さて、どうやって帰るか。
 いや、帰れなかったんだけど。


この日の運航見通し

 まぁ、朝から天気が悪く念のため運航の見通しをチェックすることにする。
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 ふむ。JALさんは視界不良でなんらかの影響が出そうな予感。
 まぁ、ここに載っていたからといって必ずしも欠航になることはなく、多くの場合は通常通り運航することが多いと思う(個人的な体感)。とはいえ、行先は離島。出られなくなったら閉じ込められる。離島でなければ陸路でなんとかリカバリーすることができても、離島だとそうもいかない。
 というわけで、ANAさんも見てみよう。
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 まぁ、そうですよねぇ。JAL(HAC)が視界不良で欠航の恐れと言っているんだから、ANAもそうなりますよねぇ(とはいえ、意外と差が出たりもするんだけど)。JAL(HAC)の判断とANAの判断が一致しているので欠航の可能性は充分にあると判断して、心の隅に入れておく。

HAC欠航!ANA予約!

 お昼ご飯を食べてから、もう一度運航状況の画面を見てみる。
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 あ!
 丘珠発の便、欠航や。
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 当然、乗るはずだった折返し便も欠航。
 視界不良と悪天候という表現の違いが気になる。

 HACが運航する機材はSAAB340Bというプロペラの小さな機材で、対するANAはB737-500なので、もしかしたら運航の規程が異なる可能性がある。あと、ILSが設置されていたような気がするので、SAAB340Bができない計器着陸できちゃったりすれば、充分ANA便は着陸できる可能性がある(あとで調べたら利尻空港は計器着陸不可)。
 よって、ここはANAを急いで予約する。残り1席を普通運賃でゲット。背に腹は代えられない。


ANAも欠航!

 さて、ANA便にしたことによって利尻空港の出発が1時間以上早まるので、急いで空港へ。
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 あ。
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 なんかダメっぽい雰囲気。
 前回の旅行で八丈島空港のゴーアラした時と視界が大して変わらないような気がする。
 展望デッキで見ていると、上空を飛行機が飛んでいった。ゴーアラしたっぽい。その直後に館内放送で欠航が決まった旨アナウンスされた。
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 利尻に向かう便は稚内空港へダイバート。
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 そして、利尻発のANA4930便は欠航。
 さて、どうすっぺ。


レンタカーで港へ直行

 欠航が決まったならやることは一つ。
 空港で乗り捨てたレンタカーを再度運転して港へ向かう。レンタカーが空港でそのまま放置しておくという返却方法だったので、こうした臨機応変な対応ができるのはありがたい。
 一目散で鴛泊港へ向かう。こういうのは時間との勝負。早く行動すればするほど道は開ける。
 船の出発は14時35分。欠航が決まったのは13時50分頃。40分前(13時55分)までに乗船券購入が必要なので、それには間に合わないけれど、とにかく行くしかない。