室堂が最高点の標高2,450m。ここからは下る一方です。
 ここからは日本で2路線しかない、無軌条電車(トロリーバス)に乗る。中国ではいっぱい走ってるけどね。
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 臨時便が登場。ここも結構融通きかせて走らせている模様。
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 初めてのトロリーバスにわくわく。発車した時の音が確かに電車みたい。
 そもそも、これ、法律上は電車。なので保安設備とかも鉄道いや単線の路面電車なみの設備が整っている。
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 途中のすれ違い箇所での様子。結構車幅がぎりぎり。
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 よくもまぁ、こんな狭いトンネルを結構スピードをだして走る。さすがプロの技。
 やっぱり鉄道なので、出発信号がある。一定時間青信号を出して、その間の通過台数をカウント。その台数が駅に到着すると、逆方向の信号に青を表示することができるという仕組み。ちゃんと閉塞装置もあるのね。
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 トロリーポール。普通の鉄道は架線が1本だけど、トロリーバスは2本。通常の鉄道は車輪からレールを通して変電所に電気を返すけど(+と-ね)、トロリーバスはゴムタイヤなので車輪から電気を通すわけにいかず、もう1本の架線で電気を返す(これはゴムタイヤ使ってる新交通システムはみんな一緒。見えないけど)。
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 というわけであっという間に大観峰に到着。
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 駅は大混雑。
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 だが、展望台からの景色は素晴らしい。
 この駅は駅から出られない。断崖絶壁に小さい駅舎が建っていて展望台があるだけ。だから駅は逃げ場がなくて大混雑。これ、どっちかが止まると大混雑どころの騒ぎじゃなくなるのかしら。片方止まったらすぐにもう片方も運転中止しないと大変なことになるよね。

 さて、次はロープウェイ。
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 ホームに並んでいると遠くに上ってくるロープウェーが見えた。
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 すごい。途中に支柱が一切ない。これ強風が吹いても大丈夫なのかしら。
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 ロープウェー車内から大観峰駅を見る。なんかとんでもないところに駅があるなぁ。
 よくあんなところに駅が作れたものだと感心する。しかも作ったのは昭和40年代というのだから驚き。日本の技術すげー。
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 というわけで黒部平駅に到着。
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 「デジカメで写真撮るよ~。無料だよ~。でもこっちのカメラでも撮るよ~。気に入ったら買ってね~。」というお兄さんがいろいろな言葉(英語・中国語・タイ語)を駆使して、外国人観光客に営業してた。でも、あまり通じてないのか、観光客のデジカメで撮った後、お兄さんのカメラを構えると焦ってた人が多し。まぁ、強い気持ちを持って買うのを断ればいいだけなんだけどね。
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 大観峰から標高にして500mほど一気に降りてきたけど、黒部ダムはまだ350mも下のほうにある。
 さて、次の乗り物はケーブルカー。
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 全線地下を走る珍しいケーブルカー。全線地下って青函トンネルに設置されているものとここぐらい?
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 というわけでついに黒部湖駅に到着。