奄美大島でレンタカーを借りると、ラジオが奄美FMにセットされてることが多いです。
 77.7MHzでだいたい名瀬を中心に島の中央部で聞けます。空港だと若干厳しい。南部はFMせとうち、FMうけんがあるので、奄美FMは聞こえません。ただ、この二局も奄美FMの番組をある程度同時ネットしています。
 結構、奄美の人々にも浸透していて、存在感のない本土のコミュニティーFMとは違う感じ。たぶん、島という閉鎖された空間に特化したメディアが新聞(奄美新聞と南海日日新聞)とこのラジオしかないからだと思う。
 「シマッチュのシマッチュによるシマッチュのための島ラジオ」というコンセプトであり、おばぁがひたすら奄美方言炸裂でしゃべっていて、何をしゃべっているのかさっぱりわからなかったり、番組ゲストがその辺にいる小学生だったり(「二学期始まったけど、学校どう?」「別に」)、地域密着なのです。
 「うがみんしょーら(こんにちは)」「ありがっさまりょーた(ありがとうございます)」「はげぇー(へぇー※)」なんて奄美方言を覚えたのもこのラジオでした。

 ※「はげぇー」はイントネーションによって意味が違う。「ふーん」「へぇー」「マジで!」「ホントに!」「あらまぁ」など。とりあえず、奄美の人としゃべってるときは「はげぇー」って相づち打っとけば問題ない(適当)。

 さて、末広市場スタジオから生放送やってるよ!とのことだったので見に行ってみる。
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 スタジオは駄菓子屋だった。
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 スタジオってフツー外の音が入らないようにするもんだと思ってました。
 今まで、3局のコミュニティーFMに出演したことがあるのですが、どこも外の音が入らないように防音してありました。でも、ここは違う。窓全開。たぶん叫んだら声が電波に乗る。
 DJの人もCMとか音楽の時間は外の見に来てる人としゃべってたりする。

 なんだか、いい雰囲気。
 愛すべきラジオ局です。