FLY! FLY HIGH!!










飛行機と食事とホテルとたまに観光地を淡々とアップするブログにおこしいただきありがとうございます。
当ブログの写真・文章の転載はご遠慮ください(法的に認められた引用を除く)。

 日本の鉄道最東端へ。


花咲線で根室まで

 朝は少し早めに起きて、釧路駅へ。
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 さぁ、東を目指すよ。
 釧路駅ってなにげに自動改札なの凄いな。
 鳥取とか鳥取とか鳥取とか自動改札じゃないのに。
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 さて、今日の相棒キハ54。
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 転換クロスシート装備!0系新幹線→50系海峡から流れてきた座席なんだっけ?
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 そこそこの混雑で発車!
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 見上げればJNR。製造されたのは国鉄最末期でほとんどの時代をJRとして過ごしているんだけどね。


大自然の中を快走

 列車は思ったより速い。80km/hぐらい出てるのかな。
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 駅舎が貨物列車の車掌車転用の駅が増えてきた。
 これさー、建築物になるのかな。登記とかされてるんだろうか。それとも置いているだけってなると、かなり違法性が高いような……。まぁ、気にしないことにしよう。
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 大草原!
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 厚岸湖。たぶん。人家がない。
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 車掌車駅舎ここにもあった。
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 昼間だけど霧がでてくる。
 道東だと霧が多いな。気温が低いからだろうか。
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 いよいよ最東端に到着。
 根室市内は回り込むように鉄道が走っているため、根室の一駅手前が最東端。
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 というわけで終点根室に到着~。
 はるばるきたぜ。釧路から2時間半。


根室駅

 やっぱ終点に来たら車止め撮るよな。
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 最東端はとなりの東根室だけどただの無人駅なので、やはり根室の方が最東端感がある。
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 8月の終わりだけど、根室は昼間で23℃。さすがに寒いぜ。
 折り返し時間もそんなに長くないので、待合室で駅弁を購入して再び車両へ。
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 同じ車両でとんぼ返り。
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 帰りもそこそこ乗ってたね。


根室駅弁のさんま丼

 駅弁警察からしたら怒られてしまいそうではあるんだけど、一応根室駅の待合室で売っている弁当である「さんま丼」を購入しておいた。
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 根室駅弁って書いてあるから駅弁なんでしょう。
 製造は駅横のそばや北燃仁さん製造。
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 さんまがどーん900円。
 非常にシンプルなお弁当でございました。
 まぁ、食べてみるのもいいと思う。

釧路に戻ってきた

 帰りは快速「はなさき」なので、厚岸からはノンストップ。
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 行きは2時間半かかったけど、帰りは2時間ちょっと。
 厚岸から40分ノンストップはすごいね。
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 某漫画で「スパカツしか食うもののないあの釧路のね」と言われた釧路の夜。


ぜんにっくうほてる

 今夜の宿は「ANAクラウンプラザホテル釧路」なんだけど、駅からちょっとあるので、タクシー。
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 タクシーの運ちゃんに「ANAクラウンプラザホテルまで」って言ったら、駅前のホテルを指してくる。「いや、あれはクラウンヒルズだから、クラウンプラザ」って返すとしばし考えて「あぁ、ぜんにっくうほてるね」というやりとりがあった。おい、おらが村一番のホテルじゃねーのかよ。名前が変わってもう何年もたってるぞ。
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 まぁ、タクシーの運ちゃんに文句があるが、ホテルに文句はない。


釧路名物スパカツ

 漫画「波よ聞いてくれ」で「スパカツしか食うもののないあの釧路のね」という記載があった。
 まぁスパカツもねぇって感じがしてしまう私。だってカツが載ったミートソーススパだもの。いや、一度は食べてみた方がいいと思うけど。ただね、このスパカツが有名な店のメニューが気になるものが多いの。
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 というわけでやってきました、レストラン泉屋本店。


ザ・洋食屋

 メニューをオープン!
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 やったぁグラタンがある!
 そして謎のスパゲティ泉屋風。気になる。
 というわけで決まりました。「オーダー!エビグラタンとポークスペシャルライス泉屋風で!」
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 いやー、いいねぇ、いいよー、このもっさりした感じが最高。エビグラタン最高。こういうのが食べたいんだよ。もうね、想像から1ミリも外れないけれど、想像できる中でそれが最高なのよね。
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 スパゲティ泉屋風は塩味のシンプルなスパゲティ。が、ラードが結構入ってるという噂。
 野菜とハムとかチャーハンの具で炒めましたって感じなんだけど、これがなかなかうまい。
 ポークスペシャルライスは豚丼に近い味なんだけど、そこまで甘くない。玉子を崩すと、これがまたいい仕事するんですわ。



スパカツだけじゃない泉屋

 最近、旅先で居酒屋に行くことが少なくなって、洋食を攻めることが多い。あんまりお酒飲まなくなったというのもあるし、地方の洋食屋には忘れ去られた何かがあるからね。
 今回の泉屋、あえて名物のスパカツを外したけれど、やっぱり有名店はどのメニューも実力あるね。
 夢のパラダイス大集合的なAセットBセットCセットも気になっちゃうし、海の幸バター焼きも気になる。あー、また食べに行きたいぞ!
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 久々の北海道列車旅、さらに東へ。

とりあえず池田まで普通列車

 さて、おなか満腹で帯広駅。
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 帯広駅は2つのホームそれぞれに改札が分かれている。
 宮崎駅も同様の形式だね。どっちかが委託会社でどっちかが直営だった気がする。
 元々は線路方向に2つ改札があったらしいが、駅ナカへのてこ入れのためか、線路方向に自由に通行できるようにして回遊性を高めたとのこと。まぁ、不正乗車の防止にも役立つことでしょう。
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 特急列車まで時間があったので、普通列車で先行することにする。
 キハ40だねぇ。もう帯広からはいなくなったんだっけ?
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 いいねぇ。非冷房車。
 北海道の夏って感じ。
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 というわけで池田。
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 行灯式の乗り場案内が残っていて、おぢさんうれしくなっちゃった。


特急おおぞらでさらに東へ

 さらに東へ行きますよ。釧路まで列車で行くのは久しぶりだ。
 20年ぶりぐらい?
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 きづいたら「スーパー」の文字がなくなっていた特急おおぞら。
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 途中では昼間なのに霧がかっているところも。
 やはり釧路は別格。
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 というわけで、諸般の事情で昔よりも走りがぬるくなった特急おおぞらで釧路に到着。


昭和のまま取り残された釧路駅

 さて、釧路。
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 石勝線経由って表示って今でも必要なのだろうかって思ったり。
 これ、富良野経由か新夕張経由かを区別してた名残なのかな。それとも網走経由?
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 オホーツクに消ゆのころから変わっていない釧路駅。
 いわゆる民衆駅のひとつで、昭和36年からこの建物のようだ。
 民衆駅とは今で言う駅ビルみたいなものだが、駅舎自体を民間が投資して建設したもの。戦争で荒廃し仮駅舎での営業を続けていたが、駅舎を新しくするにも国鉄にお金がないので、こういった形式となった。今でも民衆駅はいくつか残っているが、「あぁ民衆駅」と呼べるような建物は少なくなってきた。釧路駅はそんな駅の一つである。

 さ、街へくりだすぞぉ!
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 キモ甘パラダイスー!

さて「極楽」

 また、なんだ。
 というわけでどうやって入るとかは省略。
 公式ホームページは以下のとおりなので、最新情報はそちらを見てね.
 


まずは開店一番に予約!

 今は電話予約なので必要ないが、当時は店舗で当日予約する必要があった。
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 というわけで、開店20分前に到着。
 開店とともに整理券を無事にゲット。


とりあえずインデアン

 極楽の時間まではかなりあるので、先に朝ご飯を食べよう。
 十勝と言えば、そうカレーのインデアンだね。六花亭本店そばに店舗があるのだけど、開店が遅いので駅の反対側の長崎屋の中にあるインデアンに行く。
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 フードコートっぽい場所の中にあるインデアン。
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 あいかわらずお安いわぁ。
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 最近のお気に入り、シーフードを食す。うまい。


それでは入場

 さて、時間になったのでラウンジ「極楽」へ入場。
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 依然と椅子が変わったかな。
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 今日の一言。


いただいた食べ物

 相変わらずのおらぁ!とキモ甘パラダイス。
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 ずらずらずらーと並ぶキモ甘。
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 生パイ帯広の森、六花の森ヨーグルト、極楽パイ。
 極楽パイは中身をその場で入れてくれる。
 キノコのホワイトソースかドライカレー。もちろん両方頼んでもいい。
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 ヨーグルトについてくるイチゴジャムは甘すぎずヨーグルトにばっちり合う。
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 極楽ロールにドライカレーの極楽パイ。
 ミカンの杏仁豆腐にコーンスープ。
 極楽ロールはね、ふわっふわっ!
 コーンスープのしょっぱさがありがたい。
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 飲み物はウーロン茶。このウーロン茶がうまいのよねぇ。
 極楽ロールおかわり。
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 ドリンクには自家製ジンジャーエールもあるでよ。
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 コーンスープがオニオンスープに変わったので飲む。
 甘くなった口をすっかりリフレッシュ!


やっぱり極楽はすごい

 もうやり過ぎ感満載。
 なので、必要ポイント数はどんどん上がっていくんだけど、きっとやべーお得意様はいっぱいいるので大丈夫なのだろう。適正なポイントを引いていってほしい。
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 気づいたら半年過ぎてた。
 半年ぶりの飛行機。

半年も飛行機に乗ってなかった

 コロナ禍ということもあり、気づいたら半年も飛行機に乗っていなかった。
 とはいえ、その間家でじっとしていたかというとそうでもなく。
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 日光金谷ホテルに泊まってみたり。
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 蒲郡クラシックホテルに泊まってみたり。
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 小松で世界のコマツの巨大な機械を見に行ったり。
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 成田じゃなくて長野でN'EXの個室に乗ってみたり。
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 日本最後の(準定期)座席夜行列車に乗ってみたり。
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 そんで奥只見湖まで行ってみたりしてた。
 別に飛行機を避けていたわけではないんだけど、そのときそのときの最適な交通手段を選んでたら、みんな陸路だったって話。

というわけで羽田。しかもT2

 というわけでおひさしぶりぶりの羽田ですよー。
 しかもT2!
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 閑散とした羽田。
 まぁ平日の夜だからそんなもんか。
 ……と思ったけど、出発便の一覧を見ると欠航の赤文字がいっぱい。
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 やべぇな。こんなに閑散としているのは昔乗った北九州行き最終便以来だぜ!


ラウンジはないよ、北海道の翼だからね

 今回乗るのはエアドゥ。
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 しかもこの後のチケットの関係でエアドゥ便名で搭乗。
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 機材はこちら767!ベアドゥ塗装!尾翼のベアドゥ見えないけど!
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 シートは、「あ……日本の霊感ってこんなシートだったわね」って感じのシート。
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 空席だらけだろ。ウソみたいだろ。ドアクローズしてるんだぜ。それで。
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 いやー、こんな表示ももうレトロ感よね。
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 というわけで、エアドゥなのでオニオンスープをいただいたのでした!


新千歳着

 飛行機は順調に飛んで新千歳。
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 なんかこのテレビもルート案内も骨董品よね。
 CXで死ぬほど見た記憶があるけど。
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 さて、新千歳。
 ここで切符を仕込んで札幌へ。
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 特別快速エアポートに乗って札幌行くぜ!
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 ……と見せかけて南千歳下車。
 毎時5本の快速が上下に走る南千歳駅で列車別改札をやる意味ってあるのかしら。
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 ここから特急とかちの最終列車で帯広に向かうよ。

熊とぶつかって遅延

 さて、こちらもそんなに乗っていない最終列車。
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 途中の駅でしばらく停車。
 どうやら行き違いする予定の列車が熊と衝突して遅れているらしい。
 夜で、熊とぶつかって運転士が車外に降りるとかもう恐怖でしかないよな。
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 というわけで、帯広には30分ぐらい遅れて到着。
 駅前のJRイン帯広に泊まったので、駅から近くて便利だったけど気づいたらサービス付き高齢者住宅になっていた。たしか乗務員の人も泊まっていた気がするんだけどどうなったんだろ。
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 さぁ、帰るよ。
 もはや1年半も前の旅行記を綴るのがつらい。

旭川駅からバスで空港へ

 というわけで色々と冬の北海道を堪能したので旭川駅から空港へ。
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 旭川空港はちょっとだけ旭川市街から離れている。
 どちらかと言えば美瑛の方が近い。


減便されすぎ!

 というわけで旭川空港。
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 なんだか文字化けしているんだけど。
 見ての通り減便されすぎて、JLは1便、HDは2便しか飛んでなかった。しかもJKとHDは時間が重なっているので保安検査場は大混雑。できれば均等に時間をバラしてほしいなぁ。JLは道東各空港1便まで減らしていたので使いにくいことこの上なかった。


搭乗

 さて、搭乗。
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 今回の機材は767!
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 お座席は普通席。
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 搭乗したときは革の黒いシートも「おっ!」ってなったけど、もう特になんとも思わず。
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 というわけで離陸~。

機内

 タイトルが投げやりですまんのぅ。
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 おれ、デブだからいつもコーラ頼むんだけど、今回は缶ごと渡された。
 これってコロナ対策なのかな。大きい飲み物から分けているのと、コーラをコップに入れる作業でそれほどコロナのリスクって変わらんと思うのだが……。まぁ、別に缶ごともらえること自体は無問題。
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 今回も福島第一原子力発電所はバッチリ見えた。
 早く処理水放出しようぜ!
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 着陸態勢に入ってこれは千葉ニュータウン中央かしら。
 思えば10歳の時、一人で1日1本あった新逗子発千葉ニュータウン中央行の急行電車に乗ってはるばる来たなぁ。10歳の時に来るとか正気の沙汰ではないな。ちなみに非冷房の都営5000形だった。
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 というわけで、着陸!


今回の乗継便は?

 さて、毎回楽しみにしている乗継便案内。
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 今回、特に変態はいなかったね。
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 とにかく黒いそば。


駅にあった常盤軒

 さて、音威子府駅で下車。
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 元々は天北線の分岐駅であったが、廃止になってしまい、今はただの途中駅。
 とはいえ、運転上重要な役割があるらしく有人駅で維持されている。
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 その駅舎の中にあった常盤軒。
 いわゆる駅そば。この地の名物である音威子府そばを提供していた。
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 店主が体調不良で休むことが続いていたが、お亡くなりになったため閉店。
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 故人を偲ぶため、シャッターが開けられていた。
 むかーし、食べた気がするのだけど何年間だったかなぁ。


一路食堂で音威子府そばを食べる

 というわけで、駅では食べられないので音威子府そばを駅近隣で食べるには選択肢が2つ。
 道の駅おといねっぷで食べるか、一路食堂で食べるか。どうせ使っている麺は一緒なのだけど、なんとなく一路食堂へ。
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 だって建物に味があるんだもん。
 もりと寒かったのでかき揚げ天ぷらそばを注文。
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 うむ。黒いな。たしかそばを全部挽いてるから黒かったはず。
 極太麺の不思議な食感。
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 そしてこちらは暖かいかき揚げそば。
 寒いから温かいそばはいいねぇ。
 まぁ、決してまずいものではないけれど、なんだか不思議な味だ。


製麺所廃業でもうすぐなくなる

 今回紹介した一路食堂はすでに食堂を廃業。現在は音威子府そばの通販などをしているが、それらも9月中旬に終わるようだ。これは麺を製造している畠山製麺所が8月末で廃業することに伴うもの。これによって、おそらく黒いそばは過去のものとなる。


特急に乗って一路旭川へ

 さて、おなかを満たした後は駅に戻る。
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 音威子府の駅は結構きれいよね。
 バスターミナルを兼ねていて、天北線の代替バスが稚内からここまでやってくる。途中で系統が分けられているものの、1本に見立てれば全国最長の路線バスになる。
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 ホームの屋根などはおそらく昭和からそのまま。
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 特急で一路旭川へ。
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 途中でラッセル追い抜いたよ!
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(2022.6.30現在の情報に更新しました!)

 帰還困難区域が設定されて、自由に立ち入れない場所がある。その場所は具体的にどこなのかまとめた。
 便宜上、災害遺構というカテゴリーに入れているが、決してこの場所は災害遺構ではない。
 当ブログに適切なカテゴリーがなく、この記事のためだけにカテゴリーを新設すると読者にとってもわかりにくいと思われるため、ご容赦願いたい。


福島第一原発事故に伴う帰還困難区域地図を作ったよ

 福島第一原子力発電所の事故により、現在も多くの地域で立入が規制されている。ただ、その一方で着実に少しずつであるが規制の緩和が行われており、立ち入れる区域も増えてきた。ただ、実際にどこに立ち入れるのか、どこに立ち入ってはいけないのか、一元的に管理した地図がなく、あったとしてもかなり簡略化した地図であるためわかりづらい。
 というわけでみんなが一番使用しているであろうGoogleマップのマイマップ機能を用いて、帰還困難区域、立入規制緩和区域、特別通過交通制度適用道路の地図を作成した。原子力発電所周辺の今を見たい人々の参考にして欲しい。


福島県帰還困難区域地図

 出来上がった地図はこれ。リンクはこちらから。


 各区域の解説は次の通り。


帰還困難区域(要立入許可)

  オレンジ で示された区域は「帰還困難区域」である。
 定義は「放射線量が非常に高いレベルにあることから、バリケードなど物理的な防護措置を実施し、避難を求めている区域」となっている。
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 この写真で言えば左は解除された区域、右は帰還困難区域。入ろうと思えば入れるけど入っちゃダメだよ。
 もっとも自分の家に帰る場合や、墓参り、工事などについては地元の役所で許可を得ることで立ち入ることができる。許可があればいくつかのゲートがあり、そこから立ち入ることになる。なお、宿泊は不可能。
 以前は「避難指示準備解除区域」「居住制限区域」「帰還困難区域」に分かれていたが、「避難指示準備解除区域」と「居住制限区域」については全て避難指示が解除されており、現在残るのは「帰還困難区域」のみとなる。
 詳細は福島県の復興ポータルサイトが詳しい。



福島第一原子力発電所敷地(要立入許可)

  ピンク で示された区域は「福島第一原子力発電所敷地」である。
 いわゆる、事故現場。
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 帰還困難区域内に存在するのだと思われる。この辺、重複しているのかそうじゃないのか不明。
 大量の地下水に悩んでおり、敷地内は水を溜めたタンクがいっぱい。
 現在、この水を薄めて海洋放出するかしないかで議論沸騰中。まぁ、放出量としては他の国が海に流している放射線量よりも低いので基本的には問題は無いはず。ちなみに文句を言っている韓国は、自分の国で日本が流そうとしている量よりも大量に流してるんだけどね。
 一度はちゃんと東京電力のホームページを読んでみた方がいいと思うよ。どんな意見だったとしても。



中間貯蔵施設区域(要立入許可)

  グレー で示された区域は「中間貯蔵施設区域」である。
 帰還困難区域の中にあって、重複して指定されていると思われるが、詳細不明。
 除染などででた、放射性物質を含む土壌や廃棄物を最終処分するまでの間、安全に集中的に保管する施設。最終処分する場所が決まってなくても、ものは出てきてしまうのでとりあえず保管する施設。保管期間はいつまでかって?最終処分場が決まるまでだよ。
 この区域の国道6号線沿いには中間貯蔵工事情報センターがあり、ここは申請なしで見学することができる。



避難指示解除済区域(立入許可不要)

  水色 で示された区域は「避難指示解除済区域」である。
 この区域名は正式なものではないが、常磐線の開通に伴い避難指示が解除となった区域(=特に規制がない区域)で、当初は面的ではなく線的な解除になっていた。具体的には周辺が帰還困難区域内にある夜ノ森駅、大野駅、双葉駅と帰還困難区域外を結ぶ道路と県立大野病院敷地のみが解除された。
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 よって駅へ通じる道路は通れるものの、周りは全て帰還困難区域なので封鎖されている。
 ただし、双葉駅については周辺が立入規制緩和区域となっているため、夜ノ森駅の新設された西側の出入り口は帰還困難区域になっていないため、このような状況にはなっていない。
(2022.2.6削除)
 以前は駅へ通じる道路のみが解除されていて、周りは全て帰還困難区域だったので柵に囲まれた道路を歩く必要があったが、現在は全ての駅前が立入規制緩和区域となったため、自由に出入りできるようになり、柵だらけの異様な光景も過去の物となった。(2022.2.6追記)

 このほか常磐線鉄道用地と駅前広場についても同様に避難指示が解除されているが、別項目としたので当該項目を参照して欲しい。
 2022年には葛尾村(2022.6.13解除)と大熊町(2022.6.30解除)における特定復興再生拠点区域やそこへアクセスする道路の避難指示が解除された。(2022.6.21追記)


立入規制緩和区域(立入許可不要)

  黄色 で示された区域は「立入規制緩和区域」である。
 帰還困難区域内において、各町村が作成した特定復興再生拠点区域復興再生計画が国に認定されると、国による除染や廃棄物処理や、国による道路整備代行が行われる。これにより概ね5年以内に避難指示を解除して居住を可能とするものである。この計画・整備の一環として立入規制緩和区域が設定されて、制限付きではあるが許可不要で立ち入ることができるようになる。
 2020年3月に初めて設定された。立入規制が緩和されたものの、避難指示が解除されたわけではないため、宿泊はできない。

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 見た目は普通の住宅街。でも、人気はない。
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 公園とか遊具が植物に侵食されていってる。
 これは今後整備されるのかな。




常磐線(避難指示解除済・立入許可不要)

  エメラルドグリーン で示された区域は「避難指示が解除された常磐線用地」である。
 常磐線と言えばやっぱりこの色だよね?(それは常磐線快速電車の色です)
 常磐線の運転再開に備え、この区間の鉄道用地(線路敷・駅舎・法地など)や駅前広場についても避難指示が解除された。よって特に規制がない区域となる。
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 大野~双葉間は震災前複線であったが、震災後の運転再開では単線とされた。旧上り線敷地はアスファルトで舗装されて避難通路として活用できるようになっている。推測の域を出ない話ではあるが、どちらかと言えば周辺は帰還困難区域であるため、立入には許可が必要であり時間が限られるので、保守などの作業がしやすいように道路を線路内に整備したっていう理由の方が大きい気がしなくもない。道路を整備しておけば保守などのためのトラックなども簡単に許可なく入れることができるので。もちろん、立ち往生したときに乗客をバスで運ぶのに活用できるということも否定しないが。


特別通過交通制度(立入許可不要)

  青色 または 紫色 で示された区域は「特別通過交通制度が適用されている道路」である。
  青色 は「四輪・二輪・原付」が走行可能で、 紫色 は二輪・原付の走行が不可能である。規制内容が異なるので注意されたし。なお、どちらの道路においても自転車や徒歩による通過は不可能である。
 基本的には通り抜けできなくて不便なところを通り抜けできるようにしたということだが、適用される道路が当初に比べてかなり増えた。常磐線とは違い、常磐自動車道はこの特別通過交通制度による道路である。
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 建物が建ち並ぶ場所ではこのようなバリケードが張られている。
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 山間部に行くとこんなにバリケードだらけではないが、「帰還困難区域内につき、長時間の停車はご遠慮ください」という看板が目に付くのでちょっとビビる。
 結構長距離に渡って通過する場合もある道路だが、この区域内では原則として人が立ち寄る場所はないので、当然トイレもない。車の外に出るのははばかられるので、ちょっと降りて用を足すわけにもいかない。なので、この区域を走る場合はあらかじめトイレを済ませておこう。
  ピンク色 の道路は「特別通過交通制度による道路」であるが、現在災害による路肩崩壊によって通行止めになっている道路である。通行の際には注意して欲しい。(現在該当の区間はない・2022.2.6削除追記)


というわけで

 これらの立入許可不要な区域は、私有地まで立ち入っていいものではない。
 当然、所有者が必ずいるので、所有者の許可なく私有地に立ち入ることがないようにして欲しい。

 作成に当たって経済産業省、環境省、復興庁、福島県、各市町村のホームページを参考にした。元の資料の解像度の低さなどによって、数m~数十m程度の誤差があるかもしれないが、精度についてはご容赦願いたい。特に南相馬市の帰還困難区域については詳細な資料が見つけられず、特に精度が低く、大きくずれている可能性があると思われる。また、人家がないような山林内における区域境についても同様である。
 明確な誤りがあった場合、コメント欄やTwitter、右上にあるメールアドレスまで、証拠資料とともにご一報いただければ幸いである。
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  宗谷本線ローカル列車でえっちらおっちら。


日本最北の立ち食いそばを食べる

 というわけで、一晩明けて稚内駅。
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 (たぶん)日本最北の立ち食いそば屋で朝食を食べますかね。
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 メニューはこれだけだし、値段も高めだが仕方ないだろう。
 というわけで、個々で選ぶは利尻こんぶそば。
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 さすがに昆布が入っているとうまみ炸裂やな。
 そこそこおいしかった。


さて、宗谷本線普通列車に乗るよ

 というわけで、数少ない本数の宗谷本線に乗車。
 なんせ稚内駅を出発するのは特急3本、普通4本しかないのだ。
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 思ったより乗る人が多かった。
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 というわけで、今回もキハ54。名寄以北は全部キハ54なのかな。
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 車内は元特急車両の座席(だったと思う)になっていて、ぼろいけど普通列車としては豪華。
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 というわけで日本最北端稚内駅、出発です。


どんどん廃止される途中駅

 さて、軽やかに走り出した列車は稚内市街の中にある南稚内駅を出ると、すぐに人家もない大自然の中に放り込まれる。まぁ、最初は楽しいけど飽きるよね。
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 途中駅の幌延で札幌を朝出てきた特急宗谷と交換。
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 駅によって、乗っている人々がパシャパシャ写真を撮っているから何事かと思ったら、1ヶ月後に廃止される駅らしい。2021年3月13日に廃止になった駅は宗谷本線で11駅。
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 この廃車になった車掌車が駅舎になっている安牛駅も廃止された。


何も無いところで臨時停車

 さて、列車は遅れもなく順調に南下。
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 途中で鹿が出てきたりするけど、衝突することはなかった。
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 そんななか、音威子府手前の駅でも何でもないところで停車して、除雪隊員が乗車してきた。
 積もり積もった雪の抜本的な除雪をする人々なのでしょう。道路もないようなところだと思われるので、なかなかハードなお仕事。
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 隊員たちは椅子には座らず、立ったまま音威子府駅まで乗車してた。
 はー、大変やなー。座らせてあげたいけど、服が濡れてるから座れないのかもね。


音威子府到着

 さて、音威子府に到着。
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 列車から除雪隊員が降りたほか、乗降したのは2名ぐらい。
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 そんな人数の乗降ですが、立派な駅でした。
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やってきたのは、珍しい温泉。


原油が混じる豊富温泉

 北へ、北へ。
 延々と変わらない景色が続いた後、海から離れて幌延町内へ。
 幌延深地層研究センター前で車両は直通だけれど、路線は区切られるのでいったん精算。といっても、私の場合はフリーきっぷを見せるだけ。
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 そして着いたのは豊富温泉。
 日本最北の温泉郷(日本最北の温泉ではない)で、原油とともに湧出する温泉。
 アトピーに効くらしく、それで湯治している人たちが湯治用温泉の方にたくさんいる。
 入ってみると、これは他にはあまりない温泉だね!まず、石油くさい。すっごい臭い。灯油こぼしちゃった時みたいな。
 ただ、とっても柔らかい温泉で、長い時間入っていられるね。油臭さはそのうち慣れる。これは旅館に泊まってゆっくり入ってみたいなって思った。


ふれあいセンターの食堂「味彩」

 さて、夕食を食べよう!
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 食事は温泉併設の食堂で。
 日帰り温泉併設の食堂なんて……と言うことなかれ。ここすごいんです。
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 一般的なそばだのうどんだのカレーだのの上にいらっしゃるジンギスカンの文字。
 そう、ここはジンギスカンが有名なのです。
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 頼むとカウンターでジンギスカンセットをもらい、設置。
 鍋は今まで見たことないような形だった。周りには水を入れて、野菜を煮込むらしい。
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 今回頼んだのはえぞ鹿ジンギスカン。
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 タレももらって、焼くよー!
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 これがねぇ。うまいんですわ。
 えぞ鹿は丁寧な仕事がされているのか臭くなくておいしい。
 そして、油が落ちたタレで野菜を食べるとこれまたおいしい。
 結構あっさりしているので、パクパク食べられちゃう。これはうまいぞー!
 ラムの方もかなりうまいらしいので、今度行ったらラムも食べよう。
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 持ち帰りも売ってるよー。
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 食後は売店で日本最北の飲料メーカーである天塩町にあるアサヒ飲料のマスカットサイダーをきゅーっとやって整いました!


再びバスに乗り鉄道に乗り換え北へ

 さてさて、おなかいっぱいになって、バスの時間も来たので出発。
 実は豊富駅では3分乗り換えの予定で、乗継保証なし。次の列車は4時間後だけど、遅れてこないべーなんて余裕ぶっこいてたら、遅れてきた。
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 乗ったら乗客0。あーこのままだと列車に間に合わないなーなんて思ってたら、きっちり遅れを取り戻した。アイスバーンの中運ちゃんの超絶ドライビングテクを見た感じ。
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 さ、豊富駅から列車に乗って。
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 キハ54だね。国鉄末期にJR移管に向けた準備として製造された車両。
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 国鉄だった時代はほんのわずかなのに、今でも扇風機に輝くJNRの文字。
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 さぁ、北の果て、稚内に着いたよー。
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