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カテゴリ:2019旅行の記録 > 2019_15回目_KRK/WAW/HKG

ホテルの近くに鉄道博物館があるので行ってみた。


Holiday Innに宿泊

 みんな大好きIHG!
 昨晩はホリデーインに宿泊。
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 まぁ、記事にするほどでもないよね。
 Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)から歩けるかと思ったら、道路を渡る手段が見つからずかなり遠回りになった。徒歩12分なんだけど駅の北側に出て行こうとすると詰むので、南側の広い通りから攻めるといいと思うよ。路面電車に乗ってもいいけど。


ワルシャワには鉄道博物館がある

 Holiday InnからWarszawa Centralnaとは反対方向の西側に歩くと、ワルシャワの近郊電車(KMとSKM)と通勤電車(WKD)の駅であるWarszawa Ochotaがあり、この駅と道路挟んで反対側にStacja Museum(鉄道博物館・正確には駅博物館)がある。
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 昔、この地には「Warszawa Główna」という駅があった。第二次世界大戦により、Dworzec Główny w Warszawie駅が破壊され、元々貨物駅だったこの場所に急遽旅客駅として戦後作られたのがこの「Warszawa Główna」駅。1967年までは主要駅として機能していたが、その後「Warszawa Centralna」駅が開業したため長距離列車の発着がそちらに移り、ローカル列車の発着駅として機能することになる。1997年に旅客営業が廃止された。
 駅名がややこしいんだけど、整理すると……
 Dworzec Główny w Warszawie=Main Railway Station in Warsaw=ワルシャワ中央駅
 Warszawa Główna=Warsaw Main Station=ワルシャワ中央駅
 Warszawa Centralna=Warsaw Central Station=ワルシャワ中央駅
 あら、びっくり!日本語訳すると全部ワルシャワ中央駅になっちゃう!
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 味がある扉を開けて入る。
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 受付で切符(入場券)を購入。ちなみにクレジットカード使える。
 入場料はPLN12、おおよそ350円くらい。


室内展示

 中に入るとまずは室内展示。
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 ここは主に模型の展示だね。
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 結構変態的な車両の模型が展示されてるのよね。
 これは双合式蒸気機関車。2両の通常型タンク式蒸気機関車を背中合わせにくっついているもの。野戦軽便鉄道用としてドイツで考案された。転車台設置困難、軸重制限が厳しい、一定の牽引力が必要という条件において使用されたらしい。日本陸軍もこういった形の蒸気機関車を導入していた。
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 こちらはポーランドで戦前から走っていた気動車。Luxtorpedaと呼ばれた車両。ボンネット付の流線型デザインがヤバい。車と同じく、このボンネットの中にエンジンが積まれており、2エンジンそれぞれに運転士が乗務するという運行だったという。1935年製、最高115km/hで連結せず単車でかっ飛ばす。クラクフに配置されてクラクフ~ザコパネ間を2時間18分で運転したという。
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 これまたヤバい蒸気機関車の模型だよねぇ。
 アメリカのサザンパシフィック鉄道のキャブフォワード型機関車。
 蒸気機関車の煤煙による乗務員窒息問題を解決するためにボイラーと運転台の位置を反対にしてみたもの。それで解決するならどの蒸気機関車もそうすれば良かったじゃないかって感じだけど、本来は後ろの炭水車に石炭を積んでいるので、これを火にくべるのに炭水車とボイラーの投炭口がそばにないと不可能だった。これは石炭の代わりに重油を燃料としていたため、液体だったら一番先頭まで持ってこれるのでこのような形になった。結局この機関車は一番先頭までに重油を持ってくるためにその経路上で漏れ出してレールや動輪にしたたり落ちて、スリップするという欠陥があった。ちなみにそれで大事故が起きてる。
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 こちらはアメリカのユニオンパシフィック鉄道の4000型蒸気機関車。
 ビッグボーイという名称で世界最大の蒸気機関車とされる(諸説あり)。
 動輪がクソいっぱいある蒸気機関車。平坦線でそこそこのスピードと、勾配線を補機不要で登り切る牽引力を追求した結果そうなったらしい。


室外展示

 敷地が広くないせいか、保存車両はギチギチに展示されていた。
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 これはディーゼル機関車だと思うんだけど。自走式除雪車って感じかな。
 このラッセルって言うか雪よけって穴が空きまくりだけど意味があるの?って思ったら、ちゃんと連結器を外してカバー内に収納できるようになってた。
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 展示されている車両は蒸気機関車多め、っていうかほとんど蒸気機関車。
 そして流線型蒸気機関車Pm3-5。あんまり格好良くない……。
 元々はドイツのBR03.10機関車だった模様。戦後ポーランド国鉄に引き継がれ、1967年まで走っており最高速度は150km/h。さすが流線型、速いな。
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 こういう普通な……って言っても日本人からすれば動輪5軸??みたいな感じだけど、そういう蒸気機関車もいいる。コイツはTY2-572蒸気機関車で、ドイツとソ連の戦争勃発により1943年から輸送力向上のために資材を節約して作った蒸気機関車。6,000両も製作されたという。ポーランドでは1,402両が活躍したらしい。
 保守が簡単で使いやすかったという戦時の節約設計の割には名機だったということか。
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 こちらはディーゼルカーSN52-38。
 模型であった変態的なボンネットディーゼルカーに比べると普通の形。
 1954年製。
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 電気機関車ET21-66。
 1960年製。ソ連設計の車両らしい。ポーランドは直流3,000Vで電化されているんだね。
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 解説するの飽きてきたから、全部紹介しないけれど、こんな感じで保存されているよ。


軍隊と鉄道

 ここの展示館で興味深かったのは軍隊と鉄道についての展示があることだ。
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 軍隊と鉄道って切っても切れない深い関係があるのだけど、こういうのって戦争が終わると破壊されたり、記録が焼却されてしまい謎のままになってしまうことが多い。仮に残っていたとしても軍事機密であり、なかなか日の目を見ないことが多いと思う。
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 装甲列車の模型もあった。
 なんだよこれは!銀河鉄道999でしか見たことねぇぞ!
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 まさか実物もあるとはね。
 ドイツが使用していたものらしい。
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 この装甲列車は年に何回か内部の見学ができるらしい。
 やべぇな、この装甲列車。いや、ドイツにはもっと変態的な車両がいたはず……。
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 ポーランドの貴賓車(大統領専用車?)もあるでよ。
 中を見ると、豪華!


保存状態は悪いが面白い

 正直言って、展示車両の保存状態は悪い。
 雨ざらしだし、仕方ない部分もあると思う。
 とはいえ、そもそもヨーロッパの車両に馴染みがないし、まして旧共産圏の車両っていうと面白い。装甲列車も見ることができるし、軍隊と鉄道の展示も興味深かった。
 案内文は半数程度は英語で書いてあるので、なんとなく意味はわかると思う。ポーランド語でしか書いていない展示もあるけど、もし読みたかったらグーグル翻訳を活用したまえ。
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 走って行く電車もよく見えるよん。
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 クラクフからワルシャワまで列車で移動する。
 快適だったポーランド国鉄。


列車の予約

 ポーランド国鉄の予約は簡単だ。

 まぁ、このホームページを見れば普通予約できると思う。

 予約サイトはこれ。まぁ、ぶっちゃけ簡単な英語なので、このサイトでいきなり予約できると思う。
 予約するときはメールアドレスを良く確認すること。メールアドレスが間違ってると、予約が行方不明になる可能性がある。
 いつも窓口は混雑しているので、インターネットで買う方が時間の節約になる。そして、必ず届いたチケットのPDFはダウンロードしておくこと。たまーに圏外とかになっちゃうと、車内改札の時に表示されなくて困っちゃうからね。
 一番速いのはEIPでクラクフ~ワルシャワ間を2時間20分で結ぶ。一等がPLN229(6,300円ぐらい)、二等がPLN150(4,100円ぐらい)なので、そこまで高くない(ちなみに飛行機もLOTが同じぐらいの値段で販売していることもある)。
 二番目に速いのが今回乗ったEICでクラクフ~ワルシャワ間を2時間半~40分ぐらいで結ぶ。一等がPLN199、二等がPLN139でちょっと安い。
 今回は出発時間が丁度良かったのがEICだったのでそれにしてみた。


クラクフ中央駅

 クラクフ中央駅(Kraków Główny)は駅自体は近代的な駅ビルになっているけど、その南側には旧駅舎?など古い建物が残っている。
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 ライトアップの仕方がいいよね。中国とは大違いだ。
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 街はまだまだクリスマス仕様だった。


乗車!

 さて、駅に入る。
 ヨーロッパなので改札は無い。
 打刻しないと罰金とかおぼろげな知識でビクビクしちゃうけど、長距離列車に関して(少なくともポーランドでは)なかった。そもそも紙の乗車券ないし。
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 長距離列車ばかりだけど、意外と本数は多い。
 乗車するのはEIC3150列車。3段目に載ってる列車だね。4番線の階段を上がる。
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 お、なんと客車列車。
 しかも食堂車というかBAR CAR付(この時写真撮ってるのに存在に気づかなかった)。
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 列車番号も確認。EIC3150だね。
 列車はザコパネ(ZAKOPANE)というところから来ているようだ。調べてみるとポーランド南端の街でスロバキア国境に近い街だね。列車はザコパネ、ノヴィ・タルク、ハブフカ、クラクフと停車した後、一気にワルシャワを目指す。クラクフ~ワルシャワで293kmあるはずなので、そこを2時間26分で走るのだから平均120km/hぐらいで走ってることになるのだから、客車列車とはいえ、かなり速い。
 この区間はヨーロッパで初めて開通した高速新線を経由する(初めて走ったわけではない)。250km/hでの運転が可能な設計をしたというが、長いこと160km/hで運転しており、実際に200km/h運転開始したのは2014年かららしい。おそらくEIPが200km/h運転で、EICが160km/h運転なんだろうか。
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 指定された座席につく。外見はそんなに新しそうに見えないけれど、コンセントやUSB充電端子がついているあたり改修されている。ちなみに、そんなに高くなかったので、一等車にしたよ。
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 それでは発車!


座席と車内サービス

 発車するとまずは車内販売……ってわけじゃないな、ドリンク係が来た。
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 コーヒー、紅茶、ミネラルウォーターが一等車は無料。コーヒーをいただく。
 ちなみにテーブルは無接点充電に対応しているっぽかった。
 その後、車内改札。スマホでチケットのPDFを読み取らせる。それとパスポートで氏名との一致を確認。
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 一等車は6人1部屋のコンパートメント。向かい合わせシートとはいえ座り心地は上々。リクライニングもちゃんとする。機内持ち込み用のスーツケースだったからいいけど、大きいスーツケースだと割増料金を払わなければいけないらしい。
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 コンパートメントとはいえ、ガラス張りなので外からは丸見えよーん。
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 まぁ、カーテン閉めることもできるけど。あんまりしめてる人はいなかったかな。老夫婦と同室だった。6人部屋を3人で使う感じ。
 朝早くからずっと動いていたので疲れて、つい居眠り。軌道の状態がいいのか、(日本に比べれば)かなりぶっ飛ばしているにもかかわらず、大きく揺れなくて快適だった。


ワルシャワ着

 起きたらワルシャワだった。
 列車はWarszawa Zachodnia(ワルシャワ西駅)、Warszawa Centralna(ワルシャワ中央駅)と停まって、終点はWarszawa Wschodnia (ワルシャワ東駅)である。日本で例えるなら、上野、東京と停まって終着は品川というところだろうか。
 ワルシャワ西駅で目を覚まし、下車の準備。同室の老夫婦はワルシャワ西駅で降りていった。
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 そして、ワルシャワ中央駅に到着。
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 女性の車掌さんが戸締め確認して、ワルシャワ東駅に向かって走って行った。
 なかなか旅情があるね。これは沼だわ。深い沼。コレを好きになっちゃうと色々大変だと思うので、あんまり手を出さないでおこうと思う。
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 ポーランド来たからポーランド料理食べたい。


ちょっと時間があるのでクラクフ散歩

 ランチも食べてないので、おなかがすいたー。
 おなかがすいたー。
 ご飯を食べよう。ご飯屋をさがして旧市街へ。
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 16時半なのにあたりは真っ暗。
 ちょいちょい、古い建物が登場するクラクフ市街。
 それもそのはず、旧市街全体が世界遺産に登録されている。第二次世界大戦では大きな被害を受けなかったので結果的に、古い街並みが保存された。


観光客向けなお店に突撃

 アジアだと、現地向けのグルメサイトなどを参考にしながら、おいしいお店のオーラを感じ取って、ふらふらふらーって入るんだけど、ヨーロッパに入るとその嗅覚が通用しないのね。不思議なんだけど、アジアでは感じ取れてもヨーロッパでは無理。
 というわけで、トリップアドバイザー様に頼った。
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 旧市街でも一番クラクフ中央駅寄りにあるお店。
 トリップアドバイザーでもGoogleマップでも点数が高いから、まぁ、ものすごくひどいってことはないだろう。
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 なかなか一人だと入りづらいオーラが出てるけど、入る。


量が多いのよね

 まぁ、こういう店って一人ではいる前提にはなっていないから量が多い。
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 とりあえず、ビールどーん!
 パンとパテもどーん!
 パテ多すぎじゃね?
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 まず頼んだのはジュレック(Żurek)。
 クラクフスタイルのZupy(スープ)で、ソーセージとゆで卵が具に入ってる。
 スープとはいえ、結構ボリュームあるね。サワークリーム系の味なんだけど、ライ麦粉を発酵させたものが入っているので、奥行きがある味だね。
 素直においしい。発酵食品は偉大。
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 それとピエロギ(pierogi)。こちらはポーランドの水餃子。
 中身やかけるものによって色々と種類がある。フライドオニオンが載ってる一番シンプルなものにした。
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 ちなみに皮がめちゃくちゃ厚い。かなりおなかにたまる味。
 ちょっとこの量を一人で食べると飽きる。だが、これはこれでもちもちしてておいしかったよ。


内容考えたら安い

 結局注文したのはビールとジュレックとピエロギ。これでも一人ならおなかいっぱい。
 おそらくパンとパテは自動的についてくるんじゃないかな。カードの請求金額は約1,300円で、これに現金のチップを追加。ポーランドの物価がどんなもんかわからないけれど、日本人の感覚的には安いね。
 観光客向けなのであんまり期待していなかったけど、おいしかった。
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 まぁ、特筆するホテルではないけれど。備忘録。


とにかく駅前に泊まりたかった

 飛行機の到着は夜遅いし、翌日のアウシュヴィッツ収容所跡の訪問は朝早く行きたい。
 となると、オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)行きのバスの出発はクラクフ中央駅(Kraków_Główny)からだし、ワルシャワへ移動するにもクラクフ中央駅から鉄道に乗るので、クラクフ中央駅前に泊まっておきたい。
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 というわけで今回の宿はHotel Europejski(ホテルオイロペスキー)にした。
 駅からは迷わず行けば徒歩5分強ぐらい。一応、道路挟んだ反対側はすでに駅と駅ビルの敷地っぽい感じ。
 Hotel.comで7,388円だった。


部屋

 観光地が多い街だからか、何の問題も無く英語も通じた。
 あとは、チェックイン時にクラクフの街歩き地図や見所なども教えてくれた。とても親切。
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 部屋はこんなシングルルーム。
 古い建物だけど妙に新しい割には遅いエレベーターがあって、荷物があっても大丈夫。
 全体的に建物内の廊下とか薄暗いけど……まぁ、仕方ないか。
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 スチーム暖房があるあたりがいいね。
 水回りもきれいだし、タオル等も問題なし!
 強いて言うなら、部屋がちょっと狭いか。
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 窓からの景色はこんな感じだった。
 いいね、路面電車ビュー。


朝食

 このホテルは朝食付。朝食は6時30分からなので、朝一のバスに乗るには間に合わないか。
 まぁ、朝食前にバスのチケットを買いに行って朝食食べてからバスに乗るっていうのも手かもしれない。
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 朝食の内容としてはこんな感じかな。
 ほかにもたくさん食べるものはあったので、食べるものがないってことはなさそう。


まとめ

 まぁ、駅からそれほど遠くないし、特に問題も無い。
 荷物も一日預かってもらえるし、それもいいね。アウシュヴィッツ収容所は荷物の制限が厳しいので、ここで全部預けてしまえる。
 これより値段が下がるとアパートメントになるので、果たしてイレギュラーな時間のフロント対応とか不安だったのでここにしてみた。その辺気にならない人なら、これのさらに半額ぐらいでバスターミナルに面したホテルとかあるのでそっちにしてもいいと思うよ。
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 帰りもミニバスで帰る。だって、安いし、空いてるし。


行きの記事も参考にしてね

 行きの記事はこちら。



帰りのバス

 帰りのバスももちろん4社が走らせている。
 そのうち大型バスを使用するLAJKONIKは、アウシュヴィッツ収容所の敷地内のバス停から出発する。バス停はビルケナウ行きの無料送迎バスと同じ場所だ。
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 時刻表も一緒に載っているのでバス停を共有している。
 ところが、これが敷地内から発車する便利さなので、乗客が集中する。これ1台じゃ乗れねーだろってぐらい客が待っていたりする。
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 というわけで、行きで降りたバス停からミニバスに乗ると空いているので便利。

 バス停の位置はここなので参考にして欲しい。
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 ホントにこの通り来るのか謎な時刻表がバス停に貼ってあるよ。
 時刻表は次のサイトを参考にするべし。

 鉄道も含めた時刻表は上のページを参照していただきたい。
 鉄道も含めた発車順の案内があるが、この全てがアウシュヴィッツ収容所から出発するわけではないので注意
 時間順の発車案内の下に、「LAJKONIK」「Marek Lewanski」「Przewoz Osob JS」「GT TRANS」「POLREGIO」とキャリア毎に選べて、その下に時刻表が出てくるのでそちらもチェックすること。「POLREGIO」は鉄道、「LAJKONIK」は大型バス、それ以外は小型バスだ。
 発車順の案内で「Leaving from」が「Oświęcim Muzeum Auschwitz」となっていたら敷地内のバス停から、「Oświęcim Więźniów Oświęcimia」となっていたら写真の裏通りのバス停から出発する。「Oświęcim Lodowisko」のバス停から出発するバスはアウシュヴィッツ収容所近くのバス停は通過しないので注意
 ちなみにバスのチケットは販売していないので車内で購入する。乗車時に行先を言えば大丈夫。おそらく、現金のみなので注意。


というわけで帰る

 帰りも
Przewoz Osob JSのバスだったのかな。
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 帰りはなぜか段ボールが前面に設置されていた。
 助手席から車内に入る。
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 特等席ゲット。
 2時間近く揺られてクラクフへ。
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 ふぅ、帰ってきたぜ!
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 悲惨なことが起きた施設。


アウシュヴィッツ収容所

 まぁ、あのアウシュヴィッツですよ。
 第二次大戦中にドイツによって引き起こされたホロコーストの舞台ですよ。
 おそらく高校の世界史で習ったよね?
 ナチスドイツによってユダヤ人大虐殺が行われた舞台の一つがアウシュヴィッツ収容所。
 人として、一度は行っておかねばならぬ場所。


見学するその前に

 アウシュヴィッツ収容所跡の見学できる時間は7時半から。最終入場時間は月によって違うので、公式ホームページを確認して欲しい(12月は14時まで、夏は19時まで)。最終入場時間から1時間半後に完全閉館となる。


公式ホームページ

 見学可能時間の早朝と終わりの方はツアーなし無料で見学できるが、これも人数制限がある。昼間はツアーで入るしかない。当日のチケットは入手できなくはないけれど、基本的にはツアーありだろうがなしだろうが予約は必須。なので、事前にホームページで予約しておこう。

 予約の方法はここが詳しい。
 その他色々な情報は以下のページに書いてあるので参考にしたらいいと思う。

 まぁ、あとはクラクフ発の日帰りツアーなども充実しているので、そちらを使うのもいいかも。クラクフから足つきでもちろんアウシュヴィッツ入場の予約も込みで手配できる。お値段はそりゃ路線バスに比べたら高いけど、そこまで高くない気はする。ただし、日本語ツアーはお高め。
 それとアウシュヴィッツの公式ガイドで中谷さんという方がいらっしゃる。その人にガイドをお願いするのも一考。おそらく得られる情報量はこのお方にガイドをお願いするのが一番。ただし、直接メールするという予約方法だけなので、心理的ハードルは高い。お忙しい方でいらっしゃるので、なるべく早い時期に、日程にゆとりを持たせてメールしてみるといいと思う。このお方のメールアドレスは公開していいものかどうか悩むので、ググれ。


アウシュヴィッツがクソ混んでた

 ここまで、予約の重要性を説いてきた。
 そんなに書いているにも関わらず、俺予約せずに行ったんだよね。
 しかも、思ったより遅い時間のバスになってしまったので、アウシュヴィッツ到着したのは10時過ぎ。もうツアーしか入れない。
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 そして入場券を求める列がものすごい長い。
 マジで長い。
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 入場券ブースからずーっっと人の列が続く。
 え?なんで?この日は12月30日で月曜日だし、冬は閑散期なんじゃないの?と余裕ぶっこいた自分に反省する。他の観光スポットが休みだったり年末だったり、色々あるのかもしれないけれど、えらい混雑だった。
 もし、何も予約していなければ朝一番のバスに乗るべきだ。朝一番のバスで6時20分発。これでもおそらく到着は8時頃。でも、これが最速なので仕方がない。あるいは、オシフィエンチムに泊まるとか。
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 というわけで、並んでたらいつ入場券ブースにたどり着けるかわからないので、あっさり諦める。
 まぁ、また来ればいいし(と思ったらコロナだし)。


フリー入場のビルケナウへ行く

 アウシュヴィッツ収容所は第一~第三に分かれており、いわゆるアウシュヴィッツと呼ばれ、色々な建物があって予約が必要なのは第一収容所である。そういった予約が必要なく見学できるのは第二収容所、通称ビルケナウである。
 というわけで、そっちに行ってみた(もちろん第一収容所を見学した人もビルケナウは見学した方がいい)。
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 アウシュヴィッツから無料の送迎バスが運行されており、ビルケナウに移動できる。
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 バスは平日20分ごと、週末は10分ごとに運行している。


ビルケナウだけでも見応えあった

 まぁ、アウシュヴィッツ見た方がいいと思うんだけどね。
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 いわゆる線路があるのはビルケナウ。
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 「あぁ、これがアウシュヴィッツね」っていう写真が撮れるのはビルケナウ。覚えておこうね。
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 収容されたユダヤ人はこの3段ベッドで睡眠を取っていた。
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 粗末な建物と暖房設備の貧弱さを考えると冬は極寒だったと思われる。
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 ここはサウナと呼ばれる建物。
 新しく収容される人々がまず通る場所。
 髪を剃って殺菌してシャワーを浴び囚人服が渡されるところ。
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 一瞬、焼却炉?もしや……なんて思ってしまうが、高圧蒸気釜でおそらく衣服の殺菌などが行われていた模様である。
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 これは先ほどの裏側。
 間違っても焼却炉というわけではない。
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 入口にあった線路の終端側。
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 貨車も残されていた。
 いや、貨車と言っていいのかどうか。人が乗っていたはずだ。


というわけで

 ビルケナウだけでもかなり見応えがあったように思う。
 だけど、ある意味きれいに保存されている場所なので、生々しさとかが薄らいでる感じがした。
 やっぱり見といた方がいいと思うよ、アウシュヴィッツは。
 あ、あとトイレは入口付近のは有料だけど、線路の一番奥にあるトイレは無料だよ。
 それとポケモンGOはこの敷地では一切出ないし、ポケストップもないよ。
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 クラクフに来たら、やっぱりアウシュヴィッツに行かないとね。
 ギリギリにポーランド行きを決めたので、ツアーとか申し込めず自力で行くことにする。


グッモーニン!

 朝。
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 といっても暗い。一応これで6時半。
 ホテルで朝食を食べて出発。
 駅前の通り沿いにあった24時間営業の「Kantor CFS 24h Exchange」で両替。千円札でも問題なく受け取ってもらえた。おおよそ4%程度の為替レートから引かれていた。まぁ、ATMだと金額大きくなりがちだし、小銭が手に入らないので、そんなに多く両替しないんであれば、両替屋で両替する方がいいんじゃないかな。
 ちなみに、クレジットカードが使えるところが多いので、そんなに現金は必要ではない。


アウシュヴィッツへのバス

 アウシュヴィッツ収容所跡があるオシフィエンチムの街へは鉄道かバスどちらでも行ける。
 ただ鉄道の場合、オシフィエンチムの駅から2kmほど離れているので、結局タクシーかバスか徒歩になる。なので、特に鉄道に乗りたいって訳でなければバスに乗るのがいいと思う。
 ちなみにアウシュヴィッツ(Auschwitz)はドイツ語の地名、ポーランド語の地名はオシフィエンチム(Oświęcim)。やはり負の感情があるみたいなので、基本的にはオシフィエンチム(Oświęcim)って言った方がいいと思う。
 クラクフのバスターミナルはクラクフ中央駅(Kraków Główny)の東側(ショッピングモールの反対側)にある。まぁ、普通に行けば気づくと思う。2階に待合室兼切符売り場がある。
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 それほど広くはない。窓口で切符を買おう。
 オシフィエンチムの発音は本当に抑揚のない(日本語的に発音して大丈夫な)「オシフィエンチム」なので、「オシフィエンチムミューズィアム」とか言えば、問題なくチケット買えるよ。
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 運賃はPLN12。350円くらい(大型バスのLAJKONIKだとPLN15)。クソ安い。1時間半もバスに乗るのに。ちなみにクレジットカード使えるよ。○がついているG7はバス停を示す。便によって乗り場が違うことがあるので良く確認を。一応便指定なので、早めの便が埋まっていると遅い便になる。今回は7時23分に買ったけど、取れたチケットは8時15分発のだった。
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 行ったときに見た時刻表ではオシフィエンチム行きのバスはたくさんあるが、本当にこれが毎日走っているとは思えない(たぶん時刻の下が運転日だと思う)ので、参考までにして欲しい。
 ちなみにバスは4社走っていて、どのチケットも同じ窓口で買えるのか、それとも違うのか、それは謎。一応、前日から買えるらしいのと、本当に便指定なのか謎。


 鉄道も含めた時刻表は上のページを参照していただきたい。
 鉄道も含めた発車順の案内があるが、この全てがアウシュヴィッツ収容所に行くわけでは無いので注意
 時間順の発車案内の下に、「LAJKONIK」「Marek Lewanski」「Przewoz Osob JS」「GT TRANS」「POLREGIO」とキャリア毎に選べて、その下に時刻表が出てくるのでそちらもチェックすること。「POLREGIO」は鉄道、「LAJKONIK」は大型バス、それ以外は小型バスだ。時刻表で「via Zarki」となっているものはアウシュヴィッツ収容所跡には行かない、「via Zator」となっているものがアウシュヴィッツ収容所跡へ行くので覚えておこう。どっちか書いてなかったら、アウシュヴィッツ博物館行きのバスなので安心して欲しい。
 帰りは……また帰りの時に解説するけど、発車順の案内で「Leaving from」が「Oświęcim Muzeum Auschwitz」となっていたら敷地内のバス停から、「Oświęcim Więźniów Oświęcimia」となっていたら裏通りのバス停から出発するので参考にして欲しい。


というわけで乗車

 乗車券に記載されたG7バス乗り場で15分前から待つ。
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 でもバスが来るのは直前なのでそんなに早くから待たなくてもいいかもしれない。
 なんか、大きめのワゴン車みたいだが、これがバスだ。ちなみに助手席っぽいドアを開けて、乗り込む。切符なしで乗ろうとしていた人は断られていたので、切符は買っておいた方がいいと思う。
 これが「Przewoz Osob JS」のバスってことなんだろうか。
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 内部は2+1の3列シート。
 途中区間で乗ったり降りたりする人がいるので、なるべく奥の方に座ろう。降りるのは終点だ。
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 途中ちょっとだけ雪景色になったりしたが、道中ほぼ雪なし。
 すべて下道で行くので、集落毎に乗降があったりする。
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 1時間半ほど乗って到着!写真は逆サイドのバス停。
 え、ここ?みたいなところで降ろされるが、ここから西に行けばアウシュヴィッツ収容所跡だ。

 普通に西に向かって駐車場みたいな所を歩いて行くと5分ぐらいで着くよ!
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 さて、このままポーランド国内線へ乗継!
 77W→321→E195と順調にサイズが小さくなっていくぜぇ。


ポーランド国内線へ

 さて、ワルシャワ空港。
 外に出るとキリッとした寒さを感じる。この背筋が伸びるような寒さ、キライじゃない。
 気温はわずかに氷点下。
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 無事に締め切り20分前に滑り込み。
 今回のチケットは超激安の片道航空券で、荷物預けはなし。
 でも、LOTポーランド航空の場合、どんなに安いチケットでもスタアラゴールド持っていれば荷物を預けることができる。これはいいね!
 手荷物検査もスタアラゴールドの場合別の検査場を通過できるのですいすい通過。


LOTポーランド航空ラウンジ(シェンゲン内)

 さて、ラウンジ訪問。
 シェンゲン内ラウンジなのであまり期待していない。
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 コンコースより一つ上の階にあるよ。
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 シェンゲン外エリアにもLOのラウンジあるからね。間違えないようにね。
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 やたらと瓶飲料が充実してた。
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 おら!肉食え!って感じの食べ物。
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 夜遅い時間だったのでガラガラ。
 そんなに広くないので、座席の間隔は狭め。
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 もうとにかく眠かったので、ここでご飯食べておいて、ホテルはバタンキューで寝られるように準備。
 肉ビール炭水化物というどうしようもない組み合わせでおなかを満たす。
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 ちなみにLOTの自社上級会員専用なのかビジネスクラス利用者専用なのかわからないけど、ラウンジの中にさらに別ラウンジがある模様。


搭乗ゲート変更、出発時間変更×2

 さて、ゲートに行くか。
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 てくてく歩いてゲートへ。
 ラウンジの閑散ぷりに比べて、空港内の人はそれほど少ないわけじゃない。
 ゲートに行くと、突然人だかりが違うゲートに動き出したので、ゲートチェンジになった模様。一緒に歩いて行く。変更後のゲートはバスゲート。
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 結局、出発時間が19:40→20:00→20:20と変更が続く。
 とはいえ20時過ぎには搭乗開始できた。
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 バスに乗って飛行機へ。今夜の便はE195!
 小ぶりな大好き飛行機。この路線DH8とかのプロペラも飛んでるから、ジェットなだけ運がいいかも。
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 隣は空席だったけど、8割ぐらいの搭乗率だったかな。
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 というわけで、離陸~。


機内サービス

 フライト時間は30分!
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 それでもコーヒーと……
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 チョコレートくれた。
 怒濤のサービス。何も無いかと思ったらあったわ。


到着~ホテルまではUBERで

 さて、クラクフにいよいよ到着!
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 いいねー。寒いねー。
 結構、寒い。
 今晩のホテルはクラクフ中央駅の近くで、電車やバスで行く方法もあったんだけど、本数少ないし面倒くさいのでUberに乗っちゃう。高速道路を使って19km、チップ込みで31.27ズロチ。だいたい900円前後ぐらいかな。意外と安くて便利だった。
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 さぁ、初めての東欧突入!
 イケイケエアラインのターキッシュエアラインズで乗り込みまっす!


やっぱり空港がデカい

 もうね。潤沢に土地がある、新しい空港ってヤバいな!
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 とりあえずいつタバコ吸えるかわからないので、まずは外で吸っとく。
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 くそでけぇ。
 そしてチェックインカウンターはほぼTKのもの。
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 どんだけ飛ばしてるんだよ。どんだけイケイケなんだよ。
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 なんか全てのサイズ感がデカくてビビる。
 マジでビビる。


スタアラゴールドラウンジへ

 ターキッシュエアラインズのお膝元にはラウンジが2つ。
 ビジネスラウンジとMiles&Smiles ラウンジで、ビジネスクラス用とスタアラゴールド用ラウンジが分かれてる。
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 こちらはビジネスクラスラウンジの入口。
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 こちらはスタアラゴールドラウンジの入口。
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 入口は自動改札なので楽ちん。
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 とりあえずシャワー浴びた。
 朝から浴びてなかったからありがたい。
 ブースはめっちゃきれいだったよ。ちゃんと掃除されてる。


世界最大級の食わせラウンジ

 さて、ターキッシュエアラインズの本拠地ラウンジなので期待を高めて突撃!
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 とにかくオープンキッチンでがんがん料理を作ってる。
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 いったいブースがいくつあるんだって感じ。
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 オラオラオラ~。
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 これなんて言うんだっけ?
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 キモ甘コーナーも充実。
 やべぇな、このラウンジ。とにかく食わせる。食べればみんな幸せ感がハンパない。
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 ドリンクも充実。もう、水なんて機内で飲めやーってぐらいたくさん。
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 AYRANは樽に入ってた。
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 瓶のもあったよ。飲むヨーグルトだけど甘くない!ちょっとしょっぱい!
 これおいしかった。クセになるぜ!
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 さて、色々食べる。トルコ料理うまいな!
 まぁ、無難な味とも言えるかもしれないが。
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 あと、このできたてのチーズのっかったピザっぽいやつがうまい。
 あかん、このラウンジはあかん。胃袋の隙間の限り食べてしまう。
 なんかね、みんなおいしそうなんだよね。
 ここまで食べさせることに全フリしているのもいいね。
 とはいえ、他のエリアが手を抜いているわけではなく、落ち着いてくつろげる場所やキッズスペースなどもちゃんと用意されている。
 スタアラゴールドラウンジでこれなんだったらビジネスクラスラウンジはどうなっているんだろうか。


搭乗

 さて、搭乗。
 この空港の欠点は巨大すぎるわりに、ラウンジが中央の1カ所ずつしかないこと。
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 搭乗口までが遠い。ホント遠い。
 結構前にラウンジを出ないと乗り遅れちゃう。
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 そしてボーディング開始時間が16時20分からって言われたからその時間になるように着いたら、サイレントディレイで飛行機着いてすらないし。さすがにラウンジまで戻るのもしんどいので近くのベンチで座って待つ。
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 今日の飛行機がやってきた。
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 搭乗したのは17時10分頃。待たせやがってクソ!最初からその時間表示しとけ!
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 機材はちょっと古めかなって思ったんだけど11年選手でそうでもなかった。
 エンタメがちょっと古い。
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 搭乗率6割ぐらいかな。
 自分の列は誰も来なくてエコフラットできた。
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 というわけでわずか2時間のフライトだけど離陸!


機内食

 いや、もう食べられないんだけど。
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 結局手をつけたら食べてしまった。
 TKの機内食、うまいぜ!
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 この挽肉の塊はどこでも出てきたけど、どこでもうまかった。


着陸~入国

 わずか2時間のフライト。
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 道中になんか輝く場所があったんだけど、これなんだ?
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 拡大して写真撮ってもさっぱりわからん。
 出発はディレイしてたけど、結構取り戻して、結局到着は10分遅れぐらい。
 ところがこの後、時間があんまりない!次のポーランド国内線への乗継時間が別切りの上に、締め切り時間を勘違いしていて、荷物のドロップは1時間前まで!というわけで降りてから40分でイミグレを抜けて出発カウンターに行かねばならぬ。そして、そんなときに限って列の前に並んでいる人が、イミグレで怪しまれて手続が長い。
 困ったので、すでに待つ人がいなかったEU市民レーンに行って、乗り継ぎ時間がないので急いでるんですって言ったら、すぐに通してくれた!
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 いやー、ありがたいねー。
 寒い国にやってきたよ!
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 TK(ターキッシュエアライン)はイスタンブールでの乗継客向けに無料ツアーを実施している。
 丁度それなりに長い時間の乗継があったので、参加してみた。
 食事無料!交通費無料!入場料無料!ホントに全て無料!


TK無料ツアー"Touristanbul"

 イスタンブールは観光地として結構いいところだと思うんだけど、ターキッシュエアラインとしてはさらに利用者を獲得するべくイスタンブール乗継客を増やしていきたい。
 そこで実施しているのは、乗継客向けにイスタンブール市内ツアーを無料提供すること。
 エミレーツとかカタール航空とかも実施している市内無料ツアー。これは参加するしかない。

 ツアーの時間や、内容は公式ホームページを見ておくれ。
 短い時間のツアーだったりすると食事はつかない。


申込はホテルデスクで

 イスタンブールの空港の到着口を出たらひたすら右へ進むとホテルデスクがある。
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 ツアーイスタンブールはここで申込。
 ちなみに、搭乗券とパスポートを渡したら、特に何も言わなくても最大限の時間のツアーのセットが出てきた。もし、短いツアーのに参加したいということであれば、申し出ること。
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 こういったセットがもらえる。
 右のT19って書いてあるヤツは首からぶら下げられるようになっているので、ぶら下げておこう。わかるようになっていた方が何かと向こうの人にとって便利だ。
 申込後は開始時間になるまで待機。
 ぼーっとしたり外行ったりご自由に。
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 ホテルデスク前のベンチがあるところで、ツアー開始時間になると名前呼ばれるので返事しよう!
 手を上げてYes!とかHere!ってみんな答えてたよ。
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 いることを確認したらみんなでずらずら歩いてバス乗り場まで行く。
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 指定されたバスに乗車。
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 なぜかアジア人はアジア人で座る不思議。


朝食

 さて、今回のツアーは2食付き。
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 なんか城壁見た。
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 朝食会場に到着。
 さぁ、朝ご飯だ!
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 パンとチーズと卵と野菜、オリーブがメニュー。
 やたらとパンにつけるジャムとかは充実してた。
 おいしいかって言うと……無料で文句言っちゃいけないよね。
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 はぐれたら、さっきの朝ご飯食べたお店に戻ってきてねと注意されて、見物に出発。
 アラスタバザールを通り抜ける。店をじっくり見たりする時間はもちろんない。
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 まぁ、基本的には見失わないようにスタスタ歩いて行く。


アヤソフィア

 行程表の一番最後に載っていたアヤソフィアにまず行く。
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 入場券購入で長蛇の列だったが、無料ツアーはチケット買わずに入場。
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 ちょっと手荷物検査では並んだかな。
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 さぁ、入るベ。
 入ったところで、戻ってくる時間を指定されて、中ではフリー見学。
 このアヤソフィアは歴史に翻弄されたというか、まぁ色々あったわけです。西暦360年(!)にキリスト教の大聖堂として作られた後、焼失。537年に再建され、オスマン帝国により1453年に収奪されて、モスクになった。1935年にトルコ共和国の手によって無宗教の文化財として開放されている。キリスト教からイスラム教に変わったわけだけど、モザイク画は漆喰で塗りつぶされていただけなので、後年漆喰が剥がされてモザイク画の修復が行われた。
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 一目で、あ、これすげーなって思う。
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 巨大な吹き抜け&ドーム。
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 秘密の通路感がある階段を上がると……。
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 今度は上からドームの中が見られる。
 これ、たぶん2時間ぐらいぼーっと見てられるわ。
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 これらの壁画は800-1200年頃に書かれたもの。
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 1000年以上前のモザイク画がこのように残っているというのは不思議な気持ちになる。
 もちろん修復などがされているんだけど、漆喰の下にあったからこれだけきれいに復元できるほど保存されていたのだろうか。
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 これだけの巨大な空間。
 これらの写真では正直良さが全く伝えられてないけれど、見学できてとても良かった。


ドイツの泉

 Hippodrome: German Fountainと言われるところ。
 日本語で訳すとドイツの泉。
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 正直、アヤソフィアのインパクトがでかすぎて、ふーんとしかならない。
 オスマントルコ帝国アブドゥルハミト2世王位就任15周年を記念して、ドイツ帝国ウィルヘルム2世が贈呈したものらしい。実はこのドームの裏側がモザイク画になっているらしい。見とけば良かった、ちくしょう!


蛇の柱

 Serpentine Columnというところ。
 ……そもそも写真すら撮ってない。


テオドシウス1世のオベリスク

 Obelisk of Thedosiusというところ。
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元々は紀元前1490年、トトメス3世の時代にルクソールのカルナック神殿に建てられたもの。これをテオドシウス1世は3つに分割してこの場所に390年に建てた。ということは、ここに建って1,600年以上、元々は3,500年以上昔のもの!その割にはすごいきれいだし、とてもそんなに古いように見えない。


ブルーモスク

 ここ行くはずだったんだけど、閉まっていたので今回はスルー。
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 外観だけは見た。
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 中には入れないのは残念。


ランチ

 さて、朝食会場に戻る。
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 みんなでとことこ歩く。
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 最初のバザールを通る。
 怪しい日本語を操るトルコ人に絡まれる。
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 というわけで、昼食会場に戻ってきた。
 毎日、毎日、ターキッシュエアラインからお金が入るから、実に安定した食堂だよね。
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 というわけで、昼食。朝食よりわくわく感がする。
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 この肉がうまかったなー。この後色々なところでこの料理食べるのだが、普通においしかった。


空港に戻る

 さて、またバスに乗り空港へ。
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 海岸線を走る。
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 空港に戻ってきた。だいたい15時ぐらいに戻ってきたので、ほぼ時間通り。


まとめ

 まぁ、なんというか時間がたっぷり見積もられているのでかなり時間が余ってる感はあった。
 特に昼食後。あまりにも時間があったのでバザールをちょっと見る時間ぐらいはあったよ。まぁ、これはブルーモスク行かなかったからかもしれないけれど。
 とにかく、無料で見られるのでちょっと長めのトランジットには最適!
 トルコ行ったことない人がトランジットする時には参加してみるといいと思う。あえて、長めにトランジットするのもいいかもしれないね。
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