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タグ:兵庫

 人によってはあっという間の28年かもしれない。


日本で起きた「大震災」の「震災遺構」

 日本政府によって命名された災害において「大震災」という名前がついているのはたった3つ。

 「関東大震災」
 「阪神・淡路大震災」
 「東日本大震災」

 東日本大震災においては各地に災害の恐ろしさを実感させるために、災害遺構が数多く残された。そのほかにもこの災害遺構のカテゴリーにあるように様々な災害の遺構が残されている。しかし、「阪神・淡路大震災」においてはその被害を現代に伝える震災遺構はほとんど残っていない。東日本大震災と違い、大都市が火災によって大きな被害を受けた災害であり、人口密集地帯であったこともあり復興が優先されたのが大きな理由であろう。その中で数少ない遺構が北淡震災記念公園野島断層保存館である。なお、この場所以外に残っている阪神・淡路大震災の震災遺構は下の記事を参照していただきたい。




淡路島も被災地

 我々はつい、「阪神大震災」と略してしまったり、思い浮かべるのは神戸や西宮の被害を受けた姿だけを思い出してしまう。確かに、多くの人々が被害を受け、映像で流されていたのもインパクト重視のせいか、阪神間や明石のものばかりであった。しかし、阪神・淡路大震災(災害名)の元となる兵庫県南部地震(地震の現象名)の震源は明石海峡であり、当然対岸の淡路島でも大きな被害が出ている。
 この北淡震災記念公園がある北淡町も死亡者39名、1,057世帯の建物が全壊、1,220世帯の建物が半壊している。もちろん、人口が多い阪神地区に比べれば少ない数ではあるが、当時の人口11,214人、3,610世帯であったことを考えれば大きな被害である。
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 その北淡町に北淡震災記念公園の野島断層保存館はある。アクセスは神戸三宮か高速舞子から高速バスで直通。午前中は1時間強に1本程度走っている。


野島断層保存館

 それでは野島断層保存館へ。入館料大人730円。
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 あの高速道路が倒れたやつをイメージした展示からスタート。
 野島断層は1995年1月17日未明に発生した兵庫県南部地震の原因となった活断層の一つである。この断層には淡路島北西部に長さ10km、最大で1.2mの段差、2m近い横ずれを発生させた。
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 これが保存されている断層。
 アスファルトがあることから道路であることはわかると思う。その横にある水路、これが横ずれしているのがわかるだろうか。当然、この水路はつながっていた。それが地震の力で引きちぎられたのだ。
 ここには地震の時のままに断層が約140mにわたって保存されている。
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 もちろん段差もできている。
 (なんかすごくウソっぽく見えてしまうのだけど本物)
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 奥が主断層、手前が副断層。断層は2つに分かれている。
 地中深くでは一つの断層に収束すると考えられている。
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 さて、副断層が姿を消して、一つの断層になる部分。
 オレンジと水色、それぞれの示す点が同一だった部分を示している。あぜ道が右に横ずれているのがわかるだろうか。
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 その隣にある生け垣も当然ずれている。
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 ちょっとわかりづらいので模型で上から見るとこんな感じ。
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 そして、今度は断層がそれぞれの方向に引っ張られたため、陥没している。地面同士がぶつかれば段差ができるし、地面同士が離れていけば陥没する。
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 再び断層らしい断層になるんだけど、もう読んでて飽きてきたよね。私も飽きてきた。
 とはいえ、これだけの地面が動くということを想像して欲しい。そう、動くんだよ。巨大な力で。
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 そして、断層が見える。
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 確かに断層だ。地表で段差ができていれば、もちろん地中も分断されている。
 それでも、あぁ、教科書通りだ!って思う。(色はわかりやすくするために塗ってるのかな?)


神戸の壁

 外に出ると壁がある。
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 この壁は神戸市長田区の若松市場で防火壁として建設されたもので、第二次世界大戦の空襲による火災に耐え、阪神‥淡路大震災にも耐えた壁である。
 復興の邪魔だったので神戸では保存できず、淡路市しづかホール隣接地に1999年移設。さらに2008年にこの地へ移ってきた。


メモリアルハウス

 外にはさらに一軒の家がある。

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 めちゃめちゃ立派な門でびっくりするが、元々は個人宅。
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 断層の上に建っているので、当然塀も被害を受けている。
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 それでは入ってみよう。
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 地震直後の台所の様子を再現したエリア。
 この家の持ち主は震災後4年間住んでいたらしいので、一度片付けられている。
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 観音開きのドアとか危ないってあの頃言われたよねー。
 台所において被害が大きいのは火災関係の他は割れた食器。
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 実はこの家は傾いている。断層が建物直撃はしなかったものの1m海側を通っていたため、元の位置から20cm持ち上がり、横に120cm動いている。地盤が傾いたので家全体が基礎ごと傾いている。ただ、この家は鉄筋コンクリート造りで基礎に通常の2倍以上のコンクリートを使用していたため、めちゃくちゃ頑丈で、家のゆがみや壁と柱の隙間はほとんどないという。
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 そこまで頑丈だったので、逆に言えば震災後も4年間住み続けていたとも言える。ただ、どんなに頑丈に作っても地盤の傾きには勝てなかった。
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 外に出たら、地盤のずれが見られる。
 実際に見ると本当にずれているのだ。このあたりではほぼ段差はなかったようだが、1.2mほど右横ずれが発生した。
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 まぁ、振り返ってみると、普通の一軒家ではないな。
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 っていうか、この家、塀もめちゃくちゃ頑丈じゃない?どんだけ頑丈に作ったの?って言いたくなるほど頑丈。もう、私個人としては家の建築費がどれくらいかかったのかとか、どうしてこんなに頑丈に作ったのかとか気になって仕方がなかった。


震災体験館

 さて、震災体験館では兵庫県南部地震と東北地方太平洋沖地震の揺れの違いを体験できるらしい。
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 はい。機械点検中で体験できず。


阪神・淡路大震災を実感できる数少ない施設

 阪神・淡路大震災においては、神戸港震災メモリアルパークの半分沈んだ岸壁はインパクトあるし、人と未来防災センターの1/1ジオラマは都市部の地震災害における被害を実感できた(まぁ、ジオラマだけど)。そして、この北端震災記念公園では実際の断層を目の当たりして、これほどの「地面が動く」というのを実感した。阪神・淡路大震災で発生した断層のずれの特徴的な部分を保存するために、関係者の皆様の協力があってのことなので、感謝したい。
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 夜は夜景を見に行こう!


本日のきっぷ解説

 さて、本日のきっぷを詳細解説。
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 前回の記事でも書いたけど、買ったのは「六甲・まやレジャーきっぷ」。
 ・阪急線各駅で乗降できる乗車券2枚
 ・六甲駅・三宮駅から摩耶ケーブルまたは六甲ケーブルへのバス乗車券往復分
 ・摩耶ケーブル&ロープウェーまたは六甲ケーブルの乗車券2枚
 ・六甲山上バス乗り放題
 ・六甲摩耶スカイシャトルバス乗り放題
 というのがセットになって大人2,100円。阪神版もあってこちらは1,950円。梅田からなら阪神版の方がおトクだけど六甲ケーブルへのアクセスは阪急の方がいいので、そこは価格をとるか時間をとるか。なお、阪急版は全線乗れる乗車券が2回分ついてくるので、阪急京都線沿いだとおトクさが増す。なお、このきっぷは12月~3月は販売が停止されているので注意。
 詳しくはホームページを参照のこと。

 一応、神戸市交通局も7月~11月までの間六甲・摩耶1dayチケットというのを販売している。
 電車の乗車券が付かない以外はほぼ同一内容だが、1,750円。阪急(あるいは阪神に)絶対に乗らないというのなら別だが、基本的には阪急や阪神の販売するきっぷの方がおトクと言えるだろう。ちなみに電車の券はこのきっぷを使う日じゃない違う日に使用しても大丈夫。おそらく11月末までに使えば良いので、別の機会に使うという方法もありそうだ(あるいは金券屋に1枚300円で売却……)。
 ちなみに摩耶ケーブルは往復で1,560円なのでバスの運賃も考えればかなりおトクな切符である。


摩耶ケーブル

 というわけで、三宮駅から神戸市バスに乗って、摩耶ケーブル下へ。
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 摩耶ケーブルの摩耶ケーブル駅に到着!
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 ケーブルカー乗るのは久しぶりだなー。
 いつ以来だろうか。黒部行って以来かな。
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 さぁ、暗闇をぐんぐん上がっていく。
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 途中にはトンネルもある。
 結構古めかしい感じがしたけど、大正14年開業らしいのでそりゃ古い。
 阪神淡路大震災で被災して6年間ほど運休していたということなので、かなり被害が大きかったようだ。
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 虹の駅に到着。


摩耶ロープウェー

 さて、ケーブルカーで虹の駅に着いたらそのまま乗り換え。
 外をちょっとだけ歩いて、今度は摩耶ロープウェー虹の駅へ。
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 ケーブルカーを降りてみんなぞろぞろ歩く。
 ロープウェイの駅からはもうすぐ発車するって煽りが入る。
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 ロープウェーでやっと山上の星の駅へ。
 少しずつ夜景が見えてくるのが楽しい。


掬星台

 摩耶ロープウェーの星の駅前が掬星台と呼ばれる広場になっている。
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 おおー、これが1,000万ドルの夜景かー(大阪方向だけど)。
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 どっちかと言えばこっち(神戸方向)が1,000万ドルなのか?それとも両方か?
 まぁ、どうでもいいや。
 確かに夜景はきれい。なんか中国系(台湾系?)の集団が複数グループで宴会してた。


とっても行きたい摩耶観光ホテル

 さて、本当は六甲ケーブル側に移動してそこから降りたい所なんだけど、六甲摩耶スカイシャトルバスは夕方でおしまい。なので、(捕まるなら)タクシー移動もあるけどめんどいので降りる。
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 最終便の時刻が近づいてピリピリし出す駅。
 ロープウェイで虹の駅へ。他の人々は一目散にケーブルカーの駅へ向かうが、ここでは接続便を一旦見送り。
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 このロープウェイとケーブルカーの虹の駅の間にも展望台がある。明かりがなくて真っ暗で恐い。
 マジで恐いんだけど、ここからケーブルカーの駅へ向かったら暗闇でブヒッって音がして、ビックリして変な声と屁が出た。親子のイノシシがいて腰を抜かしそうになる。岩手じゃシカは見てもイノシシは見なかったからなぁ。ビックリした。
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 摩耶ケーブルの駅からロープウェイの駅とは反対側に向かうと、封鎖された通路がある。
 この先には旧摩耶観光ホテルという廃墟マニアには有名な建物がある。行きたいなぁ……だけど不法侵入が絶えず警備はますます厳重に。行きたいなぁ。
 それにしてもこんな車道が一切ないところでどうやってホテル営業していたのかが不思議。物資とか全部ケーブルカーで運んでいたんだろうか。
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 さて、昭和レトロ感があるスポットに行くよ!


今日のきっぷ

 さて、さてさて。
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 やっぱ、蛍池まで歩くのはしんどいよね!
 一駅だけで悔しいけど、モノレール乗っちゃうよね。
 さて、この午後一杯をかけて神戸の観光スポット攻めちゃうぜ!
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 というわけできっぷを持たずに阪急乗車。
 改札口でとあるきっぷを買いたい旨伝えると、そのまま電車に乗せてくれる。
 その後、どこの駅のごあんないカウンター(という名の有人改札口)に申し出てもいいのだろうけど、一応最寄りの豊中駅で下車をして、きっぷを購入。
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 買ったのは「六甲・まやレジャーきっぷ」。六甲摩耶がらみの交通機関が乗れるきっぷに阪急の全線乗車券が2枚ついたもの。価格は2,100円。これのきっぷの解説は次回の記事でするとして、豊中から再び阪急宝塚線で十三に行き、さらに乗り換え。阪急神戸線で三宮を目指す。


戦争の傷跡残る阪急神戸三宮駅

 いつの間にか、三宮駅が神戸三宮駅に変わってた。
 電車から降りて上を見上げる。
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 屋根を補修した跡が見える。
 これが、焼夷弾が落ちてきた跡だ。
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 よくよく見ると、穴を補修した跡はたくさんある。
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 戦争時の焼夷弾の跡が残っていることもびっくりだけど、戦前の屋根がそのまま現役であることにもびっくり。
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 横の梁にも凹んだ跡が残っている。
 ちなみに、空襲により熱で柱が曲がっている所もあったりする。
 そのほかJRの鉄橋のガード部分では機銃掃射の跡があって、無数の穴が開いてたりする。
 今回は時間がなかったのでこの辺で。


今日のきっぷ その2

 さて、先ほど豊中駅で買ったきっぷは阪急全線の乗車券2枚と六甲摩耶方面のバスやケーブルカーの乗車券がセットになったもの。でも、私はここから西へ向かう。
 というわけで阪神電車三宮駅の窓口で入手したのはこちらのきっぷ。
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 垂水・舞子1dayチケット三宮版、900円。
 このきっぷは神戸高速線・山陽電車(阪急阪神三宮~西舞子間)が乗り放題になって、山陽バスにも乗れちゃう。これに阪神乗り放題もついた阪神版もあって、こちらは1,450円。今日の明るいうちはこのきっぷを使い倒す。
 購入できる場所が微妙で、阪急神戸三宮まで乗れるけど阪急神戸高速線では販売していないし、高速長田~山陽垂水間の各駅では購入することができないので注意。詳しくはホームページを参照のこと。



まずは須磨浦公園駅へ!

 さて、阪神神戸三宮駅から乗車して、高速神戸駅へ。
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 阪神電車が奈良まで直通してるんだもんなぁ。時代は変わったよなぁ。
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 高速神戸はそこはかとない昭和感がたまらない。
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 なんだろうね。
 昭和だよね。
 ちょっと寄り道してから直通特急で山陽須磨へ。
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 運悪く30分に1回ある、直通特急から山陽須磨で始発の普通に乗り換えるパターンに当たる。山陽須磨で9分も待ち時間があるので長い。
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 乗り換えたのは山陽の3000系最終増備編成。
 1964年から1985年まで設計変更しながら20年以上製造されたJRで言えば103系みたいな電車。基本設計が古いので最終増備編成とはいえ古い。設計が変更されてても35年選手なので古い。
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 車内は片方向に固定されたクロスシート。


須磨浦公園で券を引き換える

 さて、そんなこんなで須磨浦公園駅に到着。
 まぁ、鉄オタには有名だよね。昔は大阪梅田~山陽姫路の直通運転はなくて、それぞれが神戸市内で折り返していたので、阪急阪神の乗り入れ西端はここ須磨浦公園だった(山陽の乗り入れ東端は阪急六甲と阪神大石)。かつては毎時5本(阪急2本/阪神3本)が乗り入れていたが、今は毎時2本ほど阪神電車の特急が乗り入れるだけとなった(それとは別に直通特急が毎時4本走ってるけど須磨浦公園通過)。
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 山陽須磨から続行でやってきた阪神電車の須磨浦公園行き。
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 勝手に要所だと思っていたけど、なんと須磨浦公園は無人駅。
 それなりに市街地を走っている割には神戸市内でも無人駅があったりしてビックリ。でも、降りてわかったけど、周囲に民家はなくて乗降客は須磨浦公園利用者に限られるのだろう。山が海までせまっているので、使用可能な土地は少ない。1日の平均乗車人員は400人を切っており、山陽電車で最も乗車人員が少ない駅なので、無人化されても仕方がないのかもしれない。
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 ここからは須磨浦ロープウェイに乗る。
 なんと今回使っている垂水・舞子1dayチケットは須磨浦ロープウェイどころか、その上の須磨浦山上遊園に入園できるのだ!ロープウェイの改札口で須磨浦山上遊園のチケットと引き換える。
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 ちなみにこの須磨浦山上遊園のBコースチケットはロープウェイ往復とカーレーターなる謎の乗り物と展望台の乗車券・入場料がコミコミで通常1,200円する。ロープウェイ往復だけでも920円。なのに今回使った垂水・舞子1dayチケットは電車とバスにも乗れて900円。値段がおかしい。電車にも乗ってるのに300円も安くなっちゃう。ホント車で行くなら電車で行った方がむちゃくちゃおトクだよ!


ロープウェイから謎のカーレーターへ

 それではロープウェイに乗って山登り。
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 一気にぐーんと登る。
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 ロープウェイ登っただけでも、神戸市内が一望できる。
 さて、次はカーレーター。カーレーターってなんだよって思うけど、カーレーター。
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 ちなみにこんな乗り物。
 なんて言ったらいいんだろうか。座席付エスカレーター的な何かって感じ?
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 昭和41年から動いているそうで、なかなかの骨董品。もちろん現在は日本でここにしかない。もっとも過去にも、ここ須磨浦山上遊園とびわ湖バレイの2カ所にしかなかったとのこと。
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 乗り心地の悪さがウリらしい。
 まぁ、基本的にはリフトに乗るような感じでじわじわ動いている車両に乗車。
 本線区間に到達すると「ガタガタガタっ!」と揺れる。確かに乗り心地は悪い。
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 基本的にはベルトコンベアだね。
 びわ湖にあったのは23分間もの乗車時間があったそうで、そんなに乗ってたら確実に飽きるし、疲れる。
 幸い、須磨浦山上遊園は乗車時間3分。
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 というわけで終点に到着~♪
 謎の乗り物楽しかった。
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 まぁ、超昭和。めっちゃ昭和。
 というわけで山上遊園に着いたぞー!


回転展望閣

 さて、ここには何があるかと言うと、所謂「回転レストラン」がある。
 ……が、建物の写真撮るのを忘れた。
 回転レストランといっても勝手に回転してくれるので(それはそれで魅力があるのだが画になりにくい)、さらに屋上にでて、あたりを見回す。
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 おおー!明石海峡大橋が見えるぜ!向かいにはパソナ島。
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 おそらく関空方向あるいはみさき公園方向を見ているんだと思うが、水平線しか見えない。
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 そして神戸市内。
 めっちゃ景色ええな!
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 須磨駅を発車するJRも丸見えだぜぇ!
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 そして神戸空港も見える。
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 飛行機も見えるよ。
 神戸空港は伊丹、関空との空域に取り合いもあって離陸着陸ともに西側を通るので、神戸空港西側にある須磨浦山上遊園の目の前を飛行機が飛んでいく。
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 地上をタクシーしている飛行機も見えるよー。


さて、神戸市内に戻ろう

 というわけで、須磨浦山上遊園を堪能。
 いやー、これ安いぞ!電車のチケットとセットで900円って値段がおかしいぞ。
 っていうか元々のセット券(1,200円)が高い……
 これはおトクだ!これだけの体験ができたんだから実質0円だね(言ってみたかっただけ)。
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 さて、下りのカーレーターに乗る。
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 下りだとちょっと恐い。
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 ロープウェイに乗り換えてー。
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 須磨浦公園駅に到着!
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 帰りの山陽電車は須磨行き。またかよ!行きの逆版の時間かかるヤツじゃん!
 帰りの車両は1968年製!ついに製造から50年以上!電車って長持ちするんだなぁ。
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 山陽須磨駅で乗り換え時間ヒマだったから外に出てみた。
 駅の存在感がねぇ……。まじで山陽電車が最寄り駅で大阪方面に向かう場合、この後ろにはJRの須磨駅があるので乗り換えた方が速いからみんな乗り換えるわな。本数多いし、山陽電車に乗っていても神戸高速線に入って初乗りさらに加算されるので、JRに途中から乗り換えてもそっちの方が安いし。
 沿線人口は多いんだけど山陽電車に乗る客が少ないのは仕方がないと言えば仕方がないけど、うーん。
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 みんな、甘いものは大好きか?
 みんな、あんこは大好きか?
 俺は大好きだ!


みんな大好き御座候

 今川焼とか大判焼とか回転焼とか太鼓饅頭とか呼ばれるどこでも売ってるアレ。
 アレおいしいよねぇ。色々なチェーン店もあるけれど、おそらく一番おいしくて、一番安いのはどこかというと、そりゃもう「御座候」でございますよ(私の独断と偏見調べ)。
 関東だとデパートの地下とかに入ってるくせに、1個85円!驚異の価格85円!
 これ他の店だと100円とか120円とかするじゃん。御座候は85円。
 しかも、あんこがみっちり入ってる。たまにあんこが少ししか入ってないしみったれた今川焼あるけど、悲しくなるよね。もう皮から溢れんばかりに入ったあんこに幸せを感じる。
 どうでもいいけど、昔、横浜髙島屋と横浜そごうで髙島屋の方があんこが多いとか都市伝説あったよね?
 そんな、御座候愛で満ちあふれている私は、工場見学をしなければならんと思っていた次第。今回で行くの2回目だけど。


いざ、工場へ行かん

 姫路駅から高架線沿いを歩くこと15分。東姫路駅から歩いても徒歩15分。駅と駅の中間にある。
 まぁ、俺は姫路城に行ってたから、そこからタクシー乗っちゃったけどね。社会人だから、時間はお金で買うのだ。
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 木々に囲まれた中に、御座候の工場はある。
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 その中にあるのが工場ショップ。
 今日はここに用事です。


工場見学

 御座候の工場見学は原則火曜日以外毎日開催。10:30~と11:00~の2回。
 (詳しくは公式ホームページ参照)
 というわけで、開始10分前までにレジで予約したい旨を伝えればOK。
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 集合時間になって、見学者証を首からぶら下げて案内に従って工場へ行く。
 まずは小豆を炊いているところから。
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 これ全部小豆を炊いてる。すごい数だよねー。
 上にレールがあるの見えるけど、ここに懸垂式モノレールみたいなのが走ってて、小豆やら砂糖やらなんやら自動投入するらしい。
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 時間が近づくと小豆回収人が台車を釜のそばにつける。
 そしてだばーっと出てくるあんこ。
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 えっちらおっちら運ぶ。
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 床に開いた穴に、ざばーっとあんこ投入。これアンホッパーって言うらしいよ。
 スゲー量だよね。
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 これは下の階。先ほどのアンホッパーから出てくるヤツを缶に詰める。
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 そして、お水で冷やすらしい。これで粗熱を取る。
 その後、冷蔵庫に入れて完全に冷やすそうだ。

 ちなみに御座候は「赤あん」と「白あん」の2種類だけ。
 ちなみに赤7:白3ぐらいの比率で製造しているらしい。つまり、売れている量がそれぐらいということ。
 確かに実家にいたときは赤7個白3個で買ってたなぁ。

 工場見学で小豆への思いを馳せたので、今度は工場ショップを楽しむ。


できたて御座候を食べる

 今川焼(回転焼)の呼び名が「御座候」になってるね。
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 さて、工場ショップならではの商品を食べよう。まずは御座候の赤あん、白あん両方食べちゃう。
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 いいよねー、このあんこの盛り。素晴らしい。
 ここの御座候工場売店の特徴はできたてが食べられること。
 え?いつも買ってるけど、充分あったかいからできたて食べられるじゃんと思ったあなた、甘い。あんこだけに。
 他とは違うんです。ここだけなんです。注文を受けてから焼き始めるのです。
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 なので、皮がパリッとしているのです。通常売ってる物は回転が早くてあったかいとはいえ、できてから時間が経っているし、箱に入れられると湿気がこもって皮がふにゃふにゃになっちゃう。でもここのは注文を受けてから焼いて、そのままお皿に出してくれるのでパリッとしたまま。
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 ごめん。この写真食いかけじゃないよ。ちゃんと割ったんだよ。
 もうねー。あんこたっぷり。
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 白あんの方がちょっとお上品な味。
 いやー、うまいぜ。


あずきソフトクリームも食べちゃう

 今度は工場限定の品。
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 こいつですよ。あずきソフトクリーム。
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 これもねー、うまかった。
 ほんのりと小豆の味と舌触りを感じる。ちょっと暑い日だったので丁度良かった。


餃子と肉まんと担々麺も食べちゃう

 御座候って担々麺と餃子と肉まんもやってるんです。
 担々麺と餃子の店は姫路駅前にある。姫路市民であればおなじみらしい。
 その担々麺と餃子がこの工場ショップでも食べられる。
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 値段がクソ安い。
 ちなみに姫路駅前の店も同じ値段だったはず。
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 レンジでチンだね。
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 まぁ、ぶっちゃけこれで130円なので、551で豚まん買った方が満足度は高いと思うよ。
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 そしてこちらが担々麺350円。クソ安い。
 担々麺なのに辛くない謎の麺。うまいかって言われるとそうでもない。ただマズくもない。
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 そしてジャンボ餃子250円。これはまぁまぁ。
 突然の中華を食べてテンションがローになった文章を読まされて、読者の人は驚くかもしれない。でも、知ってた。すごいうまいわけじゃないの。でも、食べるの。ただ、御座候へのリスペクトなの。食べなきゃダメなの。
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 工場ショップでは他にも色々売ってるで~


ミュージアムショップにGO!

 工場ショップと併設されているのがあずきミュージアム。
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 入場料1,000円。おい、いい値段取るなぁ。
 とりあえず、1,000円が高いと思う人いると思う。それはかまわない。
 だけど、御座候好きならミュージアムショップには行ってほしい。入場料はかからないから安心しろ。
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 御座候グッズが売ってる。
 買ったことある人ならこのストラップの意味分かるよね。
 10個買ったときの箱と回転焼がついてるストラップが分かる人には分かる一品。
 もう、どうせなら「白あん」って書いてあるテープとか売って欲しい。
 (分かる人だけ分かってください)
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 買ったったー。


御座候ファンは行くべし!

 というわけで、御座候ワールド堪能したよ。
 御座候好きは一度は行くべきよー。
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 岩手にいるとイヤでも東日本大震災と関わって生活をしなければいけないわけで。
 そんなわけで、阪神・淡路大震災関連施設を見学してみた。


おひるごはーん

 神戸と言えば洋食。
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 こんなん食べたり。
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 こんなん食べたりしたけど、記事は省略だ!
 ビフカツうまかった。
 ココから重い話なので、読みたくない人はここで戻るボタンを押そう!


日本の大震災

 日本において過去「大震災」という名前がついた地震災害は3つ。

 「関東大震災」
 「阪神・淡路大震災」
 「東日本大震災」

 「東日本大震災」のことはもちろん 「阪神・淡路大震災」のことは記憶が鮮明に残っている。
 これら過去の3つの震災はもちろん甚大な被害をもたらしたのだけど、それぞれ関東大震災は火災による焼死、阪神・淡路大震災は建物崩壊による圧死、東日本大震災は津波による水死が多く、特色があるので他の震災のことを勉強するとまた違った視点でのアプローチになって興味深い。
 というわけで、「阪神・淡路大震災」では、建物が地震によって崩壊する姿をテレビでも実際にも見た経験がある。今回はその記憶を補完すべく、震災の爪痕を見学しに行くことにした。
 ただ、政令指定都市を襲ったこの震災には、震災遺構と呼ばれるものがほとんど残っていない。人口密集地帯であったため、復興が優先されたためだ。また、地価が高いため土地の買収費用もかなりの金額になってしまうということもあるだろう。
 今回は数少ない震災の爪痕が残る施設とその資料館を見学してきた。


神戸港震災メモリアルパーク

 神戸港メリケンパーク。神戸ポートタワーや海洋博物館、ホテルオークラなどがあるこの場所の一角に「神戸港震災メモリアルパーク」はある。
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 ここは阪神・淡路大震災で甚大な被害が出たメリケン波止場を震災で崩壊した状態のまま、保存してある施設である。
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 モニュメント的なものは時計をモチーフにして、発生時刻の5時46分を示している。
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 写真の左側が海、右側が陸。
 おわかりいただけるだろうか。岸壁が海に傾いて沈んでいる。
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 こちらは手前が海で、奥が陸(見りゃわかるか)。
 崩壊という言葉がそのままな状況。
 東日本大震災では、建物の被害は(少なからずあったけど地震の規模の割に)少なかった。耐震技術の向上や法規制の変更なども要因としてあるけれど、地震の規模の割に周期1-2秒のキラーパルスと呼ばれる地震動が少なかったのも大きな要因である。阪神・淡路大震災ではこのキラーパルスによって、多くの建物(特に木造建築物)に大きな被害が出た。
 震災遺構についてはできるだけ多く残していった方がいいと思うが、阪神・淡路大震災の神戸市にある震災遺構はほぼここだけと言っていい(地味なヤツはもうちょっとあるけど。あと淡路島にもそこそこある)。


人と未来防災センター

 震災遺構があまり残すことができなかったという状況の中で、他の手段でその経験を記録していくための施設がある。阪神電車の岩屋駅と春日野道駅の間の海側、兵庫県立美術館のそばにある「人と未来防災センター」は阪神・淡路大震災で得た経験を後世に継承するために作られた資料館・研究施設である。
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 この施設がなかなかスゴかった。
 最初に入ると映像を見ることになる。当日夜間開館日に行ったのでガラガラで、一人で見ることになった。
 この1.17シアターで、阪神・淡路大震災発生時の再現CG映像を見るのだけど、これが衝撃的。もうこれでもかってぐらいに見せられる。人によってはトラウマものかもしれない。この映像で苦情があったのか、映像を見る前に自信が無かったり気分が悪かったらパスできるとアナウンスされる。
 その後は崩壊した住宅の1/1ジオラマを見学する。これもかなりリアルな作り。
 正直言って、震災遺構よりも偽物とはいえ、災害について心に刺さる。

 ただ、残念なのが、ジオラマ部分も含め多くの場所で撮影禁止であること。
 なので、公式ホームページ神戸市公式観光サイトの写真などを参考にしてほしい。
 日本にいる限り災害は避けられない。そんな日本で住む私たちはこの施設に一度は行くべき施設であると感じた。
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 さて、山陰本線をさらに東へ。
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 城崎温泉に到着。

 旅行はー わが県のみ あひゃあ わが県のみならず、西宮、日本人の問題じゃないですかぁー!命がけでええ↑えええええええ↑ひゃああああっ!!!この世の中を変えるためぇ! ズー、三連休を駆使してぇ! 城崎温泉へぇ!ワハハーン!

 ちょっと取り乱しました。
 日帰り温泉に入浴したさっぱり♪
 更に先を目指します。
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 城崎温泉から先は電化区間なのに、列車は気動車だった。
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 玄武洞駅に到着。
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 お電話すると、船が来る。
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 玄武洞ミュージアムに到着。
 玄武洞を見るためには、このミュージアムで入場料払わないといけないと思ってたんです。
 でも、実際には関係ないの。なんか石の博物館の入場料であって、玄武洞のじゃないの。玄武洞は無料なの。みんな勘違いしないようにね。おれは払ってしまった。
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 自然が作るものは美しいな。うん。

 帰りは玄武洞公園バス停より「たじまわる」というバスで但馬空港へ。一回乗車するだけでも一日乗車券を買わされる、ステキなシステム。まぁ、500円だから、いいんだけどね。なんかしっくりこない。このバスは期間限定なので、そのバスが走っていなければ、ふたたび船に乗ってバスか電車を利用することになる。今回は運が良かった。
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 山陰本線を東へ。

 やはり鉄な人々にとってはここで降りなければならない場所。

 というわけで、餘部駅で降りる。
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 そしてこの駅は余部鉄橋の最寄り駅である。
 ※駅は「餘部」、鉄橋は「余部」
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 2010年に老朽化により橋梁は掛け替えられたが、それまでの橋梁は非常に特徴的な外観をしていたため、現在もその一部が保存されている。
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 これが旧橋梁の写真。
 そして、1986年には強風によりここから列車が転落する事故が起きている。
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 旧橋梁の一部は空の駅として展望台になっている。
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 線路なども一部保存。右側が新橋梁。この上を走っていたって思うと、結構恐い。
 かなりの急坂を下ると集落に出る。この坂、冬場は歩けるんだろうか。
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 遠くから見るとそれほどデカくないけど、近くで見ると橋梁の土台はかなりデカい。
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 このように保存されている。

 これだけの高さ、長さの橋を1912年(明治45年)に完成したというのは感心する。ただ、ただ、すごいなぁ、と。
近隣はきれいに整備されていて、道の駅もある。あと、鉄道マニアがやっていると思われる謎の「鉄橋の駅」という店がある。半ズボン氏がいるので要注意だ。

 この空の駅にエレベーターが付くらしいけど、少しだけ残った鉄橋の外観が見られなくなってしまうんじゃないだろうか。そういったことにならないような設計にして欲しい。
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 鳥取から普通列車に乗り、浜坂温泉で下車。
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 新しくしてるんだけど、なんか昭和を感じる看板がお出迎え。

 古い街並みが残っていて、共同洗濯場とか残ってたりする。
 そんななか公共日帰り温泉のユートピア浜坂で、温泉たまごゆで場所なるものを発見!
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 カニを茹でないでくださいって!
 こんなところで茹でる人いるのか!
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