FLY! FLY HIGH!!










飛行機と食事とホテルとたまに観光地を淡々とアップするブログにおこしいただきありがとうございます。
当ブログの写真・文章の転載はご遠慮ください(法的に認められた引用を除く)。

カテゴリ: ポーランド

 ポーランドに来て、わざわざ日本食を食べる。
 まぁ、これがバカにできなかった。


ワルシャワの大晦日は年越しうどん

 おなかの調子が悪いというhatoさん(今は転生してはと♡ぽっぴーさん)を引きずり回す。
 「長期間海外旅行に出ると出汁や味噌汁が飲みたくなるとき、あぁ、自分は日本人なんだなぁって思うんですよね」と熱弁した結果、うどんを食べに行く。
 行ったのはワルシャワ一番人気のレストランと言われるうどん屋「UKIUKI」へ。
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 店内は満席だったので、少し外で待つ。
 客層を見るとほぼポーランド人。アジア系は私たちぐらいだった。
 自分たちの後にも待つ人が増えてきて人気が高いことを実感する。

 トリップアドバイザーでもワルシャワ49位(2,674軒中)のレストランなので、相当順位が高い。


メニュー

 さて、メニューを拝見。
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 ちょっとロゴが面白いって思った。
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 うどんと天ぷらがメインの模様。
 ラーメンもあるでよ。


意外とバカにできない

 とりあえずシンプルにかけうどんを食べる。
 いや、夕食食べてるからね。軽めにね。
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 でてきたうどんはちゃんとお店で打ったもの。
 置いてある製麺機は昔相鉄横浜駅の星のうどんで使っていたものと似ていた。
 日本から製麺機を持ち込んで、硬水だと麺が打ちづらい(グルテンが形成しにくい)ので軟水に変える装置を導入して麺を作っているらしい。なので、麺の質はGood!出汁は概ね満足。
 いやいや、なかなかすごいね。海外の日本食もバカにできないね。


ワルシャワ中央駅前でカウントダウン

 hatoさん(今は転生してはと♡ぽっぴーさん)とお別れして、街をぶらぶら。
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 カウントダウンはワルシャワ中央駅近くで迎える。
 特にイベントはなかったけど、花火をみんなで打ち上げてた。
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 そんなこんなで、お正月。
 あけましておめでとうございます!
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 メニューにツッコミどころが多い店。


hatoさんにつれていってもらうの巻

 さて、ディナー。
 hatoさん(今は転生してはと♡ぽっぴーさん)に連れて行ってもらう。この人はねぇ、三鉄オフになぜかワルシャワから参加して遠距離賞を獲得した奇特な方なんですよ。
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 連れて行ってもらったのは、Oberza pod Czerwonym Wieprzemという店。
 大晦日でお店が休みのところが多い中で無茶ぶりで申し訳!
 ワルシャワで有名なお店でございます。


メニューに色々つっこみどころがある

 メニューを見る。
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(思いっきり手とスマホの影がうつってごめんなさい。どうやっても無理だった。スマホ写真警察に怒られる)
 めっちゃ細かい字で書いてあるメニュー。
 写真はないけど、料理の細かい説明は英語でもびっしり書いてある。
 よく見ると……KGBスパイサラダがあったり、カーダール・ヤーノシュ(社会主義時代のハンガリーの元首相)のレチョーだとか、ジミー・カーターのハンバーガーだとか、シャルル・ド・ゴールのカマンベールだとか、ブレジネフ(元ソ連共産党書記長)のカルドゥヌイだとか、メニューが極めて政治的!
 お店のコンセプト的には社会主義時代を揶揄する感じなのだろうか。


実食

 えーっと何食べたんだっけな。
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 とりあえずビール飲むよね。
 KSIĄŻĘCEというポーランドのビール。
 その中でもZŁOTE PSZENICZNEって種類のものかな?
 濁りがあるビールで、苦みが少なめで飲みやすかった。
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 例によって大量に出てくるパン。
 意外とバターがおいしかった。
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 食べたのはタルタルでございます。
 マジェマジェして食べるの。普通においしい。
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 あとはthe chef's specialty!とオススメされていたポーランドスタイルのダックを食べる。
 なんというか付け合わせとかはドイツっぽかった。そりゃドイツの隣の国だもんなぁ。
 もりっと半羽来てるのでかなりおなかいっぱいになる。
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 ちなみにhatoさんはおなかの調子が悪いって言ってKGBスパイサラダ食べてたよ。
 どの辺がKGBなのか謎。


旅行者にはいいかも

 ポーランドの料理が色々食べられるお店。
 普通においしいんだけど、予約がないと厳しいかな。
 早めの時間に行ったんだけど、予約がないなら○時までだ!とか色々言われたので。
 あと、なんとなくお店の人がちょっとだけ感じ悪い。そこも社会主義へのオマージュなのか。

 公式ホームページ
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とりあえずふらふら~。


ワルシャワの近郊電車

 前日にクラクフから長距離列車に乗ってWarszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)に着いた。線路を見ていると三複線あるようだ。色々と電車のことを調べているとなかなかわかりづらいのでまとめてみた。
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 駅名の字が小さいよねたぶん。
 見づらかったら図をクリックしてちょうだい。
 点線で囲ってある部分がいわゆるワルシャワ中央駅とその周辺の駅。三複線それぞれ微妙に違う位置にある。それぞれおおよそ300mぐらい離れている。きっと土地を節約するために分散させていると思うのだけどね。
 一番下のオレンジ色はWKD(Warszawska Kolej Dojazdowa:ワルシャワ通勤電車)と呼ばれる電車で、Warszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)から合流して、Warszawa Ochotaに停車して、Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)の西側にあるWarszawa Śródmieście WKDが終点。この路線は独立しているのでWKDの列車のみが走っている。
 一番上の青色の線がいわゆるポーランド国鉄の快速線。Warszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)、Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)、Warszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)にだけホームがある。ここを走るのは長距離列車はもちろん。近郊電車の一部もここを走る。具体的にはKMのRE1、RE9、RLの各系統の電車が走る。SKMのS3系統も以前は走っていたが、ルート変更によりこの辺を通過しなくなった。ちなみにKM(Koleje Mazowieckie)とSKM(Szybka Kolej Miejska)は運行会社ね。
 真ん中の緑色の線はいわゆるポーランド国鉄の緩行線。各駅に停車するが、Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)には停車せず、東側に300mぐらい離れたWarszawa Śródmieścieに停車する。近郊電車のうちKMのR1-R3、R6-9、RE8とSKMのS1、S2がここを走る。KMはEがついてたら快速線を走るのかと思いきや、RE8は緩行線を走る。
 ちなみにワルシャワショパン空港行きの電車はKMのRLとSKMのS2なので、快速線も緩行線もそれぞれ空港行きの電車が走るよ!だから乗った電車によってワルシャワ中心部の駅は違うし、空港行くときも出発する駅が違うので注意が必要。ちなみに空港アクセス電車はRLが1時間に1本Warszawa Centralna停車で、S2がWarszawa Śródmieście停車で1時間に2本、合計1時間に3本走ってるよ。
 ここまで書いて疲れた。完全に自己満足。


ランチ食べてからWarszawa Ochotaへ

 まずはランチ。当時ワルシャワに住んでいたhatoさん(今は転生してはと♡ぽっぴーさん)にランチをたかる。ちなみにこの日のディナーと翌日のランチもたかった。
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 お魚のフリッターのクリームソースかけ(だったと思う)。この「食えこの野郎!」感がハンパないマッシュポテトが極悪。やべぇな(マズいとは言っていない)。
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 そんなhatoさん(当時)からワルシャワの交通24時間券をもらったので、ありがたく使わせてもらう。この券で電車もバスも地下鉄も路面電車も全部乗れる。
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 というわけで近くのWarszawa Ochota駅にやってきた。
 なかなか良いデザインの駅舎ね。
 改札口がないので、色々なところにホームへの出入り口があるのが驚きだ。
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 突然地下鉄の入口のように階段があるが、ホーム直結。
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 Warszawa Ochota駅はWKDとそれ以外でホームの位置がちょっとずれてる。なので、この位置ではホームは1本だけしかない。なんか旧共産っぽい電車。……と思ったらその頃から走ってる車両だった。リニューアルされてはいるみたいだけど。
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 もちろん緑の電車でも最新鋭の車両がはしっとるでー。


Warszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)

 とりあえず電車に揺られて、Warszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)へ。
 切符を刻印する機械が駅になかったので、とりあえず電車に乗る。KMの緑の電車は車内にも刻印機がないようだ。刻印がないんじゃー仕方ねーなと思いつつも、つかまったらどーしよーなんてどきどきしながらWarszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)に到着。
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 広い構内の駅。
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 長距離列車が出発待ちしていた。
 ここはワルシャワから西へ向かう列車の始発駅。
 色々な長距離列車が出発待ちしてた。


Warszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)

 さて、今度は逆サイドWarszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)に行ってみる。
 次に来た電車はSKMの赤い電車だ。
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 この電車には刻印機があったので、無事に刻印できた。
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 刻印機はこういうやつね。これはトラムで撮った写真だけど。
 まぁ、刻印機がないKMの電車の場合は車掌が回ってきたときに申し出れば手書きで書いてくれるらしい。
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 駅前に巨大なビルが建つ、Warszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)に到着。
 このビルはポーランド国鉄のものっぽいので、ひょっとしたら本社なのかな。
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 WKDの電車が走っている。見ての通りかなり床が低い。
 ホームもほぼ線路の高さぐらいの低いホームになっているのが特徴。


Warszawa Śródmieście WKD

 さて、今度はWKDの電車に乗ってみよう。
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 Warszawa Śródmieście WKDはひっそりとビルの地下に存在する駅だった。
 なんだろうね。ものすごく存在感がないの。
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 そしてホームがめちゃくちゃ低い。路面電車並み。
 車内に段差があるのとホームに段差があるのはどっちがいいんだろうね。


Warszawa Śródmieście

 さて、ここからは徒歩。
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 Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)の駅舎。
 改札口がないので、実際にはその辺の地下道からホームにつながってる。
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 地下を歩いて行くと、ついたのはWarszawa Śródmieście。
 ホームは3面2線でそこそこの本数がこの駅にやってくる。まるで名鉄名古屋みたいだった。
 ワルシャワは近郊電車もトラムも充実してるので、もうちょっとぶらぶらしたかったなー。乗り鉄したいぞ!
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ホテルの近くに鉄道博物館があるので行ってみた。


Holiday Innに宿泊

 みんな大好きIHG!
 昨晩はホリデーインに宿泊。
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 まぁ、記事にするほどでもないよね。
 Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)から歩けるかと思ったら、道路を渡る手段が見つからずかなり遠回りになった。徒歩12分なんだけど駅の北側に出て行こうとすると詰むので、南側の広い通りから攻めるといいと思うよ。路面電車に乗ってもいいけど。


ワルシャワには鉄道博物館がある

 Holiday InnからWarszawa Centralnaとは反対方向の西側に歩くと、ワルシャワの近郊電車(KMとSKM)と通勤電車(WKD)の駅であるWarszawa Ochotaがあり、この駅と道路挟んで反対側にStacja Museum(鉄道博物館・正確には駅博物館)がある。
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 昔、この地には「Warszawa Główna」という駅があった。第二次世界大戦により、Dworzec Główny w Warszawie駅が破壊され、元々貨物駅だったこの場所に急遽旅客駅として戦後作られたのがこの「Warszawa Główna」駅。1967年までは主要駅として機能していたが、その後「Warszawa Centralna」駅が開業したため長距離列車の発着がそちらに移り、ローカル列車の発着駅として機能することになる。1997年に旅客営業が廃止された。
 駅名がややこしいんだけど、整理すると……
 Dworzec Główny w Warszawie=Main Railway Station in Warsaw=ワルシャワ中央駅
 Warszawa Główna=Warsaw Main Station=ワルシャワ中央駅
 Warszawa Centralna=Warsaw Central Station=ワルシャワ中央駅
 あら、びっくり!日本語訳すると全部ワルシャワ中央駅になっちゃう!
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 味がある扉を開けて入る。
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 受付で切符(入場券)を購入。ちなみにクレジットカード使える。
 入場料はPLN12、おおよそ350円くらい。


室内展示

 中に入るとまずは室内展示。
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 ここは主に模型の展示だね。
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 結構変態的な車両の模型が展示されてるのよね。
 これは双合式蒸気機関車。2両の通常型タンク式蒸気機関車を背中合わせにくっついているもの。野戦軽便鉄道用としてドイツで考案された。転車台設置困難、軸重制限が厳しい、一定の牽引力が必要という条件において使用されたらしい。日本陸軍もこういった形の蒸気機関車を導入していた。
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 こちらはポーランドで戦前から走っていた気動車。Luxtorpedaと呼ばれた車両。ボンネット付の流線型デザインがヤバい。車と同じく、このボンネットの中にエンジンが積まれており、2エンジンそれぞれに運転士が乗務するという運行だったという。1935年製、最高115km/hで連結せず単車でかっ飛ばす。クラクフに配置されてクラクフ~ザコパネ間を2時間18分で運転したという。
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 これまたヤバい蒸気機関車の模型だよねぇ。
 アメリカのサザンパシフィック鉄道のキャブフォワード型機関車。
 蒸気機関車の煤煙による乗務員窒息問題を解決するためにボイラーと運転台の位置を反対にしてみたもの。それで解決するならどの蒸気機関車もそうすれば良かったじゃないかって感じだけど、本来は後ろの炭水車に石炭を積んでいるので、これを火にくべるのに炭水車とボイラーの投炭口がそばにないと不可能だった。これは石炭の代わりに重油を燃料としていたため、液体だったら一番先頭まで持ってこれるのでこのような形になった。結局この機関車は一番先頭までに重油を持ってくるためにその経路上で漏れ出してレールや動輪にしたたり落ちて、スリップするという欠陥があった。ちなみにそれで大事故が起きてる。
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 こちらはアメリカのユニオンパシフィック鉄道の4000型蒸気機関車。
 ビッグボーイという名称で世界最大の蒸気機関車とされる(諸説あり)。
 動輪がクソいっぱいある蒸気機関車。平坦線でそこそこのスピードと、勾配線を補機不要で登り切る牽引力を追求した結果そうなったらしい。


室外展示

 敷地が広くないせいか、保存車両はギチギチに展示されていた。
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 これはディーゼル機関車だと思うんだけど。自走式除雪車って感じかな。
 このラッセルって言うか雪よけって穴が空きまくりだけど意味があるの?って思ったら、ちゃんと連結器を外してカバー内に収納できるようになってた。
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 展示されている車両は蒸気機関車多め、っていうかほとんど蒸気機関車。
 そして流線型蒸気機関車Pm3-5。あんまり格好良くない……。
 元々はドイツのBR03.10機関車だった模様。戦後ポーランド国鉄に引き継がれ、1967年まで走っており最高速度は150km/h。さすが流線型、速いな。
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 こういう普通な……って言っても日本人からすれば動輪5軸??みたいな感じだけど、そういう蒸気機関車もいいる。コイツはTY2-572蒸気機関車で、ドイツとソ連の戦争勃発により1943年から輸送力向上のために資材を節約して作った蒸気機関車。6,000両も製作されたという。ポーランドでは1,402両が活躍したらしい。
 保守が簡単で使いやすかったという戦時の節約設計の割には名機だったということか。
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 こちらはディーゼルカーSN52-38。
 模型であった変態的なボンネットディーゼルカーに比べると普通の形。
 1954年製。
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 電気機関車ET21-66。
 1960年製。ソ連設計の車両らしい。ポーランドは直流3,000Vで電化されているんだね。
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 解説するの飽きてきたから、全部紹介しないけれど、こんな感じで保存されているよ。


軍隊と鉄道

 ここの展示館で興味深かったのは軍隊と鉄道についての展示があることだ。
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 軍隊と鉄道って切っても切れない深い関係があるのだけど、こういうのって戦争が終わると破壊されたり、記録が焼却されてしまい謎のままになってしまうことが多い。仮に残っていたとしても軍事機密であり、なかなか日の目を見ないことが多いと思う。
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 装甲列車の模型もあった。
 なんだよこれは!銀河鉄道999でしか見たことねぇぞ!
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 まさか実物もあるとはね。
 ドイツが使用していたものらしい。
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 この装甲列車は年に何回か内部の見学ができるらしい。
 やべぇな、この装甲列車。いや、ドイツにはもっと変態的な車両がいたはず……。
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 ポーランドの貴賓車(大統領専用車?)もあるでよ。
 中を見ると、豪華!


保存状態は悪いが面白い

 正直言って、展示車両の保存状態は悪い。
 雨ざらしだし、仕方ない部分もあると思う。
 とはいえ、そもそもヨーロッパの車両に馴染みがないし、まして旧共産圏の車両っていうと面白い。装甲列車も見ることができるし、軍隊と鉄道の展示も興味深かった。
 案内文は半数程度は英語で書いてあるので、なんとなく意味はわかると思う。ポーランド語でしか書いていない展示もあるけど、もし読みたかったらグーグル翻訳を活用したまえ。
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 走って行く電車もよく見えるよん。
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 クラクフからワルシャワまで列車で移動する。
 快適だったポーランド国鉄。


列車の予約

 ポーランド国鉄の予約は簡単だ。

 まぁ、このホームページを見れば普通予約できると思う。

 予約サイトはこれ。まぁ、ぶっちゃけ簡単な英語なので、このサイトでいきなり予約できると思う。
 予約するときはメールアドレスを良く確認すること。メールアドレスが間違ってると、予約が行方不明になる可能性がある。
 いつも窓口は混雑しているので、インターネットで買う方が時間の節約になる。そして、必ず届いたチケットのPDFはダウンロードしておくこと。たまーに圏外とかになっちゃうと、車内改札の時に表示されなくて困っちゃうからね。
 一番速いのはEIPでクラクフ~ワルシャワ間を2時間20分で結ぶ。一等がPLN229(6,300円ぐらい)、二等がPLN150(4,100円ぐらい)なので、そこまで高くない(ちなみに飛行機もLOTが同じぐらいの値段で販売していることもある)。
 二番目に速いのが今回乗ったEICでクラクフ~ワルシャワ間を2時間半~40分ぐらいで結ぶ。一等がPLN199、二等がPLN139でちょっと安い。
 今回は出発時間が丁度良かったのがEICだったのでそれにしてみた。


クラクフ中央駅

 クラクフ中央駅(Kraków Główny)は駅自体は近代的な駅ビルになっているけど、その南側には旧駅舎?など古い建物が残っている。
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 ライトアップの仕方がいいよね。中国とは大違いだ。
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 街はまだまだクリスマス仕様だった。


乗車!

 さて、駅に入る。
 ヨーロッパなので改札は無い。
 打刻しないと罰金とかおぼろげな知識でビクビクしちゃうけど、長距離列車に関して(少なくともポーランドでは)なかった。そもそも紙の乗車券ないし。
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 長距離列車ばかりだけど、意外と本数は多い。
 乗車するのはEIC3150列車。3段目に載ってる列車だね。4番線の階段を上がる。
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 お、なんと客車列車。
 しかも食堂車というかBAR CAR付(この時写真撮ってるのに存在に気づかなかった)。
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 列車番号も確認。EIC3150だね。
 列車はザコパネ(ZAKOPANE)というところから来ているようだ。調べてみるとポーランド南端の街でスロバキア国境に近い街だね。列車はザコパネ、ノヴィ・タルク、ハブフカ、クラクフと停車した後、一気にワルシャワを目指す。クラクフ~ワルシャワで293kmあるはずなので、そこを2時間26分で走るのだから平均120km/hぐらいで走ってることになるのだから、客車列車とはいえ、かなり速い。
 この区間はヨーロッパで初めて開通した高速新線を経由する(初めて走ったわけではない)。250km/hでの運転が可能な設計をしたというが、長いこと160km/hで運転しており、実際に200km/h運転開始したのは2014年かららしい。おそらくEIPが200km/h運転で、EICが160km/h運転なんだろうか。
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 指定された座席につく。外見はそんなに新しそうに見えないけれど、コンセントやUSB充電端子がついているあたり改修されている。ちなみに、そんなに高くなかったので、一等車にしたよ。
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 それでは発車!


座席と車内サービス

 発車するとまずは車内販売……ってわけじゃないな、ドリンク係が来た。
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 コーヒー、紅茶、ミネラルウォーターが一等車は無料。コーヒーをいただく。
 ちなみにテーブルは無接点充電に対応しているっぽかった。
 その後、車内改札。スマホでチケットのPDFを読み取らせる。それとパスポートで氏名との一致を確認。
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 一等車は6人1部屋のコンパートメント。向かい合わせシートとはいえ座り心地は上々。リクライニングもちゃんとする。機内持ち込み用のスーツケースだったからいいけど、大きいスーツケースだと割増料金を払わなければいけないらしい。
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 コンパートメントとはいえ、ガラス張りなので外からは丸見えよーん。
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 まぁ、カーテン閉めることもできるけど。あんまりしめてる人はいなかったかな。老夫婦と同室だった。6人部屋を3人で使う感じ。
 朝早くからずっと動いていたので疲れて、つい居眠り。軌道の状態がいいのか、(日本に比べれば)かなりぶっ飛ばしているにもかかわらず、大きく揺れなくて快適だった。


ワルシャワ着

 起きたらワルシャワだった。
 列車はWarszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)、Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)と停まって、終点はWarszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)である。日本で例えるなら、上野、東京と停まって終着は品川というところだろうか。
 ワルシャワ西駅で目を覚まし、下車の準備。同室の老夫婦はワルシャワ西駅で降りていった。
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 そして、ワルシャワ中央駅に到着。
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 女性の車掌さんが戸締め確認して、ワルシャワ東駅に向かって走って行った。
 なかなか旅情があるね。これは沼だわ。深い沼。コレを好きになっちゃうと色々大変だと思うので、あんまり手を出さないでおこうと思う。
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 ポーランド来たからポーランド料理食べたい。


ちょっと時間があるのでクラクフ散歩

 ランチも食べてないので、おなかがすいたー。
 おなかがすいたー。
 ご飯を食べよう。ご飯屋をさがして旧市街へ。
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 16時半なのにあたりは真っ暗。
 ちょいちょい、古い建物が登場するクラクフ市街。
 それもそのはず、旧市街全体が世界遺産に登録されている。第二次世界大戦では大きな被害を受けなかったので結果的に、古い街並みが保存された。


観光客向けなお店に突撃

 アジアだと、現地向けのグルメサイトなどを参考にしながら、おいしいお店のオーラを感じ取って、ふらふらふらーって入るんだけど、ヨーロッパに入るとその嗅覚が通用しないのね。不思議なんだけど、アジアでは感じ取れてもヨーロッパでは無理。
 というわけで、トリップアドバイザー様に頼った。
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 旧市街でも一番クラクフ中央駅寄りにあるお店。
 トリップアドバイザーでもGoogleマップでも点数が高いから、まぁ、ものすごくひどいってことはないだろう。
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 なかなか一人だと入りづらいオーラが出てるけど、入る。


量が多いのよね

 まぁ、こういう店って一人ではいる前提にはなっていないから量が多い。
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 とりあえず、ビールどーん!
 パンとパテもどーん!
 パテ多すぎじゃね?
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 まず頼んだのはジュレック(Żurek)。
 クラクフスタイルのZupy(スープ)で、ソーセージとゆで卵が具に入ってる。
 スープとはいえ、結構ボリュームあるね。サワークリーム系の味なんだけど、ライ麦粉を発酵させたものが入っているので、奥行きがある味だね。
 素直においしい。発酵食品は偉大。
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 それとピエロギ(pierogi)。こちらはポーランドの水餃子。
 中身やかけるものによって色々と種類がある。フライドオニオンが載ってる一番シンプルなものにした。
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 ちなみに皮がめちゃくちゃ厚い。かなりおなかにたまる味。
 ちょっとこの量を一人で食べると飽きる。だが、これはこれでもちもちしてておいしかったよ。


内容考えたら安い

 結局注文したのはビールとジュレックとピエロギ。これでも一人ならおなかいっぱい。
 おそらくパンとパテは自動的についてくるんじゃないかな。カードの請求金額は約1,300円で、これに現金のチップを追加。ポーランドの物価がどんなもんかわからないけれど、日本人の感覚的には安いね。
 観光客向けなのであんまり期待していなかったけど、おいしかった。
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 まぁ、特筆するホテルではないけれど。備忘録。


とにかく駅前に泊まりたかった

 飛行機の到着は夜遅いし、翌日のアウシュヴィッツ収容所跡の訪問は朝早く行きたい。
 となると、オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)行きのバスの出発はクラクフ中央駅(Kraków_Główny)からだし、ワルシャワへ移動するにもクラクフ中央駅から鉄道に乗るので、クラクフ中央駅前に泊まっておきたい。
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 というわけで今回の宿はHotel Europejski(ホテルオイロペスキー)にした。
 駅からは迷わず行けば徒歩5分強ぐらい。一応、道路挟んだ反対側はすでに駅と駅ビルの敷地っぽい感じ。
 Hotel.comで7,388円だった。


部屋

 観光地が多い街だからか、何の問題も無く英語も通じた。
 あとは、チェックイン時にクラクフの街歩き地図や見所なども教えてくれた。とても親切。
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 部屋はこんなシングルルーム。
 古い建物だけど妙に新しい割には遅いエレベーターがあって、荷物があっても大丈夫。
 全体的に建物内の廊下とか薄暗いけど……まぁ、仕方ないか。
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 スチーム暖房があるあたりがいいね。
 水回りもきれいだし、タオル等も問題なし!
 強いて言うなら、部屋がちょっと狭いか。
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 窓からの景色はこんな感じだった。
 いいね、路面電車ビュー。


朝食

 このホテルは朝食付。朝食は6時30分からなので、朝一のバスに乗るには間に合わないか。
 まぁ、朝食前にバスのチケットを買いに行って朝食食べてからバスに乗るっていうのも手かもしれない。
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 朝食の内容としてはこんな感じかな。
 ほかにもたくさん食べるものはあったので、食べるものがないってことはなさそう。


まとめ

 まぁ、駅からそれほど遠くないし、特に問題も無い。
 荷物も一日預かってもらえるし、それもいいね。アウシュヴィッツ収容所は荷物の制限が厳しいので、ここで全部預けてしまえる。
 これより値段が下がるとアパートメントになるので、果たしてイレギュラーな時間のフロント対応とか不安だったのでここにしてみた。その辺気にならない人なら、これのさらに半額ぐらいでバスターミナルに面したホテルとかあるのでそっちにしてもいいと思うよ。
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 帰りもミニバスで帰る。だって、安いし、空いてるし。


行きの記事も参考にしてね

 行きの記事はこちら。



帰りのバス

 帰りのバスももちろん4社が走らせている。
 そのうち大型バスを使用するLAJKONIKは、アウシュヴィッツ収容所の敷地内のバス停から出発する。バス停はビルケナウ行きの無料送迎バスと同じ場所だ。
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 時刻表も一緒に載っているのでバス停を共有している。
 ところが、これが敷地内から発車する便利さなので、乗客が集中する。これ1台じゃ乗れねーだろってぐらい客が待っていたりする。
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 というわけで、行きで降りたバス停からミニバスに乗ると空いているので便利。

 バス停の位置はここなので参考にして欲しい。
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 ホントにこの通り来るのか謎な時刻表がバス停に貼ってあるよ。
 時刻表は次のサイトを参考にするべし。

 鉄道も含めた時刻表は上のページを参照していただきたい。
 鉄道も含めた発車順の案内があるが、この全てがアウシュヴィッツ収容所から出発するわけではないので注意
 時間順の発車案内の下に、「LAJKONIK」「Marek Lewanski」「Przewoz Osob JS」「GT TRANS」「POLREGIO」とキャリア毎に選べて、その下に時刻表が出てくるのでそちらもチェックすること。「POLREGIO」は鉄道、「LAJKONIK」は大型バス、それ以外は小型バスだ。
 発車順の案内で「Leaving from」が「Oświęcim Muzeum Auschwitz」となっていたら敷地内のバス停から、「Oświęcim Więźniów Oświęcimia」となっていたら写真の裏通りのバス停から出発する。「Oświęcim Lodowisko」のバス停から出発するバスはアウシュヴィッツ収容所近くのバス停は通過しないので注意
 ちなみにバスのチケットは販売していないので車内で購入する。乗車時に行先を言えば大丈夫。おそらく、現金のみなので注意。


というわけで帰る

 帰りも
Przewoz Osob JSのバスだったのかな。
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 帰りはなぜか段ボールが前面に設置されていた。
 助手席から車内に入る。
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 特等席ゲット。
 2時間近く揺られてクラクフへ。
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 ふぅ、帰ってきたぜ!
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 悲惨なことが起きた施設。


アウシュヴィッツ収容所

 まぁ、あのアウシュヴィッツですよ。
 第二次大戦中にドイツによって引き起こされたホロコーストの舞台ですよ。
 おそらく高校の世界史で習ったよね?
 ナチスドイツによってユダヤ人大虐殺が行われた舞台の一つがアウシュヴィッツ収容所。
 人として、一度は行っておかねばならぬ場所。


見学するその前に

 アウシュヴィッツ収容所跡の見学できる時間は7時半から。最終入場時間は月によって違うので、公式ホームページを確認して欲しい(12月は14時まで、夏は19時まで)。最終入場時間から1時間半後に完全閉館となる。


公式ホームページ

 見学可能時間の早朝と終わりの方はツアーなし無料で見学できるが、これも人数制限がある。昼間はツアーで入るしかない。当日のチケットは入手できなくはないけれど、基本的にはツアーありだろうがなしだろうが予約は必須。なので、事前にホームページで予約しておこう。

 予約の方法はここが詳しい。
 その他色々な情報は以下のページに書いてあるので参考にしたらいいと思う。

 まぁ、あとはクラクフ発の日帰りツアーなども充実しているので、そちらを使うのもいいかも。クラクフから足つきでもちろんアウシュヴィッツ入場の予約も込みで手配できる。お値段はそりゃ路線バスに比べたら高いけど、そこまで高くない気はする。ただし、日本語ツアーはお高め。
 それとアウシュヴィッツの公式ガイドで中谷さんという方がいらっしゃる。その人にガイドをお願いするのも一考。おそらく得られる情報量はこのお方にガイドをお願いするのが一番。ただし、直接メールするという予約方法だけなので、心理的ハードルは高い。お忙しい方でいらっしゃるので、なるべく早い時期に、日程にゆとりを持たせてメールしてみるといいと思う。このお方のメールアドレスは公開していいものかどうか悩むので、ググれ。


アウシュヴィッツがクソ混んでた

 ここまで、予約の重要性を説いてきた。
 そんなに書いているにも関わらず、俺予約せずに行ったんだよね。
 しかも、思ったより遅い時間のバスになってしまったので、アウシュヴィッツ到着したのは10時過ぎ。もうツアーしか入れない。
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 そして入場券を求める列がものすごい長い。
 マジで長い。
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 入場券ブースからずーっっと人の列が続く。
 え?なんで?この日は12月30日で月曜日だし、冬は閑散期なんじゃないの?と余裕ぶっこいた自分に反省する。他の観光スポットが休みだったり年末だったり、色々あるのかもしれないけれど、えらい混雑だった。
 もし、何も予約していなければ朝一番のバスに乗るべきだ。朝一番のバスで6時20分発。これでもおそらく到着は8時頃。でも、これが最速なので仕方がない。あるいは、オシフィエンチムに泊まるとか。
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 というわけで、並んでたらいつ入場券ブースにたどり着けるかわからないので、あっさり諦める。
 まぁ、また来ればいいし(と思ったらコロナだし)。


フリー入場のビルケナウへ行く

 アウシュヴィッツ収容所は第一~第三に分かれており、いわゆるアウシュヴィッツと呼ばれ、色々な建物があって予約が必要なのは第一収容所である。そういった予約が必要なく見学できるのは第二収容所、通称ビルケナウである。
 というわけで、そっちに行ってみた(もちろん第一収容所を見学した人もビルケナウは見学した方がいい)。
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 アウシュヴィッツから無料の送迎バスが運行されており、ビルケナウに移動できる。
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 バスは平日20分ごと、週末は10分ごとに運行している。


ビルケナウだけでも見応えあった

 まぁ、アウシュヴィッツ見た方がいいと思うんだけどね。
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 いわゆる線路があるのはビルケナウ。
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 「あぁ、これがアウシュヴィッツね」っていう写真が撮れるのはビルケナウ。覚えておこうね。
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 収容されたユダヤ人はこの3段ベッドで睡眠を取っていた。
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 粗末な建物と暖房設備の貧弱さを考えると冬は極寒だったと思われる。
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 ここはサウナと呼ばれる建物。
 新しく収容される人々がまず通る場所。
 髪を剃って殺菌してシャワーを浴び囚人服が渡されるところ。
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 一瞬、焼却炉?もしや……なんて思ってしまうが、高圧蒸気釜でおそらく衣服の殺菌などが行われていた模様である。
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 これは先ほどの裏側。
 間違っても焼却炉というわけではない。
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 入口にあった線路の終端側。
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 貨車も残されていた。
 いや、貨車と言っていいのかどうか。人が乗っていたはずだ。


というわけで

 ビルケナウだけでもかなり見応えがあったように思う。
 だけど、ある意味きれいに保存されている場所なので、生々しさとかが薄らいでる感じがした。
 やっぱり見といた方がいいと思うよ、アウシュヴィッツは。
 あ、あとトイレは入口付近のは有料だけど、線路の一番奥にあるトイレは無料だよ。
 それとポケモンGOはこの敷地では一切出ないし、ポケストップもないよ。
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 クラクフに来たら、やっぱりアウシュヴィッツに行かないとね。
 ギリギリにポーランド行きを決めたので、ツアーとか申し込めず自力で行くことにする。


グッモーニン!

 朝。
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 といっても暗い。一応これで6時半。
 ホテルで朝食を食べて出発。
 駅前の通り沿いにあった24時間営業の「Kantor CFS 24h Exchange」で両替。千円札でも問題なく受け取ってもらえた。おおよそ4%程度の為替レートから引かれていた。まぁ、ATMだと金額大きくなりがちだし、小銭が手に入らないので、そんなに多く両替しないんであれば、両替屋で両替する方がいいんじゃないかな。
 ちなみに、クレジットカードが使えるところが多いので、そんなに現金は必要ではない。


アウシュヴィッツへのバス

 アウシュヴィッツ収容所跡があるオシフィエンチムの街へは鉄道かバスどちらでも行ける。
 ただ鉄道の場合、オシフィエンチムの駅から2kmほど離れているので、結局タクシーかバスか徒歩になる。なので、特に鉄道に乗りたいって訳でなければバスに乗るのがいいと思う。
 ちなみにアウシュヴィッツ(Auschwitz)はドイツ語の地名、ポーランド語の地名はオシフィエンチム(Oświęcim)。やはり負の感情があるみたいなので、基本的にはオシフィエンチム(Oświęcim)って言った方がいいと思う。
 クラクフのバスターミナルはクラクフ中央駅(Kraków Główny)の東側(ショッピングモールの反対側)にある。まぁ、普通に行けば気づくと思う。2階に待合室兼切符売り場がある。
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 それほど広くはない。窓口で切符を買おう。
 オシフィエンチムの発音は本当に抑揚のない(日本語的に発音して大丈夫な)「オシフィエンチム」なので、「オシフィエンチムミューズィアム」とか言えば、問題なくチケット買えるよ。
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 運賃はPLN12。350円くらい(大型バスのLAJKONIKだとPLN15)。クソ安い。1時間半もバスに乗るのに。ちなみにクレジットカード使えるよ。○がついているG7はバス停を示す。便によって乗り場が違うことがあるので良く確認を。一応便指定なので、早めの便が埋まっていると遅い便になる。今回は7時23分に買ったけど、取れたチケットは8時15分発のだった。
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 行ったときに見た時刻表ではオシフィエンチム行きのバスはたくさんあるが、本当にこれが毎日走っているとは思えない(たぶん時刻の下が運転日だと思う)ので、参考までにして欲しい。
 ちなみにバスは4社走っていて、どのチケットも同じ窓口で買えるのか、それとも違うのか、それは謎。一応、前日から買えるらしいのと、本当に便指定なのか謎。


 鉄道も含めた時刻表は上のページを参照していただきたい。
 鉄道も含めた発車順の案内があるが、この全てがアウシュヴィッツ収容所に行くわけでは無いので注意
 時間順の発車案内の下に、「LAJKONIK」「Marek Lewanski」「Przewoz Osob JS」「GT TRANS」「POLREGIO」とキャリア毎に選べて、その下に時刻表が出てくるのでそちらもチェックすること。「POLREGIO」は鉄道、「LAJKONIK」は大型バス、それ以外は小型バスだ。時刻表で「via Zarki」となっているものはアウシュヴィッツ収容所跡には行かない、「via Zator」となっているものがアウシュヴィッツ収容所跡へ行くので覚えておこう。どっちか書いてなかったら、アウシュヴィッツ博物館行きのバスなので安心して欲しい。
 帰りは……また帰りの時に解説するけど、発車順の案内で「Leaving from」が「Oświęcim Muzeum Auschwitz」となっていたら敷地内のバス停から、「Oświęcim Więźniów Oświęcimia」となっていたら裏通りのバス停から出発するので参考にして欲しい。


というわけで乗車

 乗車券に記載されたG7バス乗り場で15分前から待つ。
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 でもバスが来るのは直前なのでそんなに早くから待たなくてもいいかもしれない。
 なんか、大きめのワゴン車みたいだが、これがバスだ。ちなみに助手席っぽいドアを開けて、乗り込む。切符なしで乗ろうとしていた人は断られていたので、切符は買っておいた方がいいと思う。
 これが「Przewoz Osob JS」のバスってことなんだろうか。
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 内部は2+1の3列シート。
 途中区間で乗ったり降りたりする人がいるので、なるべく奥の方に座ろう。降りるのは終点だ。
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 途中ちょっとだけ雪景色になったりしたが、道中ほぼ雪なし。
 すべて下道で行くので、集落毎に乗降があったりする。
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 1時間半ほど乗って到着!写真は逆サイドのバス停。
 え、ここ?みたいなところで降ろされるが、ここから西に行けばアウシュヴィッツ収容所跡だ。

 普通に西に向かって駐車場みたいな所を歩いて行くと5分ぐらいで着くよ!
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