やっぱり、大邱っていったら地下鉄放火事件だよね!
(今は韓国の新型コロナウィルス感染爆発地かもしれないけれど)
というわけで、今度はその事件の現場である「中央路駅」に行ってみた。
この事件というか事故というかについては、それについてのテーマパークである市民安全テーマパークに行った記事で書いたので、それを参照してほしい。
もっと詳しいことはWikipediaへ。
まぁ、平たく言うとちょっとアレな人が地下鉄車内でガソリンまいて、その後の対応がグダグダだったが故に、火災がひどくなって死傷者が多数発生した事件というか事故。
事故当時の写真は以下のホームページが詳しい。
いやー、なんというか桜木町事故に近い。
その火災の現場となった中央路駅。
いわゆる大邱の中心部であり、観光に来たら一度は降りる場所。
その中央路駅にはこの事件に関する展示がある。
これが結構生々しい。
まずは外にも展示物があるので見学。
当時の柱がそのまま展示されている。
何やら文字があるのは、遺族たちが書いた鎮魂の言葉である。
焼けてすすだらけになったものが展示されていた。
犠牲者の遺品も展示されている。
さらに、展示コーナーも。
生々しさはさらに。
こういった展示コーナーもある。
犠牲者の名前が入った鎮魂碑。
死者192名。
こちらは焼けただれたATM。
これは駅の広告などが貼られていた電照掲示板かな。
焼けただれた売店。
内部を見ると燃え残っている部分もあった。
こちらは公衆電話。
公衆電話のブースもあった。
受話器が溶けて伸びているのがわかるだろうか。
それだけの高温にさらされたということ。
これらはポスターが貼られていた額と壁かな。
これはなんだろう……。
椅子があるなんらかのブース。
そして焼けただれたコインロッカー。
これがね、いやー大変だったねぇで終わってしまったらだめなわけで。
今回の事件・事故でダメだったところは……
・難燃材を使った車両でも、高温で融解する材料が使われていたので、窓が外れ火災が悪化。
・運行指令が火災の発生を誤報だと思って運転中止の措置をとらなかった結果、対向列車進入。
・運転士に避難指示をした際にマスコンキーを抜くように指示したため、ドアがすべて閉まった。
・非常用のドア開放装置(いわゆるドアコック)の案内がなく、開けられなかったので、多数焼死。
・避難路の案内も少なく、コンパクトな駅だったため避難が困難になり、一酸化炭素中毒死。
・地下鉄職員によるミスの隠蔽
……などなど。もうすべてがダメな方向に行ってしまった。
もちろん地下鉄の設備や職員に対して必要な対策をしていくのはもちろんのこと、乗客にとってみてもこういったときにどういったことができるかを考える必要がある。
少なくとも……
・非常用ドアコックの位置の確認(ドア上かドア横の座席の下にある)
・指示がなくても危険を感じたときは率先した避難(これはまた程度の問題があるけど)
……ができていれば、被害が少なくなった可能性がある。
私権が厳しく制限されない国家においては、個々の倫理観や価値観などに頼る部分は大きいので、こういった教訓を個々で覚えておく必要がある。
(今は韓国の新型コロナウィルス感染爆発地かもしれないけれど)
というわけで、今度はその事件の現場である「中央路駅」に行ってみた。
大邱地下鉄地下鉄放火事件
この事件というか事故というかについては、それについてのテーマパークである市民安全テーマパークに行った記事で書いたので、それを参照してほしい。
もっと詳しいことはWikipediaへ。
まぁ、平たく言うとちょっとアレな人が地下鉄車内でガソリンまいて、その後の対応がグダグダだったが故に、火災がひどくなって死傷者が多数発生した事件というか事故。
事故当時の写真は以下のホームページが詳しい。
いやー、なんというか桜木町事故に近い。
中央路駅には事件に関する展示がある
その火災の現場となった中央路駅。
いわゆる大邱の中心部であり、観光に来たら一度は降りる場所。
その中央路駅にはこの事件に関する展示がある。
これが結構生々しい。
まずは外にも展示物があるので見学。
当時の柱がそのまま展示されている。
何やら文字があるのは、遺族たちが書いた鎮魂の言葉である。
焼けてすすだらけになったものが展示されていた。
犠牲者の遺品も展示されている。
さらには展示コーナーも
さらに、展示コーナーも。
生々しさはさらに。
こういった展示コーナーもある。
犠牲者の名前が入った鎮魂碑。
死者192名。
こちらは焼けただれたATM。
これは駅の広告などが貼られていた電照掲示板かな。
焼けただれた売店。
内部を見ると燃え残っている部分もあった。
こちらは公衆電話。
公衆電話のブースもあった。
受話器が溶けて伸びているのがわかるだろうか。
それだけの高温にさらされたということ。
これらはポスターが貼られていた額と壁かな。
これはなんだろう……。
椅子があるなんらかのブース。
そして焼けただれたコインロッカー。
このことが示す教訓
これがね、いやー大変だったねぇで終わってしまったらだめなわけで。
今回の事件・事故でダメだったところは……
・難燃材を使った車両でも、高温で融解する材料が使われていたので、窓が外れ火災が悪化。
・運行指令が火災の発生を誤報だと思って運転中止の措置をとらなかった結果、対向列車進入。
・運転士に避難指示をした際にマスコンキーを抜くように指示したため、ドアがすべて閉まった。
・非常用のドア開放装置(いわゆるドアコック)の案内がなく、開けられなかったので、多数焼死。
・避難路の案内も少なく、コンパクトな駅だったため避難が困難になり、一酸化炭素中毒死。
・地下鉄職員によるミスの隠蔽
……などなど。もうすべてがダメな方向に行ってしまった。
もちろん地下鉄の設備や職員に対して必要な対策をしていくのはもちろんのこと、乗客にとってみてもこういったときにどういったことができるかを考える必要がある。
少なくとも……
・非常用ドアコックの位置の確認(ドア上かドア横の座席の下にある)
・指示がなくても危険を感じたときは率先した避難(これはまた程度の問題があるけど)
……ができていれば、被害が少なくなった可能性がある。
私権が厳しく制限されない国家においては、個々の倫理観や価値観などに頼る部分は大きいので、こういった教訓を個々で覚えておく必要がある。