FLY! FLY HIGH!!










飛行機と食事とホテルとたまに観光地を淡々とアップするブログにおこしいただきありがとうございます。
当ブログの写真・文章の転載はご遠慮ください(法的に認められた引用を除く)。

2020/03

 さぁ、けぇっぺ。
 噂の鼎泰豐機内食を食べちゃうぞー。


というわけでTPEの2タミ

 朝から新幹線と地下鉄を乗り継いで台北桃園空港の第2ターミナルへ。
DSC05967
 帰りも乗るのはEVA AIR。
DSC05964
 EVAのダイヤモンドってどんな感じのサービスなんだろうか、なんて思いながらスタアラGのカウンターでチェックイン。特筆するようなことは何も無く。


インフィニティーラウンジ

 何回か利用したInfinity Loungeへ。
DSC05969
 入って右か左かが運命の分かれ道。
 スタアラGラウンジとビジネスクラスラウンジで分かれてる気がするけど、内容に大差ないし、なんか空いている方に誘導しているだけという気がしなくもない。一応、Infinityがビジネスクラスラウンジ、STARがスタアラGラウンジ。
DSC05976
 一応、ビジネスクラスなのでInfinityラウンジへ。
 ここは基本的に食わせラウンジなので、飲むし、喰う。
DSC05970
 お酒は台湾が誇るウィスキーKAVALANが置いてあるね。
 まぁ、うまいんだけど、高いというのが私のイメージ。
 ここならじゃぶじゃぶ飲めるよ。
DSC05971
 お食事もたくさんあるでよ。
DSC05974
 謎のざるそばとか。
DSC05975
 台湾っぽい飯とかあるよ。
DSC05972
 そしてイモ。
 なぜかあるイモ。
 っていうか台湾系エアラインのラウンジには必須なんじゃないかってぐらい置いてあるイモ。
 もちろんチャイナエアラインのラウンジにも置いてある。でも、不思議なことにキャセイでは台北も高雄もイモは昔から置いてない。謎だ。
DSC05973
 ハーゲンダッツも取り放題だよー。


搭乗

 さぁ、乗るかぁ。
DSC05977
 今日の機材は332。
DSC05981
 お座席はこちら。
 Cの搭乗率は低くて3割ぐらい。
 隣席は空席だった。
DSC05983
 ウェルカムドリンクをいただく。
DSC05984
 帰りもアップルデイリーもらう。
DSC05985
 いつもの通り、なんだかよくわからない芸術的なセーフティービデオを見る。
DSC05991
 というわけで、離陸よー。
DSC05992
 バイバイ、台湾。
 やっぱり何度も来たいぜ、台湾。


機内食メニューチェック

 まずはメニューのチェック。
DSC05986
 和食はこんな感じ。
 さすが、台北発。なんかちゃんとしてそうな予感。
 香港と台北発の和食はちゃんとしたものが出てきそうなイメージ。
DSC05988
 その他、洋食と中華。
 おおー、中華は鼎泰豐や。
 もっとも、最初から
鼎泰豐をプレオーダーしてたけど。
DSC05990
 ちなみに成田発のメニューもついてたので参考までに掲載。
 成田発の方が和食は質素な気がする。
DSC05989
 成田発でも中華は鼎泰豐。
 台北で往復分搭載してるのかな。


鼎泰豐機内食を実食

 では事前にオーダーしてあった鼎泰豐の機内食を食べよう。
DSC05994
 まずはシャンパンとおつまみから。
DSC05995
 テーブルが整えられる。
DSC05998
 前菜的なもの(中華惣菜)とスープ。
DSC05999
 このスープ、鶏肉がごろっと入ってておいしかった。
 まさか、機内でこんなスープ飲めると思わなかったよ。
DSC06002
 いよいよ
鼎泰豐の小籠包。
 うーん。機内にしては頑張ってると思う。
 とっても頑張ってると思う。
 が、
鼎泰豐の小籠包って考えるとちょっといまいち。
 そんなに期待して食べるもんじゃねーなって気がする。
 あ、いや、おいしいんだけどね。
DSC06004
 そして食後のデザート。
 あ、ちょっと量が少ないなって感じがした。
DSC06005
 このお砂糖いいよねー。
DSC06006
 最後はジャスミン茶でフィニッシュ。

到着

 日も暮れてきた。
DSC06011
 東行きに乗ると、スゴい勢いで日が暮れていく。
DSC06007
 なんか相当古そうな検疫のビデオを見せられる。
DSC06014
 夕暮れの中でちょこっとだけ富士山が見えた。
DSC06016
 日が暮れてからの着陸なので機内を暗くする。
 暗くしないのってANAぐらい?
DSC06017
 着陸~。
 B滑走路に着陸したので、延々と地上を走ってスポットイン。
DSC06018
 なんだか改装中で天井むき出しな感じのところで荷物を受け取った。
DSC06020
 帰ってきたよー。
 いつもは2タミなので、いろいろ勝手が違って戸惑った。


日台線ビジネスクラス対決

 日本台湾間って、ANA、JAL、チャイナエアライン、エバー航空、キャセイパシフィック航空が主なFSCの運航会社。その中でANA以外は全てビジネスクラスで飛んでみたけど、総合的に考えて確実にBRが優勝。
 機内食は中華を選ぶとちょっと量が少ない気がするけど、他のもの選べばそんなことはない。
 日本発券のビジネスクラスでは一番安いことが多いBRだけど、サービスは確実に良い。
 欠点は日本ステイを頑なにやらないので、時間帯が日本在住者にとって使いにくいことかな。
mixiチェック

 マンゴーかき氷→ちまき→マンゴーかき氷→エビ飯→牛肉湯と食べてきた1日。
 最後は小籠包じゃー!!


台南東側の小籠包屋

 駅から遠くて基本的にはバスに揺られる立地の小籠包屋に行く。

 前にも行ってるんだけどね。
 今日はアテンドしてるから、やっぱり冒険しないで普通においしいところに行きたい。
DSC05943
 というわけで行ってきました、上海好味道小籠湯包。
 台南駅裏口すぐのシャングリラ前(香格里拉飯店)のバス停から77系統南紡購物中心(東光路)行きに乗り、東明里下車。台南駅の表側からの6系統も通るんだけどかなり遠回りなのよねー。


とりあえず食べる

 客席がかなり多いので、満席で入れないっていうのはあんまりないと思う。
 そして、ここは写真付きメニューあり。注文票に書いていくシステムなので、特に戸惑うことはない。
 注文終わったら、冷蔵庫の前に行って小菜とか持ってくる。
DSC05944
 張り込んでアワビ持ってきた。これはTWD150。ちょっと高いけどおいしい。
DSC05945
 小籠湯包、TWD95。おつゆだくだくでおいしいの。
DSC05947
 蝦仁蒸餃、TWD95。ぷりっとしたエビが入ってる。
DSC05948
 蒜泥白肉、TWD120。
 豚肉のニンニクソースがけ。ちょっと味が濃い。ご飯が欲しい。
DSC05949
 その他スープを頼んでみたり。
DSC05950
 海苔スープを頼んでみたり。
DSC05952
 ラー油かけのワンタン頼んだり。
 これは見た目ほど辛くない。ビールが進む。
DSC05953
 最後は麺でフィニッシュ。


いっぱい食べた

 結構食べたけれどだいたい1皿TWD100~TWD200ぐらい。
DSC05951
 だいたいの値段がそんなもんなので、会計もそんなに高くならない。
 3人で食べてTWD1,000もいかなかった。本気で食べて飲んでも一人TWD500もいかないんじゃ無いかな。
 安い!……が交通が不便すぎる。
mixiチェック

 台南名物エビ飯を喰らう。


蝦仁飯の老舗

 台南には色々とおいしいものがあるけれど、代表的なB級グルメとして有名なのが蝦仁飯。
 台南にはこの蝦仁飯の有名な店が2店舗あり、そのうちの一つが矮仔成蝦仁飯。
DSC05936
 というわけでやってきた。
 以前来たときと違って、お店がきれいになってる!
 すげー儲かってるんやな。
DSC05931
 メニューというか注文票。
 色々サイドメニューもあるでよ。
 ただ、もうこの時全員おなかいっぱいだったので一人小一杯ずつにする。
 でも、青菜は食べる。


着碗

 注文票を渡して少し待つ。
 お店が新しくなって冷房が効いているのがありがたい。
 前の店って冷房効いてたっけ?
DSC05933
 到着!
 濃いめの味付けの炊き込みご飯に炒めたエビを載せた物。
 味はちょっと濃いめかな。飲み物も頼んでおいた方がいいと思う。
 ただ、この出汁がきいたご飯がおいしいかった。


おなかいっぱいだと言ってるのに

 この後は牛肉湯のお店をはしごした。
DSC05938
 ホントにもう食い過ぎだね。マジで。
 朝食、マンゴーかき氷、ちまき、マンゴーかき氷、エビ飯、牛肉湯。もうフルコースだね。

 まぁ、この日、まだ食べたんだけど。
mixiチェック

 マンゴーかき氷を食べたのに、マンゴーかき氷を食べる。


台南街歩き

 特に予定もないんだけど、玉井でマンゴー食べた一行は台南市内に戻る。
DSC05917
 とりあえずしょっぱいものを、ってことで再發號肉粽でちまきを食べる。
 うむ。安定してうまい。
 台南のちまきはゆでるので、かなりしっとりしてる。いつも蒸してる系ちまきが多いから味がじゅわーってしみこんでる感じのちまきは、初めて食べる人はビックリするかも。


マンゴーかき氷の有名店へGO

 次に自分の中で課題店だったマンゴーかき氷の超有名店である「冰鄉」へ。
DSC05930
 なんかすごい混んでる……。
 基本的には座席をとにかく確保してから並ぶ。これは空いてないと一人で来るのは難しいな。
 店の前のテーブルが空いてなければ、裏側にもテーブル席があるのでそこを確保しよう。裏側は屋根があるステージみたいな所にソファーを置いてテレビを見てるおじいさんがいるけど、その存在は気にしないこと。
DSC05921
 メニューはこちらね。
 夏の時期はマンゴーが有名。春だと苺のかき氷が有名らしい。
 マンゴーは結構すぐ売り切れてしまうので、お店のFacebookページで確認すること。季節の一番ウリの商品の品切れ情報はFacebookページにアップされる。
 ちなみにかなり並ぶのと、注文してからもかなり待たされる。どういうオペレーションでやってるんだよ!って感じがしなくもないが、ここは台湾。のんびり待ちませう。


マンゴーソースのかき氷とトマト

  頼んだのは注文票で強力推薦と書かれている芒果醬布丁牛乳冰(マンゴーソースかき氷プリンのせ)と薑糖番茄(生姜糖トマト?)を注文。ちなみにマンゴーは数日前に終わってしまったようだ。残念。
DSC05924
 生姜と黒糖ときなこのソースで食べるトマト。組み合わせがすごい。
 うーん、正直この時食べたときはビミョーだったなぁ。
 これは季節の問題があるので、また次回トライしてみたい。
DSC05926
 芒果醬布丁牛乳冰は正直プリンとマンゴーはあわない気がするが気にしないようにしよう。プリンはすげー素朴な味。台湾で食べるプリンってなんかおいしいんだよね。懐かしい味というか、なんというか。
 というわけで、ここでマンゴーが食べられるのは7月の間だけっぽいので、次回への課題とする。
mixiチェック

 あれから9年目の3月11日を迎える。
 津波に流されても助かった人がいた一方で、津波に流されて亡くなった人もたくさんいる。
 津波から逃れた奇跡がある一方で、津波にのまれた悲劇もたくさんある。
 今回は一番有名で、一番悲しい話。


消えた集落

 岩手県北部の岩手町から盛岡、花巻、北上、一関と通っていく、東北地方最大の河川である北上川は宮城県石巻市に河口がある。その河口の近くには釜谷という集落がある……いや、あった。

 ↓震災前2008年10月
CTO20082X-C8-14_
 ↓震災直後2011年3月19日
CTO201010X-C24-12088_
 ↓震災後2015年5月
CTO20158-C22-4_
 出典:国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)
 ※なお、掲載にあたり写真の回転、トリミング、縮尺変更、赤線追加を行った。

 この北上川の河口に位置する釜谷集落には108世帯の人々の住居があった。一番上の震災前の写真を見ると、それなりに家が建っているのがわかる。そして、真ん中の震災直後の写真では、その集落が跡形もなくなっているのがわかるだろうか。そして、下の写真では震災から4年経過したにもかかわらず、建物はなくなったままである。
 比較するとわかるが、震災によって新北上大橋の橋桁が一部流されて、下の写真では仮設の橋になっている。この橋は2016年6月10日に開通している。その他にも堤防の復旧や、集落内の道路の復旧が行われた。
DSC06179
 その一方で、集落の復旧工事が行われているような気配はない。なぜなら、この集落全域が災害危険区域に指定されたからである。
無題
 出典:石巻市 災害危険区域の指定区域図(北上地域)
 ※なお、掲載にあたり図面のトリミングを行った。

 災害危険区域に指定されると、石巻市の場合、住宅や宿泊施設、病院、保育園などを建てることができなくなる(※市町村によって異なる)。つまり、上記の指定区域図によれば、平地の部分のほぼ全てにおいて住宅の建築ができないので、集落としては成立できず、復旧・復興はなされないということである。

 そんな元集落に唯一の建物がある。

 石巻市立大川小学校。

 多くの人々の記憶に刻まれた、小学校の名前。


津波の爪痕

 前項の空中写真に赤枠で囲ったところが、石巻市立大川小学校の敷地である。
 昔も今もそこに小学校の建物はある。すでに、小学校ではなくなったが。
DSC06132
 この小学校の跡地は不思議な静寂に包まれていた。前項で書いたとおり、周りに人家はなく、津波の被害に遭った小学校だけが残っている状態だが、それだけでは説明できない静かさである。まるで、ここだけ周囲から切り取られたような、そんな静かさ。
DSC06127
 立派な校門が切り取られ、ここに置かれている。
DSC06177
 敷地に入ると、慰霊碑が目に入る。ここは津波避難の遅れにより、全校児童108名中74名(当時校内にいたのは78名)、教職員13名中10名(校内にいたのは11名)、その他地域住民や保護者、スクールバス運転手など多くの人々が命を落とした。
DSC06176
 慰霊碑から見える教室の中を見るとたくさんの仏像や千羽鶴があった。
DSC06146
 体育館であっただろうと思われる施設。
DSC06151
 校舎と結ぶ橋は津波の威力によってひねるように破壊されていた。
DSC06157
 柱やコンクリートの壁は残存しているが、大多数の壁はおそらく材質の違いなどによって破壊されている。黒板などは残存しているのに、壁がなくなっているのが不思議である。力のかかり具合などがちょっと違うだけでも、結果は大きく違うのかもしれない。
DSC06155
 校舎は2階建て。屋上には上がれない構造になっていた。北上川河口付近とはいえ、河口から5km程離れており、ハザードマップでも河口から3km程までしか津波が来ないとされていたため、そのような配慮はされていなかった。
DSC06159
 2階部分の室内を望遠で撮ってみる。こう見ると天井近くまで津波が来ていたことがわかる。つまり、屋上に出られない構造上、どうしたとしても助からなかったということになる。しかし、児童と教職員は当時校内に長いこととどまっていた。


ここでなにがあったのか

 全校児童108名中74名(当時校内にいたのは78名)、教職員13名中10名(校内にいたのは11名)、その他地域住民や保護者、スクールバス運転手など多くの人々がこの場所で命を落とした。学校における事件事故で児童が犠牲になった人数としては戦後最悪のものである。
 地震直後、児童は教員の指示に従い、校庭で整列していた。市の広報車が避難を呼びかけていたという。校長が不在で指揮系統が定まらぬまま、避難するかしないか、どこへ避難するか議論が行われたという。裏山に逃げるのか、別の場所に逃げるのか。結果的に、堤防より高台になっているところへ逃げようとしているときに、津波が人々を襲った。
 地震発生から約50分後のことであった。
DSC06178
 逃げようとしていたのはこの正面の木の左側のあたりである。
 横には新北上大橋が見える。北上川の堤防の高さに橋は架かっていることからわかるとおり、堤防よりもそれほど高い場所ではない。もし、ここまで逃げられたとしても、津波を避けることはできなかった。ここに津波が来ないと言うことであれば、そもそも北上川の堤防は越えてないわけで、避難する意味が一切なかったと言える。
Okawa_hazard_map
 出典:大川小学校事故検証委員会 大川小学校事故検証報告書
 原出典:防災ガイド・ハザードマップ 石巻市 平成21年3月

 震災前に作られていた津波のハザードマップによれば、この区域は津波浸水想定区域にはなっていなかった。他にも河口からは約5km離れており、北上川の堤防は6m、津波の到達予測も当初6m、また地元住民からのここには津波が来たことないから大丈夫だという発言が、そもそもここは避難しなくてはいけない場所なのかという考えに至る可能性があっただろう。


どうすればよかったのか

 どうすれば良かったのか。それは簡単と言えば簡単である。とにかく逃げること。ただ、逃げればいいということではない。どこに逃げるかが重要。
 大川小学校の人々は三角地帯と呼ばれる堤防際の高台へ逃げることを最終的に選択した。しかし、その判断は遅く、避難している途中で津波に襲われることになる。また、前項でも書いたとおり、避難できたとしてもそこも津波に襲われており、同様の結果となったと思われる。
DSC06188
 学校の近くには、もっと高い場所があった。
 いわゆる、裏山である。
DSC06142
 一つは、体育館裏手の斜面で、過去(平成21年頃まで)にはこの場所でしいたけ栽培の授業が行われていたとのことである。写真で見ると道状のものがあるが、これは昔からあったという人もいれば、震災後斜面に入る人が増えたためという人もいるため、以前からあったものと断定することができない。とはいえ、比較的なだらかな斜面であり、とにかく高い場所へ避難すると言うことであれば一つの選択肢であったことは間違い無い。
 しかしながら、木が生えているため中の状況がどのようになっているか不透明である。見えないところでの斜面の崩落など発生している可能性もあった。
DSC06173
 もう一つは急傾斜ではあるが、崖崩れ防止工事が行われた斜面である。
 平成15年に崖崩れがあったときに工事が行われた。ここでは当時不在だった校長が斜面に登った経験があったり、震災前年には3年生児童が先生に引率されて一番下の部分に登った経験があるようだ。ここであれば目視した範囲で崩れていないか確認できるので、先ほどの場所よりも避難する決意がしやすいものと思われる。しかし、斜面はかなり急である。
 さらにこの右手の斜面も「大川小学校事故検証報告書」によれば学校の周辺状況の裏山の項にに記載されている。自身で撮影した写真がないため、詳細は記載しないが、最初の斜面とほぼ同様の条件のように思える。
 このように、避難できる場所は近くにあった。校庭で長いこととどまっていて避難するよりも、すぐさま裏山の斜面に逃げることが先であった。どうすべきであったかと言われればそれが正解だったということになるだろう。「Second Best, Tomorrow(最善でなくても今できることをやれ)」という言葉がある。最善の選択肢を選ぶのに時間をかけるよりもまず行動すべき、この時必要だったのはこれだった。


なぜそうしなかったのか

 そのように避難候補地があったにも関わらず、そこになぜ逃げなかったのか。
 林の中でその中の状況がよくわからず崩落などが発生している可能性がある斜面と、開けているが急な斜面の裏山に逃げるのかどうか判断にせまられることになる。「なぜあそこに逃げなかったのか」というのは簡単だが、現地を自身の目で見てその判断を自分ができるかというと難しいと感じた。地域住民も少なからず避難していたとのことなので、お年寄りから小学校低学年までの行動力に難がある人々の運命を抱えた中で、学校の教員がそこに避難するのを諦めたのは理解できなくもない。ましてや当日の天候は雪であり、滑る可能性があるなどなおさら判断が慎重になった可能性がある。
 誰が悪かったのか。
 過去全く経験も記録もないような大津波なのだ。それに対しきちんと対応できなかったことを行政や教員に求めるのは酷であると思う。しかしながら、裁判では学校と市教委に過失があったと認定された。その中で、「市の広報車が避難呼びかけた中で津波が来ることを予見できた(仙台地裁)」「校長らは、地域住民よりもはるかに高いレベルの知識に基づいてハザードマップの信頼性を検討すべきだった(仙台高裁)」と判決に記された。もちろん、避難計画の不備などはあったと思う。その一方で「(市が正しいと示した)ハザードマップの信頼性を検討」とは教員達に対し、非常な酷な要求ではないだろうか。
 誰も悪くない、次に同じことが起きた時に同じことにならないように、しっかり準備するべきであると個人的に思うが、そうもいかないようだ。一体、どこまでのことを想定すれば良いのだろうか。きりがないように思える。
 亡くなった人々に、合掌。
mixiチェック

 みんな大好き、マンゴーかき氷。
 今回は、台湾マンゴーの産地として有名な玉井に行ってみる。


玉井への道のり

 みんなマンゴーは好きかな?
 おいらはマンゴー大好きだ!
 マンゴー好きなら一度行ってみたい、台湾のマンゴー産地玉井へ行くよ!
DSC05893
 というわけで、マンゴーの産地玉井へは台南駅から緑幹線バスで行く。バス停は台南のメインの駅前(シャングリラの反対側)の北側(駅舎を背にして正面右寄り・鉄道ホテル前)。鉄道ホテル前には二つバス停があるけど、どっちだったか忘れたのでバス停の表示を見てちょうだい。15分または30分間隔で運行していて、1時間に3本~4本走ってる。時刻表上は1時間15分で走ってるけど、運転手の腕次第で速くなったりする。
DSC05897
 バスの終点は玉井の中心のラウンドアバウト交差点内。
 交差点の中心にはマンゴーのオブジェがある。
DSC05895
 台南市玉井区役所には「芒果の故郷」とか書いてある。
 台湾で猛威を振るう日本語の「の」だけど、役所にすら「の」を使っちゃうっていうね。ゆるいな。


マンゴー市場へ

 バス停からちょっと歩いたところに市場がある。
DSC05899
 ずんずん入っていってみよう。
DSC05901
 目に入るのはどっさりマンゴー。
DSC05905
 右を向いても左を向いてもマンゴー。
DSC05907
 結構台湾人観光客も多い。
 これ、一かごでいくらするんだろうな。
 買って帰りたい衝動に駆られるが、検疫的にアウトなのでがまんする。
DSC05902
 見たことない果物も並んでた。
 蘋婆。別名、鳳眼果。英名ping pongというらしい。
 なんだこれー。見たことがない。食べてみたい。
 蒸したり、煮たり、焼いたりして食べるみたい。


市場の中のかき氷屋

 市場の中にはかき氷屋がある。
DSC05909
 かき氷屋というか食堂というか。一応2軒あった。
 まぁ、値段は台北に比べれば安め、台南や高雄にしては標準~ちょっと高いぐらいだろうか。
DSC05911
 ……と思ったら、この値段でマンゴーがどっさり入ってきたので、こりゃ安いわ。
DSC05912
 マンゴーうまー!
 やっぱりおいしいよねー。

 ここじゃないと食べられない味ってわけじゃないけど、マンゴー市場のマンゴーっぷりにはテンション上がる。
mixiチェック

 えーっと、このホテルの記事を書くのは3回目(1回目2回目)。
 なんでそんなに書いてるんだって感じだけど、たぶん高雄で交通の便と快適さが一番のホテル。


最寄り駅は美麗島

 高雄市内の地下鉄は縦方向の紅線と横方向の橘線が走っているわけだけど、それが十字に交差するのが美麗島駅。
DSC05878
 世界一美しい駅とかで有名だね。
 その美麗島駅から歩いてすぐの場所にあるのがHOTEL dua。
 紅線からだとちょっと歩くけど、橘線からはすぐなので多少雨が降ってても走れば大丈夫(土砂降りなら別)。
 ここが高雄のホテルでは一番お気に入り。
DSC08628
 この写真、2012年撮影だけど、今も大して変わってない。


部屋

 部屋はかなり広め。
 一番小さくても10坪というから33㎡はある。
 通常の部屋ではだいたい40㎡以上。
DSC05849
 かなり余裕あるよねー。
DSC05851
 ソファもついてるでやんす。
DSC05852
 風呂は全てバスタブ付。
 ミニバーにちょっとだけドリンク入ってるけど、これは無料。
 この部屋でおおよそTWD4,000程度。ざっくり15,000円ぐらい。
 二人で泊まると丁度良いお値段だと思うよ。


朝食

 まぁ、台湾来たら外で朝ご飯食べたいって気持ちもわかるんだけどさー。
DSC05880
 ハチミツが塊であったりするし。
DSC05885
 パルメザンチーズが削ってかけ放題だし。
DSC05884

 なぞのちらし寿司があったり。
DSC05881
 普通の食事も充実してるし。
 なかなか豪華で楽しいよー。
DSC05887
 高雄の瓶牛乳があったりするのもいいね!
DSC05889
 テラス席からだと、この景色。暑いけど。


結構いいよ

 まぁ、高めの価格帯(一泊1万円オーバー)であれば高雄で泊まるならここか、インディゴ。どちらも地下鉄の駅から近いし。
 もうちょっと安めがいいってことであれば、高雄市内に腐るほどあるカインドネスホテル(康橋商旅)がいいんじゃないかな。ここは一泊6,000~7,000円程度で、部屋は狭いが無料サービスが半端ない。
mixiチェック

 高雄で宴会といったら旗津に行くべし(観光客向けではあるけれど)。
 今回は案内役なので、攻めないで守りに入る。もちろん、満足してもらえる所へ。


旗津へは船で行く

 地下鉄橘線西の終着駅、西子湾駅から歩いて行くとフェリー乗り場がある。
DSC05854
 ここから船に乗って行く先は、旗津。
 海鮮料理の店がたくさんあって有名なところ。
DSC05855
 船は1階がバイク専用。2階が客席。
 1階にはつり革が設置されていて、みんなバイクにまたがったまま船に乗る。


材料を見ながら注文の海鮮料理屋

 数分船に乗れば旗津だ。
 メインストリートを歩くとしばらくして、海鮮料理屋が集まっているところに出る。
DSC05857
 旗津海産店はこの界隈で一番大きい店かな。
 まぁ、似たような大きさの店はいくつかあるけど。
 この日は雨が降っているせいか、空いていた。
DSC05868
 この店は材料を見ながら注文していく。
 お店のおばちゃんは多国語対応のメニューを持っているので安心だ。
 食材を選び、調理方法を指示する。基本的には「焼く」「炒める」「蒸す」「煮る」などなど。メニューに調理方法が書いてあるので指さしで指定できる。まぁ、だいたい店頭のおばちゃんが、これなら調理方法はこれかこれ!みたいな感じで教えてくれる。細かい調理方法指定は言えばできると思うけど、その場合はGoogle翻訳で頑張って欲しい。
DSC05867
 高級食材コーナー。伊勢エビとかもあるでよ。
 たぶん、日本で食べるよりかなり安い。……が他のが安すぎるので値段を聞くとビビる。
 注文の目安としてはメインとなる食材(伊勢エビ、イカ、魚など)とその他人数+1~2ぐらいと炒飯を頼むと丁度良い量になると思う。これらは女性が多ければ人数分の品数でいいかもしれない。


実食

 ここの欠点は、順番に持ってきてくれないこと。
 とにかく注文したものは、タイミングとか考えずとにかく出しちゃう。
 あと、炒飯が早い段階で出てくる。もうちょっとその辺考えてくれるといいんだけどなーって思うけど安いから仕方がない。
DSC05858
 なんだかよくわからない貝の炒め物。
 パクチーが入っている。
DSC05859
 青菜っていうか、なんだっけこのこりこりしたヤツ。あ、山蘇だ。
 それの炒め物。中華を食べるなら青菜の炒め物は必ず入れたい一品。
DSC05860
 白魚のフライ。お店の人は天ぷらと言う。
 これもおいしいので旗津に来たら入れたい一品。
DSC05861
 スープは入れたいよね。
 これはアサリのスープだったかな。シンプルな一品。
 ハマグリのスープもいいよ。
DSC05862
 これはイカだね。イカの炒め物。
DSC05865
 これ、なんだっけ。
 魚の紅焼だったかな。揚げた魚を煮たような感じ。
 一尾魚がでてくると、やっぱり「おおー」ってなるよね。
DSC05863
 あとは桜エビ炒飯。
 是非とも台湾は桜エビが安いので、炒飯で食べていただきたい。

 飲み物はセルフサービス。冷蔵庫から勝手に取っていく。コップはおばちゃんに言えばもらえる。
 会計時に空き瓶の本数を数えるから、空き瓶を隠したりしちゃダメだよ!


さて、お会計。

 今回は4人で突入。
 これだけの料理とビールなどを飲む。
DSC05866
 2,110元!一人2,000円ぐらい。なんか値上がりしたな。でも、安い。
 料理のクオリティという面では素人料理に毛が生えたようなものかもしれないけれど、それなりにおいしいし食材選んだりするのが楽しい。

 ここはね、大人数で行くと楽しいよ。
 少人数には向かないお店だね。
mixiチェック

 さて、台湾いくっぺよ。
 手が出る金額のビジネスクラス、BRで行くよ!


アウェイの成田T1

 BRなので成田T1。
DSC05804
 いつもは成田T2ばかりなので、成田T1はアウェイ感半端ない。
 ……と思ったんだけど、前回成田から出発したのは1年以上前のGWに乗ったTGだった。T1じゃん!
 成田に帰ってくることは多いけど、成田から出発することは少ないのよねぇ。
DSC05805
 というわけでどきどきのチェックイン。まぁ、デザインとか古い感じがするんだけどさ。旅情はT2よりもある気がする。旅情を感じる強さは成田T1>成田T2>羽田T3>成田T3って感じかな。


ラウンジはユナイテッド

 BRの指定ラウンジがどこだったか忘れたけど、ゲート32から出発なのですぐそばのユナイテッド航空ラウンジに行く。ANAのラウンジ行ってもから揚げとポテトしかないし。
DSC05806
 うむ。
 空いてるな。
DSC05807
 そしてこの窓側の開放感がいいよね。
 成田のスタアララウンジではここがベスト。
DSC05808
 丁度SQが入ってくるところも見ることができた。


搭乗

 さてさて、今回はTwitterでつるんでいる人々と集団旅行。
 こういう場合ってだいたい現地集合、現地解散なんだけど、今回行きはみんなオナ便。
 珍しいね。こういうの。席はバラバラだけど。
DSC05809
 というわけで、搭乗でやんす。
 タバコ吸ってたら、搭乗始まってた。
DSC05810
 写真はお顔の部分だけ。
DSC05812
 お座席はこちら。
 リージョタイプの座席だけど、座り心地は悪くなかった。
DSC05813
 おしぼりとウェルカムドリンクのシャンパンをもらう。
 新聞何がいい?って聞かれたので「アップルデイリーちょーだい」って英語で言ったら、CAにたいそう驚かれる。「読めんの?」って返されたので、「しゃべれないけど読めるんだ」と返答。
 まぁ、おおよその意味は取れるからウソではない。


離陸

 さて、離陸。
 T1のメリットってやっぱり離陸まで短いことだよね。
 T2から乗ると延々と市中引き回しさせられてからの離陸だから、ちょっと短く感じる。
DSC05821
 相変わらず謎セーフティービデオが流れる。
DSC05822
 それでは離陸。
 お、後ろにはアリタリアがいるね。
 この会社の売却問題ってどうなったんだっけ?
DSC05825
 それでは、行ってきまーす。


機内食メニューチェック!

 とりあえずメニュー拝見。
DSC05816
 どんなもんざんしょ。
DSC05815
 和食か中華か。
 うーん、和食が豪華な気がする。
 どこ搭載なんだろうね。台湾搭載なら中華の方がいい気がするし、成田搭載なら和食がいい気がするし。
DSC05817
 ワインリスト。ワインのことはよくわからないや。
DSC05837
 ワインリスト2とアルコールメニュー。
 酒精強化ワインって言葉久々に見たぜ。要はシェリー酒とかポートワインとか。
 さすが、台湾の航空会社なのでさりげなくKAVALAN積んでる。
 日本酒は獺祭だね。結構充実していると思う。知らんけど。
DSC05838
 最後はソフトドリンク部門。
 有名会社のものを使っていたり、こちらも充実。


実食!

 さて、機内食は結局中華にした。
DSC05827
 まずはシャンパンとおつまみ。
DSC05829
 中華登場。
 え、これだけ?
 あー、やっぱりしくったかなぁ。
DSC05831
 ただ、このニンニクたけのこチキンスープがおいしかった。
 量は少ないけれど、味は満足!
DSC05833
 フルーツとごまパイがデザートとして出てくる。
DSC05834
 またこのごまパイがごまどっさりで良かった。
 見ての通り、マジでどっさり。
DSC05835
 最後はジャスミン茶でしめる。
DSC05839
 サービス完了は鹿児島付近。
 まぁ、これはキャセイと同じくらいかな。
IMG_20190802_180138
 ちなみにオナ便に乗った人のビジネスクラスの和食。
 薄々気づいてたけど、めちゃくちゃ豪華。
 これ、スゴくね?和食の充実っぷりが半端ねぇ。
 サービスや機内食を考えると、日台線はBRが一番いいね。ビジネスクラスだと最安値たたき出すことが多いし。


着陸

 さて、うとうとしていたら台湾上空へ。
DSC05840
 天気いいねー。
DSC05842
 高雄は西側からのアプローチ
 旗津が見えるねぇ。
DSC05844
 あぁ、台湾だね、という街並み。
 やってきたわー。高雄はお久しぶりぶり。
DSC05845
 着陸~。
DSC05846
 (国際空港として比較的)小さい空港なのでサクッとスポットに入る。
 入国も空いてるかなーって思ったら大混雑。
 自分だけ常客証を持っていたのでサクッと入れた。
 それでも、今度は検疫で足止め。中国大陸からの豚コレラ持ち込み防止のため、全ての荷物でX線検査があった。レーンが一つしかないのでなかなかの混雑だった。
 うーん、これだと高雄入国のメリットがなくなっちゃうよー。
mixiチェック

↑このページのトップヘ