の数より平子の数の方が少なかった。
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 ドリンクはコロナのせいか、黒部のお水を配って終了。
 たぶん国際線で使わない分を消費しているんであろう。いつもだと、一個一個聞いて時間がなくて全員にサービスできませんでしたーとかだから、こっちの方がいいと思う。
 「夜間の飛行に際しまして、照明を暗くいたします」って言って若干暗くする意味が分からない。 普通、離着陸時は照明暗くして、距離が短ければ上では照明つけっぱなしだと思うのだが謎。ホントさー。謎ルール多いよね、ANAって。


着陸

 さて、着陸態勢へ。
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 今回は新潟福島周りで直線の2倍くらい飛んでから着陸へ。
 照明は薄暗いまま、着陸。
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 沖止めでげろげろー。
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 使わなくなったチェックインカウンターとか見た。
 結局使い道がなかったわけでコロナで大損害だよなー。
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 確かにうまい漬け丼食べた。最高にうまい漁師汁食べた。


とりあえず言い訳

 えっとこの日は色々と説明がめんどくさくて氷見線には2往復乗ってる。
 前記事の「べるもんた」は2往復目。じつは午前の「べるもんた」で氷見に行っていたのだ。


氷見の魚市場の食堂

 まぁ、なんというかマジで魚市場の中にある。
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 近年「魚市場併設の食堂」ということ自体が観光名物になることがあり、そこもそれに対応した感じ。小田原の魚市場の食堂もそんな感じだよねー。実際に魚扱ってる人たちはあんまり魚食べなかったりするし。
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 この日はお休みなので、もちろん市場は開いてないけど、食堂だけ営業。観光客でいっぱいだ。
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 一推しはいわゆる海鮮丼である氷見浜丼。
 しかし私は氷見海鮮漬丼を選択。1,790円。いいお値段だ。


着丼!

 さて、しばし待って着丼。
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 後ろにちらっと見えるけど、ガスコンロと土鍋が運ばれてきたときは「?」ってなった。
 なんと土鍋の漁師汁がつくのだ。しかもそれでぐつぐつやる。暑いのにやる。
 この漁師汁はつみれと白身魚のアラがどっさり。これだけでもおなかいっぱいになりそうな量。そして、出汁がいっぱい出ているのでうまいのなんの!
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 いいねぇ、この漬け丼の茶色い感じ。
 彩りを気にしてエビが載っているが、なくてもいいと思う。
 漬け丼のねっとり感、お魚の味といい最高!使ってる魚の種類とか考えると妥当な値段かな。
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 JRが運行するもう一つの北陸観光列車で氷見に行く。


みんなで「べるもんた」に乗る

 世界のてっぺこりんの呼びかけで何人か集まって、べるもんたに乗ることになった。

 ベル・モンターニュ・エ・メール(Belles montagnes et mer)はフランス語で「美しい山と海」を意味する言葉で、高岡を発着する氷見線と城端線の観光列車にはこの言葉から「べるもんた」って名前の全車指定席快速が走っている。なぜ、フランス語なのか謎。なぜそれを「べるもんた」にしちゃったのか謎。考えてはいけない。七尾線の「花嫁のれん」みたいになんかストーリーが欲しいところ。
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 というわけで、こちらが今回乗る列車。
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 乗車記念証ももらえるよん。これは記事とは別列車のものだけど。
 花嫁のれんの乗車記念証もそうだったけど、料金券を挟めるようになっているのは良いね。
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 城端線沿いの工芸品などもちょびっとだけ展示してある。


海際を走る氷見線

 新高岡発の列車に乗る。コレに乗ると高岡駅で城端線から氷見線への入換が体験できる。
 だからってたいしたもんじゃないんだけど。
 高岡からは氷見線へ。越中国分駅を過ぎると海が目の前に広がる。
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 ただ、この日は天気が悪かった。
 ハットリくん列車に乗ると「今日の天気はどうでござろうか?」とか言われる場所。うっせぇ。
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 これちょっと高波でもう運休でしょ。
 線路とか錆びるのがすげー速そうな感じがする。
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 景色が最高に良くて窓から海を満喫できるのはいいね。


なんと車内で鮨が食える

 さて、このべるもんた。基本的には1両で運転する全車指定席臨時快速なわけだけど、なんと車内で鮨が食える。しかも、折詰とかじゃなくて、その場で職人が握ってる。
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 許可をもらって撮った写真。
 ここに富山空港と富山駅前に数店舗、そして銀座にも出店している「とやま鮨」のべるもんた店がある。

 ちゃんと店舗情報にも「べるもんた店」と書いてある。
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 5貫で2,100円でしょ、うーん高いな……って思っちゃうと思うけど、結論から言えば内容に比べて安い。
 その場で握ってて、しかもちゃんとした鮨なのでこれは安いと思う。
 一応、鮨や海鮮丼などは事前予約制となっているものの、その場で空きがあれば注文可能。もちろん、予約でいっぱいというのもありえるので確実に食べたい場合は事前予約した方がいい。

 予約はこちらのサイトで3日前の17時まで!
 予約制の方が商売としてはリスクが少ないんだけど、やっぱりその場のノリで決めたいよねぇ。
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 その他酒も飲めるし色々と売ってるよ。
 車内で狭い中頑張って鮨握っているので、是非とも乗った際には食べていただきたい。
 ただ、ネタの種類がどーしても限られちゃうので、「とやま鮨」さんには高岡の駅前に出店していただいて、そのまま店舗で引き続き食べてもらうのはどうだろうか。まぁ、なるべく広くお金を落としてもらうという意味では固めちゃうのは良くないんだけどね。


お土産で鱒寿司いただいた!

 今回、とらちゃぼうさんに鱒寿司のお土産をいただいた。
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 売ってるの見たことねぇ。
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 これ、クソうめぇ。貧相な語彙でごめんなさい。
 近畿大学と共同開発した鱒の寿司専用サクラマスを使用しているらしい。
 富山駅とかでよく売ってるますの寿司とかと全く別物。あれはあれであれなんだけど、全然違う。
 とらちゃぼうさん、ごちそうさまでした!ありがとうございました!


列車は氷見に到着

 さて、列車は氷見に到着。
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 むかーし来たなぁ。
 たしか真冬に七尾からバスに乗って、県境の集落でバス乗り換えて着いたなぁ。
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 駅舎は変わらないものの駅前はきれいになってた。
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 ちなみにみんなですぐに折り返したよ。
 高岡~氷見だと30分ちょっとで着いちゃうのがちょっと短いかなぁ。できればもうちょっと長く乗りたい。城端~氷見直通じゃダメなんだろうか。
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 えきねっとを使った人限定のきっぷで乗り回す。


今日のきっぷ

 糸魚川駅で降りたときに今日のきっぷを買っておいた。
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 今日のきっぷは北陸周遊乗車券。
 えきねっとで北陸新幹線の上越妙高以東発で糸魚川以西着となるチケットレスなきっぷ(新幹線eチケットやえきねっとトクだ値)を利用した場合に現地で購入することができるきっぷ。2日間有効で2,570円。購入は糸魚川以西の北陸新幹線停車駅でできる。
 利用できる範囲が非常に広くて東は直江津から西は長浜まで湖西線を除く支線も含めたJR西日本および北陸本線転換第3セクター鉄道各線で利用ができる(詳細な利用範囲は下記リンク参照)。2,570円という値段に対して利用できる範囲が異様に広い。
 過去にあった北陸フリーきっぷの代替なんだろうなぁって思う。……が、範囲がめちゃくちゃ広いので北陸フリーきっぷより使い勝手が良くなってる気がする。とはいえ、以前と違って特急は料金別払いなんだけど。
 あとはえきねっと利用証明が購入済み画面の提示とかなので、ごにょごにょごにょ……。
 とにかく帰りの利用条件はないので、行きに北陸新幹線を使って帰りは米原経由で帰るのも良し、飛行機で帰るのも良しという太っ腹なきっぷであることは間違いない。2日間っていうのがちょっと短いけど。

参考
「えきねっとトクだ値」とご一緒に!「北陸周遊乗車券」発売のお知らせ(PDF注意)


というわけで普通電車で金沢を目指す

 そんなわけなので糸魚川から普通電車で金沢へ。
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 県境の泊駅では乗り換え乗り換え。
 えちごトキめき鉄道からあいの風とやま鉄道へ。県ごとに会社が分かれてしまったのは残念感があるけど、乗客数が期待できない新潟県とは一緒にやれないんだろうなぁ。一部は直通快速があるけれど原則として泊駅で乗り換え。
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 車両はJR西日本感がでてるよね。新快速乗っているような気分。
 新潟県内のえちごトキめき鉄道は1両でもスカスカだったが、富山県内のあいの風と山鉄道は2両で黒部を超えるあたりからそこそこ乗ってきた。やっぱり富山と石川はそれなりに都会だ。
 富山も石川も繁華街が駅からちょっと離れているので、両都市間の移動はバスの方がダイレクトアクセスで便利なんだけど、データイム1時間に1本は少なすぎる気がしなくもない。とはいえ、快速を運転するほどでもないんだろうなぁ。仮に特急と同様の停車駅で快速を運転して関西・中京方面の乗換需要を期待しても所要時間は10分程度延びて運賃料金は300円(大阪)、400円(名古屋)、500円(京都)違うだけなので、それほど需要が期待できるとも思えない。早朝深夜の新幹線が動いてない時間帯に運転するんだったらアリかもしれないけれどなぁ。ま、結局北陸新幹線敦賀開業でそういった取り組みも無駄になってしまうので、その分の車両や人を抱えるわけにいかないってことなんだろうね。
 そんな妄想を垂れ流していると富山に到着。ここで世界のてっぺこりんと合流。最近富山に移住して近隣開発に余念がないところを見ると、岩手に移住したての時の自分を思い出してほほえましい気持ちになる。チッタゴンにいるときは自由に出歩ける場所じゃなかっただろうし、自由に出歩ける新天地っていうのは、そりゃ楽しい。


金沢駅でおでん

 くだらない話をしながら金沢到着。
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 やっぱり金沢といえば加賀おでん。駅のショッピングモール的な場所に黒百合という店がある。

 ここがねぇ、おいしいの。

 以前にも記事にしているので読んでみそ。
 オススメはロールキャベツのおでんと加賀芋コロッケ。これがうまいんだなぁ。
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 金沢駅名物他の場所にある電光掲示板をビデオカメラで写してテレビで表示するという、ハイテクなんだかローテクなんだかよくわからない代物を見学。よかったまだあった…どころか新幹線の関係で増設されてた。
 こういうセキュリティとか設置費用とかの関係の問題を力業で解決する感じ、大好き。
 これをインターネット上でやってるのはJR東日本新潟支社。

 いやー、大好きだわ、こういうの。


今日のメインディッシュ「花嫁のれん」

 さて、今日の目的は「花嫁のれん」に乗ること。
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 JR西日本が各地で運転する観光列車の一つ。
 花嫁のれんとは加賀藩の能登、加賀、越中の婚礼における風習の一つだそうで、嫁入りの時に嫁ぎ先にかけられ花嫁がくぐるのだそうだ。婚礼に使われると使い道がないのでタンスの肥やしになるとのこと。
 それをモチーフにした列車、特急「花嫁のれん」は一日2往復、週末を中心に金沢~和倉温泉間を走っている。
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 正直ね、デザイン性重視なのでイスの座り心地はあんまり良くない。
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 結構この背もたれの直角っぷりがなかなかつらい。
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 一方で内装はなかなか凝ってる。
 金箔張り付けてあるね。金沢といえば金箔!
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 なにやらグッズも通販で買えるらしい。
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 個室チックな席もあった。
 これは旅行会社経由での販売かな。
 こういう列車って、駅で売ってる分と旅行会社で売っている分があって、設備や内容などが異なることが多いね。もちろん払っている値段が違うとはいえ、旅行会社経由の方が色々付いてくることが多い。
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 デザインとかとってもいいんだけど座り心地がよくない(2回目)。
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 記念乗車証などをいただく。
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 和倉温泉に到着。
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 こういう列車が増えるのはいいよね。
 ただ至る所で走っているので、今度は差別化が必要になってくるね。
 ここじゃないと体験できないことが重要になってくる。
 七尾駅前には花嫁のれんの展示館があるみたいなので、そこと組み合わせてもおもしろそう。
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 和倉温泉駅ではのと鉄道の「のと里山里海号」に乗り換えられるようになってる。
 これもなんだか中で寿司食べたりできそうな列車よね。これで穴水までいくのもいいかも。


帰りは旧型車両で

 さて、帰る。
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 のと鉄道に一駅だけ乗る。
 この和倉温泉~七尾間はのと鉄道なんだかJR西日本なんだか謎の区間。一応、JRのきっぷを持っていればのと鉄道も乗車できる。
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 七尾まで来たら、さっきの花嫁のれんが一足先に戻ってきてた。和倉温泉駅のホームは少ないので、折返しまで七尾で時間調整している模様。
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 さて、帰りはめっちゃ旧型電車ですよー。
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 七尾線電化開業で伴って、(元々古かった)113系を魔改造した交直流電車。七尾線が直流電化で北陸本線が交流電化なので登場した車両。七尾線電化開業時に内装はリニューアルされている(といっても30年前)。一時期急行電車にも用いられていたので、座席は元々の国鉄座席より良くなってる。
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 昭和41年製だぜ!55年前!
 新製当初は横須賀線で走っていたみたい。
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 いやぁ懐かしいね。
 元々は113系なので、懐かしい。
 そしてうるせぇ。昔はこの音で当たり前に乗ってたけど、うるせぇ。
 今の電車って、ホント静かなんだね。あんまり気づかないけど。
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 もう外板は痛々しい状況。
 さすがに限界だったのか新型車両が入って廃車になりましたっと。
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 近年まれに見る大火となった糸魚川市駅北大火。その痕跡を追った。


近年まれに見る大火

 平成28年12時20分頃、中華料理店より出火。
 原因としてはコンロを消し忘れたまま店主が外出し、火災が発生したもの。
 これだけであればただの火災である。ただその日の天候が悪かった。
 商店街や木造住居の密集地帯であったことに加え、南風が山を越えて乾燥して吹き下ろすと同時に乾燥し気温が上がるフェーン現象が起きていた。この強風により瞬く間に延焼し、最終的には40,000平方メートルが被害を受ける市街地大規模火災となった。鎮火まで約30時間かかっている。
 地震や津波が原因となる火災を除く、単一出火の火災で家屋を巻き込んだものとしては昭和51年の酒田大火以来の大火となった。
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 このあたりを散策すると、門は古いままだけれど家が新しいところが多い。これが大火により焼失したことを示す(石は火災に強い)。このあたりは全て新しい家&古い屏や門か、ただの空き地が広がっている。
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 地図を見ると、赤線で囲まれているのが焼失範囲である。
 そして右側(南側)の黒い点が火元である。左側(西側)に向かって扇形に火が広がっていたことがわかる。そして大火前にはなかった公園が整備された。公園の形が家の敷地の形をしているところを見ると、もう戻らないと決心した人々の家の敷地を買収し整備したのかもしれない。
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 出火原因となった中華料理店は取り壊されて、周囲も含めて広大な空き地になっていた。
 火元となった中華料理店の元店主は業務上失火罪に問われ禁固3年の有罪判決を受けている。

参考:糸魚川市駅北大火復興情報サイト



大火の記憶を伝承する糸魚川市駅北広場「キターレ」

 延焼抑制のための公園や道路、そして災害復興住宅の建設などが行われ、令和2年4月1日糸魚川市駅北広場「キターレ」がオープンした。
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 この施設の一角に糸魚川市駅北大火の記憶を伝承するコーナーが設けられている。
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 大火の記憶は地震や津波に比べて範囲が限られる分失いやすい。糸魚川は昭和3年7年29年と3回大火を経験しているが、それでも発生してしまうのだ。範囲が限られている災害でこういった伝承コーナーができるだけ御の字とも言えるだろう。
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 大火発生時の写真や、新聞記事の展示があり、大火の概要がつかめるようになっている。
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 まずは火災の被害を受けた(元)文化財などの展示。
 古くからの街並みが残る場所で起きた火災は多くの貴重な文化財に被害を与えた。
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 こちらは消防ポンプ。急速な延焼により取り残されたもの。
 原型が残るとはいえ、燃え方が生々しい。
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 こちらも被害を受けた消防器具。
 熱による変形が著しい。
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 そして日用品の被害。
 写真が燃えるのはつらいなぁ。もちろん津波でも同様のことが起きたのだけど。


あっという間に広がる火災

 酒田大火にしても、この糸魚川市駅北大火にしても、いやそれ以外の大火も火災が大火となったのは強風が原因だ。特にこの大火では中華料理店の店主による失火が発端である。こういった火災を起こすと刑事罰に問われるだけでなく、もうその場所には住めない。この店主は謝罪の折り込み広告を糸魚川市内に出したという。放火などの重過失でなければ損害賠償が問われないとは言え、自責感がハンパないことになるだろう。強風を防ぐということはできないので、各々個人の火の元の管理が重要なのは言うまでもない。
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 初めての北陸新幹線で、地学的に、災害的に、鉄オタ的に重要な街を目指す。


初めての北陸新幹線

 長野以南(以東?)の所謂長野新幹線区間は乗車したことはあるけど、そこから先は未体験。
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 というわけで、今回も例によって大宮駅から乗るよ。
 今回の行先は大宮駅から乗ると上野駅に比べて特急料金が安い駅。とはいえ、えきねっとのチケットレスで乗っているので乗車券部分の割引が大宮だと減ってしまう可能性があるので、よく検討する必要がある。
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 はくたか551号で出発。551があるときー!
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 車内誌はJR西日本仕様。これってどっちの車両でもトランヴェールと両方載っけているんだっけ?
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 やってきたのは糸魚川。
 すげー、糸魚川まで2時間。はえぇ。といっても越後湯沢経由ほくほく線の時代も2時間30分程度だからそこまでじゃないか。
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 海が近い街だね。あたりまえなんだけどね。


トワイライトエクスプレス(っぽいなにか)を見る

 糸魚川静岡構造線というフォッサマグナの西縁にあたる線って習ったよね?
 また、糸魚川は近年でもっとも大きな被害が発生した大火が発生した街である。
 そして、糸魚川駅は大糸線と北陸本線が合流し、大糸北線(南小谷以北)の運転上の拠点である。
 このように地学的に、災害的に、鉄オタ的に重要な街が糸魚川である。
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 というわけで、まずは鉄オタスポットへ。ちなみに地学的に重要なスポットには行っていない。
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 ジオステーションジオパルに向かうと線路の敷設工事中だった。どうやらここに小さいSLが来るらしい。
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 まずはトワイライトエクスプレスがお出迎え。
 まぁ、実際の車両じゃなくて作り物なんだけど。あの日テレがなんかやってたイベントで作ったヤツ。
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 トワイライトエクスプレスって大分まで行ってたの?
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 一応、車内は食堂車っぽくなっていた。
 なんか今後は何らかの食事の提供などもしていきたいらしい。


大糸北線を走ったキハ52

 さて、なんちゃって車両を見た後は本物の車両を。
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 スペースがギリギリすぎる。
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 南小谷と糸魚川を結んでいた気動車であるキハ52。現役末期ってこんなサボつけてたっけな?
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 この無理矢理運賃箱取り付けました感がたまらないねぇ。
 乗降用のドアが車端に付いてないので、降りるとき運賃箱まで行ってから戻るというような無駄な動きがあった。
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 昔の国鉄車両ってみんなこんな座席のデザインだったよなー。懐かしい。
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 一応、現役末期は全面に方向幕が装備されていたのでその対照表。
 大糸線だけでなく、直江津や高山本線の行先も装備されているね。
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 外から見ると本当にギリギリに車両が納められている。
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 車両移動装置みたいなのがくっついていたので、もしかしたら定期的に外に出す予定なのかな。
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 外にも線路は続いているし。


残りは資料と鉄道模型コーナー

 さて、残りは色々な資料と鉄道模型コーナー。
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 実際の建物を模したりしている鉄道模型。
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 お、おそらくこれが糸魚川の街やな。
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 その他にも色々な資料が展示されている。
 おそらくOBの人々からの寄付かな。時代が時代だから必要なくなったらみんな持って帰ったりしたんだろうなー。
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 通票も展示されていた。
 「通票よんかく!」とかもうハァハァしちゃうよね。
 全体的に無料の割に充実した展示だなぁって思った。
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